風越 龍のブログ一覧

グリースにまみれたチェーンとギヤ。
工場の機械のようです。







静かなボーリング場・・・・。
もうピンが弾け飛ぶ音も何も聞こえない。







半端ねぇ広さだ！って思ってたら鏡だった・・・・・。
それを知ったのは自分が映ってたから。
う～ん、自分の間抜けな顔でってのが嫌だな。







卵のケースらしいが・・・・。
ケーキ工場というには粗末だし、包装だけをしていたのですかね・・・・。







抹茶納言、とある。
しぶ～いお茶でも頂きながら食したら甘さもまた格別かも。







この辺りの床はマジでヤバイ。
どうしてって、踏み抜いたからさ。
サンダルだったら結構な出血を伴う怪我したね。
登山靴に感謝。

苔も生えてるし、相当キテル事だけは間違いない。







紳士の嗜み、ビリヤード。
其の台も傾き、そう長くない未来には床を抜いて沈むだろう。







一応、室内なんだけど・・・・・。
天井は落ち、草は生え・・・・。
ぶら下がった繊維らしきものは多分、アスベスト。







この辺りにはボールラックがあったと思われる。
今やもう、何がなんだか分からないけれど・・・・。







屋根は全て落ち・・・・・。
照明も落下しているが辛うじてケーブルでぶら下がっている。

放置され幾世霜・・・・・・。
よく耐えた。
雪国でよくぞここまで。







新日本機械工業。
お菓子関連の機械メーカー。
先のコンベアもオーブンで間違いない。






梱包の機械でしょうか。

おそらく再起の日を夢見て眠りに付いた機械たち。
其の日は二度と来なかったようだけど。
勿体無いなぁ・・・・・・。
多分、稼動はそう長い期間ではなかったと思う。
お疲さまでした、朽ち果てる其の日までゆっくり休んでください。







ここの象徴ともいえる銘盤。
埋もれていたので発掘しました。
眠りを妨げてすまぬ・・・・・。
どうしても見たかったんだ。







菓子のサンプルらしい。
放置され何年たったのだろうか・・・・。







賑やかなボーリング場も今や植物たちの楽園。
昔の賑やかな当時を見てみたい・・・・。







崩壊していて・・・。
でも足場もあって・・・。
解体しようとして中止になったのか、単純に放棄されただけなのか。

照明のステーも無くなってケーブルで辛うじてぶら下がっているだけ・・・。
そして草は生え放題。
床も抜けそうな位ふにゃふにゃ・・・・。
抜けないか、抜けたら怪我・・・・。
ちょっとばかり緊張しながら。

産業消滅による人口流出。
東京への一極集中。
愚かな政治のツケがこういう庶民の生活を冒す。

産業さえあれば残った人は沢山居たはずだ。
炭礦ほどの巨大産業がない今、炭都とよばれた街、炭礦の街は切ない状態だと思う。
かつての賑わいは無理にしても、もう少し賑わいが欲しい・・・・。
地方での産業育成を怠った自民党や官僚たち、偏差値エリートじゃこうなる事は想定外と云って逃げるだろうね。
都合の悪い事は想定外なんだから・・・・。

ちょっと調理場と呼ぶには・・・・・・な環境です。
でもどう見てもそれらしきものしかない・・・・・。
いいのか？。







ケーキフレーバーとある。
香りつけに使っていたと思うのだが・・・・。

廃業か倒産か。
いずれにしても突然死であることは間違いないようだ。







なんだかTVに出てくる麻薬の精製工場のように見えて仕方ない。
その設定だと踏み込まれた後って所ですね・・・・。







泡だて器。
しかし・・・・・。
食品で使うならば大量に必要で・・・。
これではカラオケボックスのサービス程度の容量しかないと思うのだが。
なんだか矛盾に満ちてる。
工場時代に使っていたはずなのだが・・・・。
そんなに少量でよかったって事なのか。
考えれば考えるほど謎に満ちている。







昭和を感じる湯沸かし器と電灯。
サイレンに出てくるような湿気が充満してる・・・・。

そしてこの業務用のシンクは・・・・。
何をしていたのか気になります。







カネボウアイスの冷凍庫。
子供の頃、プールで泳いだ後でアイスかジュースか（今で言うソフトドリンク）どちらかしか買えるだけの予算しか貰えなかった。
どちらにするか、本気で悩んだものです。
この冷凍ケース、懐かしい！。
で、業務用ならばどうやって使ってたの？。







