『Mouton receives FIA lifetime achievement award』
ミシェル・ムートンは、キガリで行われた 2024年表彰式で FIA から生涯功労賞を受賞しました
2010年から2024年まで FIA 安全代表を務めたムートンは、ドライバーとしての功績と安全性の向上に尽力した事が認められ、FIA 会長のモハメド・ベン・スレイエムから賞を受け取りました
ムートンは、Gr.B時代アウディと共にWRC(世界ラリー選手権)で4度の優勝を果たし、1982年のドライバー選手権でも2位を獲得しました
「この栄誉は思ってもいませんでした。本当にありがとうございます。とても嬉しいです」と、ムートンは語った
「何と言っていいか分かりません。時間があっという間に過ぎていきます。私はモータースポーツで人生の50年を過ごし、ラリードライバーとして15年、レース・オブ・チャンピオンズを主催して20年、そして今はFIAで15年を過ごしています」
「今日、安全は最も重要であり、FIAのチーム全員と行ったすべてのことに満足しています。これからは若い人たちに任せますが、彼らがこれからもうまくやってくれると確信しています」
ティエリー・ヌービルとマルティン・ウィダエは、2024年シーズンでタイトルに輝き、ムートンからチャンピオントロフィーを受け取った
「FIAの表彰式に何度か来たことがある人は、私がここに何度も来たが、1位になったことがないことを知っているでしょう」と、ヌービルは語った
ヌービルは過去9年間のうち8年間、FIA表彰式に出席しトロフィーを受け取っていましたが、今年は初めて、これまでで最も大きなトロフィーを持ち帰ることができた
「この特別なタイトルを何年も追い求めてきたので、そのすべての努力に対するご褒美のように感じています。私たちは2012年から世界ラリー選手権に参加しているので、ずいぶん昔のことです」
「これは私たちへのご褒美ですが、チーム、周りのクルーも、そのタイトルを追い求めてついに獲得するために1年中一生懸命働いてくれたので、本当に誇りに思っています」
「私たちの肩からも大きなプレッシャーが下り、これからのシーズンはもっと楽しめると確信しています」
トヨタのプロジェクトディレクター、春名雄一郎も、チームのためにWRCマニュファクチャラーズトロフィーを受け取るために出席した
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ミシェル・ムートンと言えば、記事にもあるように1981年のラリー・サンレモでWRC初優勝を飾り、翌1982年にはポルトガル、ブラジル、アクロポリスと3勝を上げたにもかかわらず、2勝ながら着実にポイントを重ねたヴァルター・ロールに12ポイント差でランク2位にとどまったんですよねぇ
しかし、未だに彼女を上回る成績を収める女性ドライバーは登場せず、女性ドライバーが登場するたびに「ムートン2世」かと期待されますが、現在のWRCではトプカテゴリーに参戦しているメーカーが少ない事もあって、シートを獲得できないのが現状
テクニカルレギュレーシの変更で、新たなメーカーが参戦し、トップカテゴリーのシートが増える事を期待したいですよね
Michèle Mouton wins WRC Rallye Sanremo 1981 in the Audi Quattro rally car.
Michèle Mouton REACTS to her Victory at the 1982 WRC Acropolis Rally
Michele Mouton gender equality
それにしても、現役時代は女傑とも呼ばれ、男勝りの走りを見せていた頃からはすっかり変わって、ちょいとばかり性格のキツそうなお婆ちゃんって感じになりましたよね(^^;
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Posted at
2024/12/16 17:28:00