『THE LAST TIME THE WRC NEEDED A SUPER-SUB』
カッレ・ロヴァンペラは今週のオーレン・ラリー・ポーランドで、レッキ中に事故に遭ったセバスチャン・オジェの代役を土壇場で務める事となった
そう、ロヴァンペラは2度のWRCドライバーズチャンピオンに輝いており、その才能は疑いようもないのだが、今週末、ロヴァンペラの頼りになるのは、その卓越な才能だけになる
彼はイベント直前までステアリングを握る事になるとは思ってもいなかったので、ヨンネ・ハルットゥネンと何時間も画面を見つめ、ステージビデオを見たり、メモを取ったりしていた訳では無いので、準備不足のまま挑むことになってしまった
イベント直前にドライバー交代が行われるのは珍しい事で、実際にそれは起こってしまいましたが、エルフィン・エバンスが11年前のラリー・イタリア・サルディニアのトップカテゴリーにデビューしたのも、直前のドライバー交代だった
その為、ジョバンニ・ベルナッキーニとエバンスの写真を選びました
しかし、エバンスの場合は状況が少し違っていて、当時エバンスはWRC2クラスにおけるM-スポーツ・フォードのエースドライバーであり、連絡があった時点で、ナサール・アル=アティヤはフォード・フィエスタ WRCのシェイクダウンを済ませていた
アル=アティヤがサルディニアに出場出来なくなり、すでにシェアを済ませているにもかかわらず、別のドライバーが必要となったが、適任者は見付からなかった
ロヴァンペラの状況と違い、エバンスはダニエル バリットにコドライバーを務めてもらう事は出来ず、ジョバンニ・ベルナッキーニとペアを組む事になった
不慣れなコドライバーと、やや馴染みのないマシン(4WDマシンをWRCでドライブするのは2度目だった)でのデビューは興味深いものとなったが、エバンス予想だにしなかったチャンスをものにし、フィエスタ WRCを6位でフィニッシュさせた
エバンスが予想外のデビューで6位を獲得した事を考えると、ロヴァンペラはラリーポーランドで、トヨタにポイントを持ち帰る事が出来ると思われる
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Elfyn Evans onboard SS04
エバンスが初めてWRカーのステアリングを握ったラリー・イタリア・サルディニアでは、そうそうたるメンバーがトップカテゴリーに
オジェにラトバラ、ミケルセンがフォルクスワーゲンから、ソルドにヒルボネンがシトロエンから、そしてフォードからはヌービルやオストベルグが出場してたんですよね
そのメンバーを相手に6位に入ったのを認められてか、翌年エバンスはワークスドライバーのシートを手にしたのかも知れませんね
そう思うとサブとして出場した訳では無いのですが、マルティンシュ・セスクスには、来期はM-スポーツのワークスシートを獲得して欲しいですよね
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Posted at
2024/06/29 19:07:17