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風越 龍のブログ一覧

2016年12月29日 イイね!

G王国 其の5


井戸端会議中の椅子たち。







人間の目で見るとこんな感じです。
結構綺麗です、ここは。

写真とは凄く難しい。
輝度の性大きいときは・・・・。







スタッフルーム、にしてはデカイ。
小ダンスホールくらいの大きさがあります。

この部屋の用途がまた謎。
食事をするには簡素過ぎる。
客用ではない?、と思ってしまう。







王国の城内を。
かなりの規模で造られたことが分かります。







この椅子なんて現役かって思うほどですよ・・・・・。
もって帰りたいけど・・・・。
もちろん窃盗になるのでしません。
帰りの飛行機に持ち込めないですしね。

綺麗過ぎて見ている方が哀しくなります。
この写真で何処か、バレバレです・・・・。
ただドイッチュラント語表記はあまり馴染みがないので以外に分からない方が居るかも。
ウムラウトとか英語にしか馴染みがない日本人では特に・・・・。







クロスは剥がれ・・・・・。
天井も一部、落ちています。
しかもカビだらけ・・・・・・。
うげげ・・・・・・・。

雪解けの水が浸入したのですね・・・・。
人の手が入らない建物って末路はこんな感じです。







ここだけ見れば新郎新婦の控え室?、とも見る事が出来ます。
お色直しとか。
でも美容室って感じじゃなしですし・・・・・。
ここの用途は何か・・・・・。
この謎が解けると嬉しい。

凄く若かった頃はホテルで仕事をした事があるので、内部の造りにも個性が出て面白いもの。
ホテル一つ一つ、全く違いますからね。







当時は喫煙室兼休憩スペースでしょうか。
絵が飾ってあるので、そんな感じの用途の使ったと思うのですが・・・・。








大祝祭ホール。
かつての面影はあるものの・・・・。

ここを利用した事がある方からすると・・・・・。
この姿はあまりに寂しい・・・・・。

箱モノを作れば人が来る。
そんな時代が終焉を迎えた事がここの寿命を縮めたのだと・・・・・。
娯楽が沢山有る時代ですから。
残念ながら。







天井は辛うじて・・・・。
絵が残ります。







ぱっと見は凝ってます。
でも石膏ボードの壁なので蹴飛ばすと穴が開きますね・・・・、これ。
バブル建築の大体がこんな感じ。
見かけは凄いんだけど、手抜きと云うか、何と云うか。







バロック様式の荘厳な空間も人の手が入らないと悲惨なものです。







古代の城のような造り。
当時は頑張れば頑張った以上に報われた。
行き過ぎた面はあったけど今、民草が下を向いてばかりの世の中。
羨ましいですよね。
良い時代です。







こんな所、見る奴なんて私くらいかも。
でもね、光の回り方が綺麗なんですよ。
とても。







入り口に近い分、狼藉を働く者たちに荒らされています。
その事が哀しい。
自然に朽ちるままにして欲しい、と思う。
もちろん、それは個人の我が侭であるのだけれど・・・・。







侵入防止の板も倒れ・・・・・。

いつか再開の日を夢見て、一時の眠りに付いた筈なのですが・・・。
永の眠りについてしまいました。

思いのほか、此処は広いです。
まだまだ見ていないエリアが沢山。
そういう点については驚きですね・・・・・。
Posted at 2016/12/30 00:28:28 | コメント(0) | トラックバック(0) | 廃テーマパーク | 日記
2016年12月29日 イイね!

白糠線路盤跡を訪ねて 其の4(上茶路駅)


ホームに食い込む木。
これ自体、生きてる路線ならありえないですね・・・・。

まだ好景気と云われていた時代に白糠線は廃止されました。
採算が取れないという理由で。
でも、元々鉄道って儲かるものだったのですが・・・・。

貨物が減り、再びモーダルシフトなどと云われています。
大量輸送こそ船舶の次に優れた移動手段。
が、移動速度は15Ktとか(高速コンテナ船は25Kt、時速45キロくらい、15Ktで時速27キロくらい)ですから鉄道は少なくとも60キロ以上で移動が出来る。
高速貨物なら110キロは出せます。
その速度差は大きい。
ここも炭鉱の貨物(石炭列車)で収益を上げつつ、うまく行けば延長という事で無理矢理GOを出したものと推測します。
しかし、ここは夢破れた土地になってしまいました・・・・・。







明治の頃の開拓の時代の北の大地に戻っていると感じます。
周辺も限界集落でしょうから今の住人が居なくなれば無人地帯化・・・・・。
何も無かった頃に戻ります。

天幕三次郎のような話もある鉄道ですが、その天幕駅も廃止され・・・・。
天幕と名乗ったのが、天幕で暮らした頃を忘れないようにする為・・・とある本に記載が。
このような人が今、この国でどれだけ居るだろう・・・・・。







今はただ、朽ちるのを時に委ねているだけ。






同じ駅ですが、かつてはこんなにも人が集まって開業を喜んだものです。
産業の無い土地の辛さ。
己の無力さ。
いつも、とても好きなモノたちに囲まれて幸せなのですが、気持ちは打ちひしがれます。







