『DETUNED RALLY1 CARS NOT THE END OF THE WORLD FOR OGIER』
WRC(世界ラリー選手権)のテクニカルレギュレーション変更をめぐって議論が交わされているが、セバスチャン・オジエは少し異なる見解を示している
8度のドライバーズチャンピオンに輝いたオジェは先週、今季変更されたポイントシステムに関する率直な見解をDirtFishに語ってくれたが、その中のRally1-カーとRally2+カーの議論全体について、オジェに見解を求めた
オジエは、規制の細部を掘り下げるという誘いに薄く微笑み、その後私達に、ユーモアを交えて興味深い思いを打ち明けてくれた
「確かに現在トプカテゴリーに出場しているのが8台というのは少な過ぎると思っているし、出来るだけ早く、出場する台数を増やさなければならないとは思うが、だからと言って、急いで間違った方向に進んではいけない」とDirtFishに語った
「恐らく何らかの再考が行われるか、更なる議論がされるかも知れない。何故なら、提案されたテクニカルレギュレーションは少し間違っていると感じたからだ。 現在参戦しているチームに比べ、はるかに少ない資金しか投資していない競合相手のマシンまで性能を落とす事には意味が無いと感じている」
「僕の見解では、そんな事は現実的には起こり得ないと思っているけど、 より多くのマシンがトップカテゴリーに出場して争う方法を見つける必要があるとは感じている」
オジェは、2012年にシトロエンからフォルクスワーゲンに移籍した時、2013年のデビューに向けてポロR WRCの開発ドライバーを務めつつ、シュコダ・ファビアS2000でフルシーズン過ごした事をお忘れではないでしょうか
「マシンがスペクタクルであればあるほど、我々にとってもファンにとっても良いものになるのですが、多少グレードダウンしたとしても、それが世界の終わりと言う訳ではありません」
「それはそれで素晴らしいものになると確信しているし、コストを削減し、トップカテゴリーにもっとエントリーを増やす為に必要な事ならば、多少のグレードダウンを受け入れる事も出来るだろうし、それが私にとって競技人生を続ける最大の問題とはならないからです」
等々・・・
オジエはテクニカルレギュレーションの変更には疑問を呈しながらも、理解もしつつ、それ以上にラリーと言う競技の現状を憂いてるようですね
将来的な事を見据えて、2022年にはWEC(世界耐久選手権)にも僅か3戦ながら出場してますが、根っからのラリー好きなんでしょうね
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Posted at
2024/05/02 19:49:40