『WRC legend Petter Solberg to make rallying return next month』
2003年FIA WRC(世界ラリー選手権)ドライバーズチャンピオンのペター・ソルベルグは、来月開催されるFIA ERC(ヨーロッパ・ラリー選手権)の一戦であるバウハウス・ロイヤル・ラリー・スカンジナビアに出場するため、準備を進めている
現在のWRC2クラスで首位を争っているオリバーの父親であるペターは、2003年にスバルでリチャード・バーンズ、セバスチャン・ローブ、カルロス・サインツなどの伝説的なドライバーに勝利し、自身のキャリアで唯一のWRCタイトルを獲得
2019年のウェールズ・ラリーGBでの最後の出場から約5年が経ち、49歳となったペターはフォルクスワーゲン・ポロ GTI R5でERC第3戦に出場、ペースノートを読むのは、現在WRC2クラスでガス・グリーンスミスのコドライバーを務めるジョナス・アンダーソン
「マシンが僕に呼び掛けていたんだ。僕がワークショップにいるたびに、マシンは僕に走らせてくれと語りかけて来たて、それを無視事は出来なかった」と、ソルベルグは言いました
「君達は僕だけでなく家族の事も知ってるよね。僕達にとってラリーはすべてで、去年、僕は母のトーベをシトロエン C4 WRC の助手席に座らせてバウハウス・ロイヤル・ラリー・スカンジナビアの イベントに出席したんだ。イベントは楽しかったし、何よりオリバーが、そのイベントで優勝したのがうれしかったね」
Event Highlights | ERC Bauhaus Royal Rally of Scandinavia 2023
ソルベルグは、スウェーデンのカールスタード市を拠点とし、6月13日~15日に開催される高速グラベルのイベントでは、楽しむ事を最優先として、成績は気にする事は無いと認めた
「僕は勝つためにそこに行く訳じゃないんだ。それは、イベントを盛り上げる為でもあり、ドライビングを楽しむためなんだ。ラリー GB (WRC2クラス優勝、総合10位) に出場してから5年になるけど、その間何もしてないし、チャンピオンシップでのスピードは信じられないほどのものなので、ただスイッチを入れるだけではだめなんだよ」と、彼は断言
「ジョナス(・アンダーソン)にコドライバーして貰う事になったんだけ、これは素晴らしい事だよ。 僕たちは近くに住んでいるんだけど、これまで一緒に競技に出場した事は無いから本当に楽しみで、ラリーフィールドに戻って来るのは特別な事だから。 カルロス(・サインツ)を見れば分ると思うけど、彼はダカールで優勝し、今も現役を続けているのが信じられない。 1999年に彼は僕のチームメイトで、僕のキャリアの中で大きく特別な人物であり、今でも刺激を与えてくれる存在です」
ソルベルグは、フォード、スバル、シトロエンなどのチームに所属し、出走回数190回、優勝回数13回、そして1 回のWRC ドライバーズチャンピオン獲得と言うキャリアを誇る
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2012年でWRCのレギュラードライバーを退き、以降フィンランド国内選手権等にスポット参戦していたペター
2018年にはラリー・RACC・カタルーニャ-コスタ・ドラダに出場してWRC2クラス3位となり、2019年にはウェールズ・ラリーGBでオリバーとの親子対決が実現(ペターがWRC2クラス優勝、オリバーはリタイア)
WRC - Wales Rally 2019: WRC2 Highlights Friday
現在オリバーはシュコダのエースドライバーとしてWRC2クラスに専念しているのですが、ERC第3戦バウハウス・ロイヤル・ラリー・スカンジナビアは、日程的にはWRC第6戦ラリー・イタリア・サルディニアと第7戦オーレン-80th-ラリー・ポーランドとの丁度真ん中
シュコダモータースポーツがオリバーをバウハウス・ロイヤル・ラリー・スカンジナビアに出場させてくれたら、更に盛り上がること間違いないのですがね
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Posted at
2024/05/24 17:36:44