『WRC the ultimate proving ground for developing tyres, says Hankook』
世界的なタイヤメーカーであるハンコックタイヤ&テクノロジー(ハンコックタイヤ)は、WRCとの新たな3年間のパートナーシップ契約を締結し、現在4戦目を迎えているが、先週末のラリー・イスラス・カナリアスに続き、ハンコックタイヤはシーズンを通してタイヤが直面するであろう最も過酷で多様なコンディションに既に遭遇している
モンテカルロの凍ったアスファルト、スウェーデンの雪と氷、ケニアの荒れた砂利と柔らかい砂、そしてカナリア諸島のサーキットのような高速ターマックなど、どのタイヤメーカーにとっても、これは困難なスタートだった
こうした多様な路面状況において、ハンコックのVentus、Dynapro、Winter icept、Winter iPikeを含む全ラインナップが、すでに実戦で使用され、この経験から、WRCがタイヤ開発において他に類を見ない貴重なプラットフォームであることが再確認されました
「正直に言って、ドライバーが直面する状況はとてつもなく過酷です。タイヤ、ホイール、サスペンション、そしてドライバーが耐えなければならない状況は、信じられないほど過酷です。あらゆる地域や路面状況において、信じられないほどの挑戦です」と、ハンコックのWRC広報担当者スティーブン・チョーはWRC.comに語りました
「技術的な挑戦やスポーツとしての魅力はさておき、世界レベルのドライバーやメーカーと緊密に協力する機会、そしてそのようなデータは、この世界選手権でしか得られません」
「マーケティングの観点から言えば、映像は確かに素晴らしいです。マーケティングの側面は確かに役立ちますが、技術的な挑戦という点では、私たちにとって非常に大きなメリットです」
ハンコックタイヤのアスファルト、雪上、グラベルでの性能を振り返り、WRC広報担当者スティーブン・チョーは、2024年2月以来3,800kmに及ぶテスト走行とWRCメーカーとの協力が成果を上げていると考えています
「まずまず満足していると言えるでしょう。もちろん、モータースポーツでは完璧はあり得ず、常に課題は山積みですが、チームやFIAと良好な開発期間を過ごすことができました。その成果が実を結んでいると思います。満足しています」と、スティーブン・チョーは付け加えました。
「タイヤは堅牢ですが、いくつかトラブルもあり、それもラリーの一部だと理解しています。そして、ラリーはエキサイティングな選手権です。それが私たちの目標です」
「世界選手権に参加するメリットの一つは、膨大なデータです。膨大なデータと多くの学びが得られるため、レース中よりもレース後に行う作業の方がはるかに多いと言え、R&Dセンターのスタッフやメーカーとも緊密に連携しています。短期的な教訓を活かすこと、そして長期的に応用できることを常に評価しています」
「現時点では満足できると思います。進化と変化は良いことですが、安定性もまた重要です。安定性があれば、競合他社は最適化を図り、自分たちが何に取り組んでいるのかを把握することができます。もちろん、必要に応じて変更を加える予定ですが、今のところは良い状態です」
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確かにハンコックタイヤにすれば、これまでのサーキットだけでのデータ収集に比べ、より市販タイヤにフィードバックの膨大なラリータイヤの方が有益でしょうね
かつてはブリヂストンがF1タイヤで最強を誇っていましたが、今度はラリータイヤで日本メーカーが最強になって欲しいものですよね
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2025/05/01 20:52:31