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風越 龍のブログ一覧

2013年09月01日 イイね!

沈む街 大夕張へ 其の6(三弦橋 大夕張の沈む大地)


ほんの5年前。
愛機で通過したシューパロトンネル。
反対側で閉塞処理されたのでしょうか・・・・・。







水が抜かれた大夕張ダム。
おかげで三弦橋の高さが一層際立つ。







大夕張ダム管理棟名盤。
ここももうじき、地上から消える建物。







窓硝子から射し込む光だろうか・・・・・。
優しく輝く。
私にとって今生の別れの輝き。







元の大夕張の大地が再び姿を現した。







ああ・・・三弦橋。
なんて美しい橋なのだろう。

大夕張ダム付け替えで僅か5年しか使わなかった林鉄の鉄橋。
この設計者は大夕張出身だという。
大夕張の風景に溶け込み、でも薄れない存在感。
秀逸な設計であることは間違いない。







林鉄の鉄橋。
此処までゴトゴト・・・・ではなくキーキー鳴きながら降りてきて、三弦橋を渡るとホッと一息・・・なんて機関士の話も。
カーブがキツイ林鉄の機関士はさぞや気を使う大変な仕事だったに違いない。







ここの鉄橋だって結構な高さがある。
しかも昭和製、もう50年近く経つのに朽ちることなく在り続ける姿。
余程しっかり造ったのだろう。




角度によって姿が変わる。
そして多分、今回の訪問でこの場所からの三弦橋は永遠にお別れ。
そう思うとシャッターを切る手に力が入る。







満水の大夕張ダムに浮かぶ三弦橋。
そんな当たり前の景色はもう見られない・・・・・・。







しかし水が抜けたからこその景色もある。
暗渠ではないか。
林鉄の路盤をアンダークロスする通路ではないか・・・と勝手な想像をしてみる。
でも路盤跡ならばこの辺りにはかなりの民家があったということ。
その民家がダムによって沈んだのなら、ダムによって人口流出。
衰退の速度を速めたのではないだろうか。








この橋が好きだ。
理屈ばかりこねくり回す奴が多い中、シンプルで力強い。
でも俺が俺が的主張もない。
しっかりとした存在感。
こんなにも美しく優雅な三弦橋を沈めるなんて・・・。
美に対する暴挙以外の何ものでない。
そう思う。
自分に財力が無いことが悔しい。







森の中からまっすぐに伸びる三弦橋。







この橋には理屈も説明も要らない。
その美しい姿をいつまでも見せて欲しかった・・・・・。

一瞬の斜光が射す。
輝く三弦橋。
三弦橋の贈り物。
その気遣いに感謝の気持ちを持ってシャッターを切る。
ひたすらに切る。







手前に咲く花。
気持ち的に三弦橋にお別れの花を手向けた。
今までその優美で暖かく、力強く、でもつつましい姿を見せてくれて有難う。
もうこの場所からは見ることが出来ないけれど・・・・・・。

あなたに出会えて幸せでした。
・・・・たとえ片思いであっても。







いつもは地上に出る事はない景色。
沢山の切り株。
豊かな森があったのだろう。
大夕張。
もう何もかも沈み、資料でしか見ることが出来ない大地になる。
想像でしか出かけられない大地になる。

悔しいなぁ・・・・・。
もう少し早く大夕張を訪れ、見たかった。
Posted at 2013/09/01 23:05:18 | コメント(2) | トラックバック(0) | 大夕張 | 日記
2013年08月31日 イイね!

沈む街 大夕張へ 其の5(三弦橋、シューパロトンネル)


旧452号線。
ここももう走れなくなる道のひとつです。
・・・・・テリオスで走ったことが懐かしい。







世界的に見ても珍しく、美しい橋。
三弦橋。
こんかいが最後かも知れないね・・・・・。







このあとは水を溜め・・・・。
とにかく今回は此処から見る三弦橋との今生の別れかもしれない・・・・。
そう思うと寂しい。







大夕張ダム管理棟。
ここも取り壊されるという。
今後は対岸からしか見られなくなるってことか・・・・・







ラジアルゲートどころか、それ以下の水位。
もうじき、大夕張ダムが死ぬ瞬間が来る。
その前触れ・・・・。







三弦橋の上に立ったら・・・・・。
足がすくむ事間違いない高さです。








旧シューパロトンネル。
ここも閉塞処理されてしまうんだろうね・・・・。

静かな闇が広がり・・・・。
音がことごとく跳ね返ってくる。
なんだかその音は哀しげです。






新造トンネルのようにしか見えないのだが・・・・。
付け替えが完全に終われば此処にはもう来られない。
Posted at 2013/08/31 00:16:00 | コメント(2) | トラックバック(0) | 大夕張 | 日記
2013年08月28日 イイね!

