『The Audi Rally2 alternative set to start a US experiment』
今週のオリンパス・ラリーでロベルト・イグレシアスがアウディ A1に乗り込むことで、2025年にアウディの米国ラリー史の新たな章が書かれることになる
「アウディのラリーにおける歴史を考えるととてもクールだ。彼らは本当に最初に歴史を変えた人たちだ」と、コスタリカ人はDirtFishに語った
「そしてアウディのマシンで、2人でラリーに1、2回出場するが、チャンピオンシップに出場する唯一のドライバーであることは特にクールです」
「フォード以外のマシンでイベントに出場した事がないので、私にとっては大きな変化です。ドイツのシャシーが私に合うかどうか見てみましょう」
ラリー界の伝説、ジョン・バファムがアメリカ選手権でアウディ・クアトロ A1をドライブしてからちょうど40年が経ち、イグレシアスにとってアウディのバッジを表彰台のトップに復帰させるのは大変な仕事となるでしょうが、彼の使命は異なります
それは、自身の速さ (長年 L2WD でフォード・フィエスタ ST を運転してきた) と、FIA Rally2カーにに代わるアルゼンチン公認のアウディ A1 マックス ラリーの価値を証明することです
イグレシアスは「マキシ・ラリーまたはN5として知られ、世界中のイベントに参戦するマックス ラリー カーは、R5またはRally2カーと同様のパワーとサスペンション トラベル要素を備えていますが、単一メーカーの供給に頼るのではなく、より一般的に入手可能な部品を使用しているため、メンテナンスコストがはるかに低くなります」と、説明しています
2025年にイグレシアスの A1 が採用するカラーリング
「このマシンは、ターボチャージャーにRally2カーと同じ32mmのリストリクターを備えた1.6リッター BMWミニのエンジンを搭載し、X-Shift 6速シーケンシャル ギアボックスを使用しているが、これは標準のスバル6速ケースに組み込むことができ、スバルのディファレンシャルも使用できます」
「Rally2カーよりもパワーが低く、開発もはるかに少ないですが、Pura Vida Rally Team では、RC2クラスの活性化に貢献し、ヨーロッパのメーカーだけに頼ることなく、米国で入手可能なシャーシでラリーカーを製造できることを示すことを目指しています」
「個人的には、もっと速いマシンで何ができるか試してみたいのですが、同時に、マシンを製造してレンタルしている事業主として、またラリーの発展に情熱を傾ける者として、米国製のマシンと競争できることを証明したいのです」
「Maxi/N5 はRally2カーより1 ~ 2秒/km遅いことはわかっていますが、メンテナンス費用がRally2カーの半分以下であるマシンでどれだけ近づけるか試してみたいのです」
このマシンが従来のRC2カーにどれだけ近づけるかを追求するのが目的です
しかし、先月の100エーカー・ウッド・ラリー前のテストでクラッシュし、A1でのイグレシアス選手のスタートは理想からは程遠いものでした
「スピードを出しすぎてコーナーの外側のバームにぶつかり、横転してしまいました。損傷は外観上のもので、ロールケージはそのままでしたが、車体のパネルのほとんどが曲がったり損傷したりしていたため、再びレースに出場する前に、マシンを完全に点検したかったのです」と、彼は説明しました
「ロールインテスト以来、マシンは完全にシェルまで剥がされてシャーシとロールケージが無傷であることを確認し、購入したドナーカーのおかげで損傷したボディパーツをすべて交換しました。また、新しいボディキットとスポイラーも注文したので、基本的に目に見える車のボディ全体が新品になります」
「クラッシュは間違いなく私の期待を少し変えました。オリンパスに臨む際は、より慎重にマシンを学び、1年をシートタイムと学習に充てるというアプローチを取るつもりです。スピードが速いという事で、コーナーに差し掛かった時に早めにブレーキングして、十分にスピードを落とさなければならないことに気付きました」と、彼は付け加えました
「また、オリンパスの前にアレックスとリアノン(オズラリープロのジェルソミノ)と協力して、ペースノートを高速化に適応させる作業もするつもりです。Rally3カーに近い位置にいられれば、それらのマシンはオリンパス用に作られているので満足です」
「良い点は、クラッシュする前はマシンの調子が良かったことです。新しいギアボックスはスムーズで、クラッシュで証明されたが、すぐに立ち直って走り出すことができます。あとは、マシンの扱い方を学ぶだけです!」
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マーカス・グロンホルムも、JRDモータースポーツと提携して、まったく新しいアメリカン・ラリーマシンを開発してますが、ロベルト・イグレシアスが開発しているマシンはアウディ A1の姿をしたマシン
両マシンとも、Raly2カーレベルの性能を持たせながらも安価でメンテナンスのコストも掛からないマシン
このやり方をWRCの新たなテクニカルレギュレーションに合うように調整すれば、安価なRally1カーを生み出す事が出来る様な気がするんですがねぇ
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Posted at
2025/04/09 16:57:23