『Is it realistic to expect Sesks to fight for podiums?』
マルティンシュ・セスクスがWRCのトップに躍り出たことは、2024年の注目ポイントの一つだったが、今週開催されるラリー・イタリア・サルディニアに向けて、彼が再び表彰台争いに加わる可能性はどれほどあるのだろうか?
M-スポーツ・フォードのチーム代表リチャード・ミルナーは、このラトビア出身のスターを今年もチームに復帰させる契約交渉に尽力し、スウェーデンでは6位スタートだったが、ポルトガルではSS2でパンクに見舞われ残念な結果に終わった
前回セスクセがサルデーニャ島に来たとき、彼はトップ3フィニッシュを記録しましたが、それは5年前のジュニア世界ラリー選手権でのことで、ミルナーは、今週の展開について現実的な見方をしている
「セスクスにとって、今年は表彰台に立つのは非常に難しいだろう。周りの競争レベルは非常に高く、少しでも良いステージタイムを出せれば良いと思う」と、彼はDirtFishに語った
「世界ラリー選手権のトップ争いは、とてつもなく大変な仕事だ。特に、常にマシンに乗って戦っているわけではないとなおさらだ。マルティンシュを5戦連続で走らせ、コンスタントにシートタイムを確保することで、その負担を軽減しようと努めてきたが、それでも彼はマシンに乗っている時間がはるかに長いドライバーたちと対戦することになる。しかも、彼らは速い。トヨタ勢は速すぎる。ヒョンデ勢が必死に追いつこうとしているのが見て取れる」
ミルナーはセスクを評価しているが、最近のWRCで競争力を発揮することがいかに難しいかを認識している
「今週のマルティンシュに関しては、天候が味方し、路面コンディションが彼にとって有利であれば、さらに速いタイムを叩き出せる可能性はあるだろうが、新しいラリーでタイヤがどのように機能するかをまだ学んでいる最中なので、何も予測するのは難しい」
ミルナーが予測できるのは、サービスパークのブルーコーナーにチームオーダーがないことだ
セスクスの#22 フォード・プーマ Rally1は、フルタイムドライバーのグレゴワール・ミュンスターとジョシュ・マッカリーンによる熾烈な争いに新たな試練をもたらし、アイルランド出身のミュンスターは前回のポルトガルでの速さで、イギリスチーム内での序列形成の可能性を懸念させた
ポイント獲得の可能性を守るためにドライバーのペースを落とすかと問われると、ミルナーはこう答えた。「絶対にない。ポルトガルではジョシュの速さがかなり話題になったが、私としては彼は最初からグレッグのペースに追いついていて、決して一時的な成功ではない」
「彼は大きなミスを犯していないし、幸運にもクレイジーな事故にも遭っていない。スウェーデンとカナリア諸島では運が悪かったと思う。これらは小さなミスだったが、それが彼にとって教訓になっている」
「チーム内に多少のライバル意識があるのは良いことで、他のドライバーのモチベーションを高めるからです。良い雰囲気が今も続いており、それが一番大切です。私たちは積極的に仕事に取り組みたいと思っていますし、チーム内の競争は健全です。今後も情報とデータを共有し続けます。これは変わりません」
そして、マルティンシュが全く同じマシンでチームに加わることで、新たな次元が生まれて競争が激化しますが、先ほども言ったように、これは良いことです。
セスクスはM-スポーツでのWRCプログラムから少し離れ、来週(6月13日~15日)に開催されるERC 第4戦 ラリー・ポーランドに彼は、MRFタイヤからシュコダ・ファビア RS Rally2をドライブして参戦します
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セスクス自身は、クリーンな走りを心掛けて完走を目指しているようなコメントを残していますし、現時点ではポイント獲得を目指す必要のないので、表彰台争いは期待するだけ無駄ですよね
今季はマシンとタイヤに慣れる事に集中し、来季に繋げて欲しいですよね
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Posted at
2025/06/04 21:00:11