沈む街 大夕張へ 其の4(鹿島白金)


白銀橋の代替道路の橋。
そして農地跡。
この景色ももう見られない・・・。
大好きな大夕張の景色が消えた・・・。







ここもまた豊かな森があった・・・・・・・。
景色が死ぬってこういうことなんだな・・・。







過去の航空写真を見てみた。
それには畑が広がっていた。
しかし丹精込めて作り上げた大地がダムに沈む・・・・・。
政治って何なのでしょうね。







大地からの贈り物。
農産物ももう、此処で作られることは永遠にない・・・・・。







鹿島一号橋の代替道路橋。
真新しいコンクリートが哀しい・・・・・。







鹿島一号橋。
切り取られた一筋。
と、云う事は此処まで水が上がってくるということか・・・・・。

こんな綺麗な景色が沈んでしまうなんて・・・・・・・。
無念で仕方ないよ。







昭和38年竣工。
東京オリンピック前年、其の頃はまだまだ大夕張も沢山の人が居た。
此処を多くの人が渡ったことだろう・・・・・・。






立派な名盤です。
コレもまた沈む・・・・・・・。
ああ・・・・勿体無い。
そして今回の訪問で今生の別れかもしれない。







寄り添うように残る旧橋脚。
初代から数えて3代目の橋なのだろう。
今の橋は・・・・。
次回、夕張岳方面に行く時にはもう渡れない・・・・。
渡るのならばトライアルバイクが無いとダメだろう。







橋の朱色が眩しい・・・・・・。







写真で表現が難しい、でも人間の目には見える範囲の景色。
新旧の橋。
もし、ここに水が溜まっていたとしても・・・・・。
見たい。
鹿島一号橋に近寄れたら、欄干を抱きしめたい。







夕張岳への道。
此処もまた二度と走る事がないかもしれない・・・・・。








大夕張の大地。
ここももうお別れか・・・・・。







大夕張鉄道線のトンネル。
しっかり閉塞されていた。







路盤跡に立ってみた。
ここはSLが石炭列車を曳いていた路盤。
そう思うと切ない・・・・・。







新橋はもう出来ている。
今後、上からでも見ることが出来るだろうか・・・・。
Posted at 2013/08/28 23:14:11 | コメント(1) | トラックバック(0) | 大夕張 | 日記
2013年08月24日 イイね!

沈む街 大夕張へ 其の3(旭沢橋梁、白銀橋、鹿島白金)


しつこい・・・・。
そう思う方も居るかもしれませんが・・・・。
ただ、今回の撮影の中でチェックして「コレは・・・」って思ったものをUPします。
なので、お付き合いいただけると嬉しいです。

森に飲み込まれる旭沢橋梁。
トラスド・ガーダー。
雄々しい姿に痺れています。
今生の別れとなる可能性もある今回の大夕張帰省。
しっかりと記憶に残したい。







この高さ。
それを表現するには最近買った10-24ミリが役に立つ。
高いところが苦手な人は足が竦むね・・・・・。
ああ・・・・・橋梁の上に立ちたい。







三菱大夕張鉄道線の蒸気機関車が此処を走っていた。
重い、重い石炭列車。
其の雄姿を、見ることが出来ない事の雄姿を一度でいい。
見たいと思うのは私の我がままだろうか・・・・。