ここを維持している方達が居なければ・・・・・。
ここまで綺麗な駅跡の風景はありません。

その事に感謝と、頭が下がる思いです。
そして有難うございます。







今日、この日、この瞬間は1回きり。
その綺麗過ぎる空と哀しい結果になった上茶路駅と・・・・・。
短時間ではありますが全力で輝いた時代の残り香を感じるように、私も全力で記録します。







30キロレールの筈ですが・・・・。
なんだかとても高規格のレールに見えて仕方ありません。
この辺り、確認してこなかった・・・・・・・。
失敗です。







ホームからも生える木。
植物達に飲み込まれつつある上茶路駅。
私が土に還る頃にはどうなっているのでしょう・・・・・。







ホームの下。
以外に細いH鋼が支柱でした。
まあ、山手線とか中央線みたいに人は集まらないだろうから、これで十分だったのでしょう。
元々は貨物で生計を立てる予定の路線だった筈なので・・・・。








炭鉱が稼動している頃は当然活気もあって人が集まって・・・・・。
皆が下を向いている事ってあまり無かった・・・・・・。
今、同じ国とは思えません。

アホでしょ。
賃金が上がらないのに増税とかって・・・・。
既得権益を手放さないけど、其れを手放して減税した方が庶民は金を使うから結局増税しなくてもそれ以上の税収が上がるのにね・・・・・。
絞ればいいってものじゃないよ。
景気が上向けば嫌でも税収は増えるんだから。

頑張ってヤのつくような仕事じゃなくて堅気の仕事に就いて頑張っても、全然儲からない。
だから庶民は下を向いてしまうんだよ。
俺って駄目なのかなぁ・・・って。

もっと高効率化を図って時間当たりの稼ぎ、それを上げなきゃ結局はブラック。
賃金が低いか時間が長いか・・・・・・。
他国の時短は効率でカバーしているのです。
時間をかけた割りに効率が悪過ぎる。

そういう所こそ国を挙げて、必死に改善すべきところでしょ。
潜在能力はあるのに潰してるのって、企業や国の舵取りしてる人たちだもの。

だからこそ思う。
少しでも何かを間違えたら死ぬし、落盤したら死ぬし、爆発したら死ぬし。
でも炭鉱の仕事の方がきつくて辛くて・・・・でしょうが働いて楽しかったと思う。
たとえ早死にしても、幸せに生きて幸せに死にたい。
それが人間の核なんじゃないかな・・・・と私は思います。







森の中の上茶路駅。
白糠線そのものが政治的なことで開業したし、翻弄された路線と思います。
が、この場所。
佇むと心安らぎます。
上茶路駅跡。

駅名のプレート、過去の字体を模写していますね・・・・、正確に。
比較してみると字体がほぼオリジナルと同じに見えます。
過去のものからデータを起こして作ったのか・・・・。
となるとその意気込み、凄いですね。







頭の中では・・・・・。
キハ22が走っている姿を思い浮かべながらシャッターを・・・・・。







鉄道ってどうして廃になってもなお、輝きを失わないのだろう。
その輝きをいつまでも放って欲しいと思います。

管理している方には、本当に頭が下がる思いです。
管理をしなければ木も草も伸び放題で何も見えなくなりますから・・・・・。
某所で藪コギして体験済みです。







石炭列車はDE10辺りの牽引かな。
30キロレール敷設の路線ですから・・・・。

1000馬力を超えるエンジンがアイドリングして佇み・・・・・。
牽引力では4000トンを越えるから・・・・。
重い石炭列車も牽引出来たはず。
品川駅で入れ替えに活躍していた頃のエンジン音、あの軽快な音を立てて石炭列車が走り出す・・・。
そんな映像資料があれば、是非見たいものです。







かつて頑張った跡。
もう十分働いたのですから、あとはゆっくりと休んでください。
死に行く者には出来る事はなく、ただ祈るだけです。







森の中の廃駅、上茶路。

また来たい。
炭鉱の残り香を感じたい。
私にとって炭鉱とは生きるための力を与えてくれる場所。
その跡であっても、その力は薄まる事なく感じられる。
・・・などというとマナという単語に行き着くような気がするのですが・・・。
人が命がけで頑張った跡が炭鉱であり鉱山。
その跡だからこそ、その何かを感じる為に来たい、という気持ちになるのかと思います。







毎度ながら、後ろ髪が引かれる思いで去ります。
上茶路駅跡。
此処もまた安らげる場所でした。
あと何時間か、ゆっくり出来れば・・・・・、ですが行程もあるので、ここでお別れ。
再訪を近い、上茶路駅を後にします。

もっと潤沢な取材費が欲しい。
それがあれば頻繁に通えるのですが・・・・。
稼ぎが悪いので、そうも行きません。
宝くじ、当たらないかなぁ・・・・・。
Posted at 2016/12/29 22:51:38 | コメント(0) | トラックバック(0) | 北の国の鉄道 | 日記

プロフィール

「運転中にDQNに絡まれたとき http://cvw.jp/b/331167/48553963/
何シテル?   07/20 21:59
正式名称:風越 龍(ふうえつ りゅう)です。 写真(もっと技術が欲しい・・・)とステアリングを握って出かける事が3度の飯より好きです。車はテリオスが初です...
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