『Why Lappi’s at peace if this is the end』
エサペッカ・ラッピは感情を常に表に出している
いつも辛口のジョークを交えて話すこのフィンランド人は、率直な話し手だから、彼がラリー・チリがRally1カーでの最後のイベントかどうかわからないと言うとき、私たちは絶対に彼を信じるしかない
最近、F1をリタイアしたダニエル・リカルドを彷彿とさせるが、ラッピの人気の高さと、彼の最後のパフォーマンスがいかに苛立たしいものだったかを考えると、もし最後のイベントなら悲しい事だ
そしてリカルドと違い、ラッピには最後の栄光の走りは与えられず、代わりにパワーステージ前にリタイアしたのだが、これはチームがセントラル・ヨーロッパ・ラリー前のコンポーネント交換によるペナルティを回避できるようにするためだ
「週末は初めは思い通りには進まなかった。そんなに遅れるつもりではなかった」と、ラッピはDirtFishに振り返った
「優勝争いに加われるとは思っていなかったが、それでももう少し上位に食い込めると思っていた。トンネルの先が少し見えた瞬間もあった。そして今日(日曜日)の我々の課題は、トヨタの間に食い込めるようにプッシュし、ポイントを少しでも勝ち取ることだった」
「しかし、自分達はそれをする事ができず、チームが自分達のマシンを止めると決めたこの瞬間、我々は基本的に役に立たなかったが、パワーステージ前にリタイアすれば、最終的には将来に大きな利益があるからだ」
では、ラッピの将来はどうなるのか?
確かなことが2つあり、彼が再びフルシーズンを戦うことはないという事と、ラリー・チリの終わりに引退を発表したヤンネ・フェルムとはもう一緒に戦わないということです
ラッピのコドライバー、フェルムがWRCでのキャリアを終える
「フルシーズンを戦うことを再考するつもりはありません」と、ラッピはラリー前に認めました
「ラリーの数については柔軟に対応できるかもしれませんが、フルシーズンは無理です。私の人生、私生活のこの瞬間には、移動が多すぎます。そして、それはもう選択肢にはありません」
2021年のようにRally1の選択肢がなくなった場合、WRC2に戻る意欲もほとんどありません
「今のところ、まだ遠いように感じます」と、ラッピは言いました
「しかし、決してないとは言えません。私は人生でやらないと何度も言ってきましたが、何年も経ってから復帰しまったのです」
「だから完全にノーとは言いませんが、現時点ではあまり楽しい考えではないようです」
したがって、世界ラリー選手権でのラッピの将来は、ヒョンデが3台目のマシンで何をするかに完全にかかっています
ヒョンデは、2025年にヌービルとタナックのパートナーを誰が務めるかまだ決めていません
再びドライバーをローテーションすることを選択した場合、少なくともバルト海での高速イベントではラッピが明らかな候補になりますが、ヒョンデが2025年にティエリー・ヌービルとオット・タナックの他にフルタイムのドライバーを雇用した場合(アドリアン・フォルモーにアプローチしたことが知られています)、時折4台目の車を購入するための資金が調達されない限り、ラッピのためのシートはありません
しかし、2度の世界ラリー優勝者はどちらにしても気楽だ
Rally1のマシンに留まれるなら素晴らしい事で、ラッピは「話し合いをしている」と認めたが、これが最後だとしても心配はしていない
「ここでキャリアが終わる可能性はあるかもしれない」と、彼は言った
「明らかに、私はカッレほど才能がないのは十分に理解している。しかし、それでも、年を取ってはいるものの、どんどん良くなっていると信じているので、私は自分自身を信じている」
ラッピは、WRCでまだ仕事ができると感じているが、できる限り最高の父親になることにも同様に取り組んでいる
「そうだね…そうなったら確かに少し悲しいけど、一方で、私のもう1つの部分はそれほど悲しくないから、良い点と悪い点があるのは分かるよ」
良い点は何?
「私はもっと良い父親になれるだろう」と、ラッピは語った
「それがより良いキャリアになるだろう。そして最も重要なことだ」
ラッピにとって次に何が起ころうとも、彼は家族が常に最優先だから、もしチリが最後だとわかったとしても、彼は自分の状況に完全に満足するだろう
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ソルドにミケルセンにラッピと、ヒョンデのパートタイムドライバーにとっては、先行きが不透明ですよねぇ
ただ、フールモーがヒョンデに移籍して来たとしたら、M-スポーツ・フォードのシートに空席が出来るわけで、もしかすると、そのシートをマルティンシュ・セスクスと争う事になるのかも知れませんねぇ
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2024/10/04 17:55:40