このレール、相変わらずここに在る。
ダム完成後、ここからは見れられない・・・・・。
通い始めて僅か数年。
でも大夕張は郷里のような場所おひとつ。







なんて雄々しい工業製品だろうか・・・・。







白銀橋の付け替えの橋。
分かっちゃ居るけど、でも吹っ飛ばしてやりたい・・・・。
お前のせいで白銀橋が・・・・。

・・・なんて気持ちは多分逆恨みってのは分かってる。
ただこれ以上、死ぬ景色を見たくないと思う気持ちだけはわかってもらえると嬉しい







明石橋。
ここももう、本当に最後なのかもしれない・・・・。
テリオスを止めて旭沢橋梁をみた頃が懐かしい。
・・・・騙されて無職ってオマケつきだったけどさ。







愛しい白銀橋へ。
懐かしい友との再会。






水が抜けたダム。
本来のシューパロ川の流れ。







ああ・・・・白銀橋。
今度こそ、別れなのだろう・・・・・。







白銀橋は昭和43年頃に架け替えた・・・なんて記載もあった。
そこで気になるもの。
桜の文様。
まさか自衛隊が架け替えた?。







開拓農民が開拓した白金の台地。
汗が滲み込んだ大地も、もう亡き者にされてしまう。
何も出来ない事が悔しい・・・・。







リベットの涙。
ただの錆なんだけど、涙に見えてしかたない。







ダムに沈む。
でも心静かと言えるほどに静かなシューパロ川の流れ。






ダムの水位が分かる岸辺。
それさえももう見られなくなってしまう・・・・・。







大夕張の大地。
この辺りは開拓農家が開拓したらしい。
1軒の農家が写った写真がネット上にあった。









かつての鹿島白金。
2008年撮影。








まだまだ豊かな森があった。
僅か5年。
もう見られない大夕張、鹿島白金。





此処を愛機で訪れた。
今となってはもう少しゆっくりすればよかったよ。
それだけが後悔。
Posted at 2013/08/24 22:06:50 | コメント(1) | トラックバック(0) | 大夕張 | 日記
2013年08月23日 イイね!

沈む街 大夕張へ 其の2


良い家庭 悪から守る防波堤・・・かな。
現地でもはっきりと読めず。
でも仰るとおり、家庭が荒れると家族も荒れるから。







何気に広い舗装された広場。
貨物のヤードでは無いか・・・・・と思うのですが。







キリ助。
今年も会えました。

大夕張に在り続けるキリ助。
賑やかな頃を思うと随分と寂しい大地になったと思う。







誰か、マフラーを巻いてくれたらしい。
昭和風に云えば、襟巻き。
キリ助には襟巻きのほうが似合うと思うのだが・・・・。







錆まくりの交通安全都市、夕張市の看板。
今はほぼ見る人も無く、でも賑わった過去がこういった所でも感じられる。







にこちゃん・・・って感じのにこやかな顔。







白銀橋に引導を渡すために造られた・・・ともいえる橋。
夕張岳までの代替道路。






明石橋。
初夕張の時はテリオスを此処に止めた。
もう来られないならば・・・・。
あの時、もう少し夕張を堪能するべきだった。
何せ無職だったからね。







旭沢橋梁。
森の中の・・・・。
出来れば橋梁に接近したかった。
この時期は無理ですね・・・・。







道路は明石橋、鉄道は旭沢橋梁。








三菱石炭鉱業大夕張鉄道の石炭列車が渡った橋梁。
重い石炭貨物列車がゴトンゴトン・・・・・と音を立てながら渡ったのだろう。







ちょっと角度を変えてトリミングして・・・・。
森の中に埋もれる鉄橋。
三菱石炭鉱業大夕張鉄道の遺産。
これももうすぐダムに沈む・・・・。







美しいトラスド・ガーダー。
昔の職人さんたちの技術に敬意を表したい。
そう思う立派な橋梁です。







廃止後、四半世紀以上の時が経過した。
でもその姿に衰えは感じない。
現役そのもの。








黒いダイヤを運ぶ為に造られた鉄橋。

理屈ばかりこねくり回して、敵ではなく気に入らない味方に向かって発砲し(ものの例え)、失敗しても、それが最良と言い張るような輩が蔓延る5流企業に居る。
こういった鉄橋などの仕事は結果がシンプルだ。
最良の結果だからこそ、今なお在り続ける。
分隊、小隊、中隊、大隊、師団と単位が違えど連携し同じベクトルで最良の戦闘が出来る企業で働きたい・・・。

良い仕事の結果を見ると、今が空しい。
地図に残る仕事の片棒を担いでいるのに無念でならない。

良い仕事をするという、当たり前の事を当たり前に出来た時代。
今はそれが出来ない。
生まれる時代を間違えたなぁ・・・・・。

大夕張では良い仕事をした職人さんの思いがアチコチで感じられる。
だからかな・・・・、此処まで夕張という土地にこだわって通うのは・・・・。






橋脚もパッと見、細く見えるのだが・・・・。
でも強度計算上はOKって事で造られたはず。

こういった雄々しい構造物が好きだ。
力強く、でも尖っていない。
包み込むような柔らかさ。
人間臭さって云うのかな。
そういうものを感じる。

その大好きな旭沢橋梁も、見納めなのかもしれない。
此処から、という点に限定すると。
一日此処にいても飽きないくらい、この橋梁が好きだ。
理由なんて無い。
魅力的な橋梁がまたひとつ死ぬ。
誠に無念、かつ残念でならない。
Posted at 2013/08/23 00:36:30 | コメント(2) | トラックバック(0) | 大夕張 | 日記

プロフィール

「チャイニーズレストランぴあ http://cvw.jp/b/331167/48695922/
何シテル?   10/05 21:05
正式名称:風越 龍(ふうえつ りゅう)です。 写真(もっと技術が欲しい・・・)とステアリングを握って出かける事が3度の飯より好きです。車はテリオスが初です...
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