本来ピンを回収したり、ボールを戻すための機器が納まっていた場所の筈。
なんだか良く分からん機械に占領されてた。







左側を見れば・・・・。
オーブンでしょうかねぇ・・・・・。
ペンキがぺろん・・・と剥けている。
相当な時間が経っている事だけは間違いない。

右側の一斗缶が綺麗に並んでいて・・・。
其の当時から時間がそのまま止まっている事もまた間違いないようです。







スイッチが沢山並んでいる
細かい制御をしていたのだろうが・・・・・。
でも何をしていたのか、全く分からん。







外からの光が美しい。
廃の美ってこういうものも重要な要素だと思う。







綺麗なコンベア。
仕上がった商品が運ばれていた筈なのだが・・・・。







コンベアの中。
本当になんでしょうかねぇ。
焼き上げるオーブンのような感じですが。
だとすると衛生管理が・・・・・。
食品は衛生管理が大変だからね。







煙突があるから熱が出るものらしい。
ということでオーブンでは？と思った。
でも焼き上げるものは何？。

壁の木目が美しい室内・・・。
想像が付かないものというのもまた面白い。







スイッチ類は発電所のようで・・・・。
こういうスイッチ盤はハアハアものですね。







制御盤。
仕事で一時やってたけど・・・・。
やはりこういう機械相手の仕事は楽しかった。

サーバ相手で構築とか、正直楽しくなかったなぁ。
10時間くらい連続立ちっぱなしで、ようやく構築したシステム環境を不注意により一晩で壊された時、ブチ切れた。血尿に近いものが出るまで頑張ったんだから・・・・。

もうIT系の業界には戻るつもりはないし、戻れないよ。
知識も古くなってしまったし・・・・。
犯行は計画的に・・・、位まで自身も追いつめられていたしね。
※要は窓から・・・・とか。ホームから・・・・・とか。

・・・・・・、きつかったけど、写真屋の仕事は楽しかった。
失敗こいて支店長に迷惑かけた事もあったけど。
その支店長が変わった同じ部署にほぼレギュラーで参加していたこともあった。
心の底から楽しい仕事だったよ。
それは間違いがない。
失敗は死ぬほどヤバイし会社にもお客様にも迷惑をかけるのでプレッシャーは半端なかったけど。
でも楽しく仕事をしたものです。

なんだか今日はもの凄く脱線した。
ジジイになると愚痴と回想が多くて困ったもんだ。







レーンの奥側からセピアの世界を・・・・。
ビリヤード台も傾き、レーンも波打ち・・・・。
治る事のない病魔に冒されている。

この静けさから何かを感じて欲しい。
其の感じることは人によってまちまち。
それが個々の差であり感性であり・・・・。
廃の楽しみ方のひとつでもあると思う。

北海道銘菓のシール。
こうなってしまったのだが、続いていた欲しかった・・・・。







天を仰げば・・・・・。
見事に抜けてしまっている。

アスベストだろうか。
魔女狩りの遺体のようなものが沢山残っている。







稲川淳二のビデオに出てきそうな・・・・。

湿り気のあるジャパニーズホラー。
そんな雰囲気が漂う。







崩れた天井と崩壊したダンボール（？）と・・・・。
この雰囲気からして荷物を置いてそのまま時が経ち・・・。
今にいたる。







天井が崩れた風呂場。
ボーリング場に風呂場とは！。







タイルは当時のまま残っている。
崩れた天井の桁が腐りかけていた。







ストーブが！。
と、いうことはサウナ室だ。







内部が崩れ落ちたサウナ室。
見事な崩壊っぷりです。

ヤマの男たちが使っていたであろうサウナ室。
今は其の当時を想像するに難い。







全身が錆び、朽ち果てようとしている椅子。
もう乗ったり・・・と体重はかけられないだろうね。





8個しかないロッカー。
う～む・・・・。
少ないので用途などを考えると不思議な感じ。







荒らされたのもあるのでしょうが・・・・・。
産業流出による人口激減の余波がこうして街を蝕む。
廃を嗜む事は色々な過去の情勢の変化を語りかけてくる。







ここがボーリング場ってことが　にわかに信じがたい。
雰囲気的には沼東小学校の体育館みたいに思えるのだが・・・・。







ボウリング場は社交場。
確かに・・・・。
社交場って言葉自体、今や死語だ・・・・。

でも正しい案内だと思う。
公共の場である以上身勝手な振る舞いは禁止。
この国で今、崩壊している考え方。







レーン跡。
ここで、ガコ～ん！！。
ピンが吹っ飛び、再び並べ・・・・。
そのルーチンワークがあり客の歓声が上がり・・。
そんな当たり前の事はもうはるか過去のこと。







