『Kauppinen’s Arctic win was even better than it looked』
将来有望な若手選手のキャリアには、世界が注目し、特別な選手がやって来たと気づく瞬間がある
2001年、セバスチャン・ローブがWRカーで初のファクトリー参戦で2位になったことが思い浮かび、同様に、セバスチャン・オジェが2008年、初の世界選手権でJJWRCのフィールドを圧倒したことも思い出され、そして、カッレ・ロヴァンペラのキャリア全般もある
フィンランドの最新の世界チャンピオンは、まだ24歳という若さでまだまだ活躍の場があるが、すでに「フィンランドの次世代のビッグタレント」という称号は手にしたようだ
背景がなくても、先週末のアークティック・ラリーでの18歳のドライバーの走りは凄く、ライバルとなったRally2よりも30秒以上も速く(そのRally2のマシンはWRCで2回優勝したエサペッカ・ラッピのマシンだった)、Rally1のロヴァンペラのマシンよりも速かったので、アークティック・ラップランド・ラリー 2025は、カウピネンの瞬間として記憶されるだろう
ラリーの大半で体調不良だったにもかかわらず、カウピネンは有名な勝利を収めた
そして、カウピネンがイベント中ずっと熱を出していたことを知ると、この偉業はより印象的になる
「この痛みはちょっと邪魔だ」と、イベントの早い段階で彼はコメントした
しかし、ステージタイムからはそれが分からず、金曜日の3つのステージで最速だったトヨタ GR ヤリス Rally2のドライバーは、初日を終えてラッピを僅差でリードした
「今回はいいリズムを見つけ、完走する事ができた。無理はしていないが、最後の2つのステージでは疲労が私たちを悩ませた」と、カウピネンは語った
「明日はタイヤにとって間違いなく厳しい日になるだろうし、いずれにせよもっと厳しい日になると予想しているが、よく眠れて明日に向けて力を発揮できるといいな」
土曜日にフィンランド選手権のランナーとしてRally2で最速タイムを記録したことは、彼が間違いなく力を持っていることを証明したが、マージンが非常に少ないため、どんなミスも致命傷となるだろう
しかし、目をつぶったのは、はるかに経験豊富なラッピであり、ティーンエイジャーではなかった
カウピネンは典型的なフィンランド人で、ラリー後の評価は控えめだった
「金曜日はインフルエンザで大変だったが、レースはうまくいった」と、彼は語った
「ラリーが進むにつれて良いリズムを見つけ、ミスを避けた。私たちは自分たちのやり方で物事を進め、今ではこれらのマシンでもそれが実を結んでいるようだ。目標はトップにあり、これは良いステップだ」
カウピネンが既に、このようなドライブができるのであれば、トップはそう遠くないはずだ
次のステップは来週のWRC2のラリー・スウェーデンで、そこでフィンランド人は突然、彼のパフォーマンスに注目する視線がもっと多く集まることになるだろう
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ロヴァンペラが負けた理由を分析した中で、タイヤの差を上げていましたが、まさか体調不良のドライバーに負けていたとは、思いもよらなかったですね
M-スポーツ・フォードで育てて貰って、他のチームに移籍するってのが、これまでの定番のような流れだったのですが、カウピネンの場合は、今からもう、トップカテゴリーのチームが目を付けているでしょうね
年齢的に言うと、ロヴァンペラの後継者になりそうなんですがねぇ
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Posted at
2025/02/05 20:54:12