『Challenging Tarmac Test Awaits ERC Regulars』
2024年 FIA ERC(ヨーロッパラリー選手権)のカレンダー上で最も古くから開催され、競技距離では今シーズンこれまでで最長となる201.79kmの第53回バルム・チェコ・ラリー・ズリーン(8月16日~18日)は、高速ターマックイベントで激しい戦いが繰り広げられるでしょう
2004年に選手権が簡素化されて以来、ERCスケジュールの一部となっているバルム・チェコ・ラリー・ズリーンは、チェコの首都プラハから300km南にある南モラヴィアの大学都市を拠点とし、2024年のERC8戦のうち第6戦に数えられます
路面が荒れていて、時には壊れやすいため、他に類を見ないターマックイベントで、更にいくつかのステージでは森林を高速で駆け抜け、天気を予測するのは難しく、断続的に雨が降る可能性があるにも関わらず、毎年何千人もの大勢のファンがイベントを観戦するために集まります
2013年のERCチャンピオンであるヤン・コペッキーは、8連勝、通算11勝を挙げ、依然としてバルムのベンチマークとなっていますが、42歳のチェコのレジェンドドライバーであり、シュコダのエースドライバーである彼は、地元だけでなく他方から多くのライバルに直面することになるでしょう
ERCの常連であるエリック・ツァイスとフィリップ・マレシュ、チェコ選手権リーダーのドミニク・ストジーテスキ、同じく若手のアダム・ブジェジーク、元サーキットレーサーのアレシュ・イラーセク達は、2014年のズリーン優勝者でチェコチャンピオンを8回獲得したヴァーツラフ・ペフとともに、イベントに出場する地元の優勝候補の中にいます
「表彰台を目指すチェコのクルーがもっと増えるでしょう。彼らは本当に強いので、トップ5を争うことは誰にとっても非常に難しい挑戦になるでしょう」と、ハンコックタイヤを装備するトヨタ GR ヤリス Rally2で出場するACCR トヨタ・ドラークからエントリーのフィリップ・マレシュは語った
多くの人が雨が降らないことを望んでいる一方で、ズリーンの学校に通っていたツァイスは雨を望んでいる
元マウンテンバイクのダウンヒルレーサーであるツァイスは「雨が降るとバラムはいつも本当に気持ちがいいですし、地元のラリーなら秘密は知っています。できるだけ大きな雨が必要なのです。本当に楽しみにしていますし、そうなることを願っています。」次のように語った。
ジョン・アームストロング(アイルランド)、マシュー・フランチェスキ(フランス)、エフレン・ヤレーナ(スペイン)、アンドレア・マベリーニ(イタリア)、ミコ・マルチク(ポーランド)、ヘルマン・ノイバウアー(オーストリア)、ERCディフェンディングチャンピオンでチャンピオンシップリーダーのヘイデン・パッドン(ニュージーランド)、シモン・ワグナー(オーストリア)は、いずれもバルム・チェコ・ラリー・ズリーンにエントリーしており、ERCポイント獲得を狙う
尚、マッズ・オストベルグは、先月のラリー・ディ・ローマ・キャピターレでクラッシュし、コドライバーのパトリック・バースが病院での治療を必要としたため出場を取り止めている
ラリーは金曜日の夕方、ズリーンの街中を走る壮大なスーパースペシャルステージでスタートし、日曜日の午後に終了する
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ターマックイベントにも関わらず、荒れた路面のためマシンに過度のストレスが掛かり、トラブルが起こる可能性の高いラリー・ズリーン
マシン自体の耐久性のみならず、如何に丁寧で速い走りをするかもドライバーに求められ、どのマシンが、どのドライバーが勝利するか楽しみなイベントですよねヾ(@⌒▽⌒@)ノ
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2024/08/13 21:30:39