レーンは傷み・・・・。
実際、体重をかけたら踏み抜いたよ・・・・・。
怪我しなくて良かった。
登山靴に救われました。
ありがとう、そしてごめんよ。







廃業後、食品関連の工場代わりになっていたようで、ボーリング場の機械は一切ない。
ボーリング場であることの証は床が語ってくれるが、知らなければ何かなんて想像も付かないほどです。

仕事の打ち合わせで赤坂へ。
で、弊社根拠地へ移動途中に靖国神社。

これはもう、お参りしかないでしょう。
ラッシュは適当に駐車場に突っ込んで・・・。

母校はすぐそば。
通称R大。
また恩師が勤める学校もすぐそば。
よく通った場所でもあるので・・・・。
仕事中なので遊就館は立ち寄れませんでしたが・・・・。

久しぶりの靖国神社。
国のために散った246万6千柱。
其の方々を思い感謝し、お参りを済ませました。
仕事中だからね・・・・。
ほんの10分くらいだけど、とても元気を貰ったような・・・。
靖国の空気は優しく、暖かく、柔らかい。
そして穏やか。
カメラは携帯なのでショボイですが・・・。

行くたびに心安らかになる場所です。
また行こうと思います。
・・・私は右でも左でもない。
ただ先人に感謝するためです。
そして静謐な空気を吸う為に・・・。

チェスター・ウィリアム・ニミッツ。
毛唐の提督くらいにしか思っていなかったことを恥じた。
※カラー写真で青い目に見えたのでこのタイトルとした

ミズーリ艦上での日本降伏受諾書に署名したニミッツ提督は調印式の前日、横須賀の三笠を訪ね保護のため海兵隊を歩哨に立てた、とある。

三笠は米軍相手の娯楽館となり、東郷長官室はキャバレートーゴー、参謀長室はカフェに。
ここでニミッツ提督は米海軍を動かし廃艦を日本に譲渡して得た3000万を元手に三笠の復元に充てたという。

復元された三笠に宛てたメッセージ。
「貴国最大の海軍士官である東郷提督の旗艦三笠を復旧するために拠出された愛国的な日本人の皆様へ。その大尊敬者である弟子より心からの祝福をこめて。」
また、戦災で消失した東郷神社の再建のために自著「太平洋海戦史」に日本語版の印税を寄付したという。

敵将である東郷平八郎を心から尊敬し、慕い、此処までした米海軍提督、ニミッツ。
トーゴーの弟子という思い。
その師を立てる為の行動。
人種を超えた師への思い、そして行動。

敢闘精神は東郷提督から学んだという。
残念ながら日本海軍で敢闘精神を持ち合わせた幹部がどれだけ居たことか。
南雲る、栗田る・・・・・。
牟田口る、富永る、辻る・・・・（陸軍だけど）。
基本的に逃げ癖、負け癖、言い訳癖・・・・。
責任は他人に押し付け。


それに反してこの事を知ったとき、ニミッツ提督に対して尊敬と畏敬の念を抱いた。
人として尊敬できる漢だと思った。
この国に生まれて欲しかった漢だと思った。
敵将という思いは、ほぼ消えた。


また巡洋艦隊を率いる東郷八郎は亜米利加がハワイをのっとろうとした時、リリオカラニ女王の宮殿に艦砲を向けた戦艦ボストンの前に立ちはだかり示威行動をした。
ハワイが侵略されなかったのは東郷提督の功績だった。

こういう大切な事をこの国は学校で教えない。
受験に出ないからと無視する。

戦争を賛美するつもりはさらさらない。
しかしこれだけ世界に誇れる人が居たこと。
これもまた学校では教えない。

また海外の軍人が東郷提督のために此処までしてくれたこと。
これも学校じゃ教えないこと。

偏差値エリートじゃ記憶はいいけど人としてのマトモな判断は出来ないな。
そう思う。

青い目のサムライを育んだ東郷提督。
世界に誇れる日本人。
もっと学校でも教えて欲しいね・・・。

まあ偏った思考かもしれないけど、こんなに素晴らしい人が居た国なのに・・・・。
今はボロボロだね。
やはり偏差値エリートってロクなものじゃない。
会社でもそうだし・・・・。
頭でっかちで理屈ばかりで自分は動かない。
まあ、自分はもう、どうにもならんけど。
こういう尊敬できる人のしたで働きたいね。