2022年02月22日
エンジンの調子が冬場にしてはすこぶる良い。少し乾いたいい音がしてきたが、まだ重い音の方が多い。低回転で微振動がする領域もある。どこかに圧損があるときのパターンだ。
疑わしいのは、オイルキャッチタンクをW化したのでここは圧損が増えている。ブローバイを排出したいが、圧が高くスムーズに排出できていない可能性がある。ファーストタンクのフィルターを10枚から5枚にしたら振動は半減したがまだ少し残っている。フィルターの枚数をもう少し減らして、オイルミストの捕集具合を試行錯誤してみたい。
●もう一つはDPFの圧損が大きくなっている。排気の抜けが重い。コンスタントに230前後で再生はかかっているが、峠にいくと130~150になる。短くなるのは当然の事だが問題は排気の重さだ。
・冬場なのでオイルの粘度はW30の上限あたりで調整している。当然W40の中盤ほどの粘度のオイルと比べて機械的抵抗は減少している。想定ではフォンフォンと吹き抜けるはずであるが、ヴォ~ンヴォ~ンと重く吹け上がる。
・これは排気抵抗が大きくなった時の吹け上がり方と観える。中古で購入してからちょうど1年で4万キロ走った。10万キロを超えたというのもあるが、夏場オイルキャッチのフィルターを緩くして限界まで回しきったことかなと思う。
・吹けなくなったらDPF洗浄すると決めていたが、ヤバイお金が無いな。という事で、簡単ケミカルを施工してみようと思う。
●DPF外さずにできる定番はワコーズのディーゼル2だ。差圧センサーの先の左のパイプからぶっこんで、アイドリング暖気後、強制燃焼するだけでよい。もう少しで軽油がJIS1号に戻るので、そこが施工タイミングとしてはベスト。
・個人施工の場合は、強制再生中にどえらく臭い白い排気ガスが大量に出るようなので、迷惑の掛からない場所を探すのが大変だ。埼玉55は夜間に河川敷の駐車場で煙を吐き出したい。
・燃やしたいのは煤ではなく、以前のブログで紹介したDPFに詰まっているオイル由来成分と燃料由来成分の燃えにくいやつらです。CaSO4はどうやっても燃えないので、これが多くなると素直にDPF洗浄となります。
●これも2万キロに1回くらいの定期メンテナンスに入れるのがいいかと思う。RMC吹くとオイルが飛びインマニが少しきれいになるのはいいのだが、オイルがDPFに廻っていく。オイルはほぼ燃焼しないというのがミソ。
・RMCで飛ばしたオイルは霧化しておらず塊のまま飛びますので、ほとんど燃焼せずにDPFへ行きます。またこのオイルは基油成分(炭化水素)主体ではなく、ほとんどが添加剤主体の油分と思っています。つまり燃えにくい。よって通常のDPF再生で焼き切れない。
●RMCもインマニの煤問題にはいいが、DPFにはオイルを連れて行くとよろしくないかと考える。では、DPFにRMCをぶっかけるとどうなるのか?
いやいや、そう言う事ばかり考えずに、たのむから普通に車に乗れ!
●軽油は高いし、オミクロンでする事も無いということで、ぶっかけてみることにしました。本来エアスプレーに充填し、ロングノズルと合わせてDPF内に直接吹きかけるのがいいのですが道具もない。
・差圧センサーの左のホースから30mlスポイトで注入するつもり。
・ホースにゴムチューブを繋ぎ、息を吹きかけ、ホースや差圧パイプ内の薬剤が残らないようにします。★当然冷間時作業です。
・DPFは垂直に立っており、液滴したRCMはその場所でDPF触媒にしみこみます。各種接続を戻して普通に走る。これを地道に4月まで10回ほど繰り返し、DPFにRMCは効くのか?を検証してみる。
これでDPFにとどめを食らわしたら面白い。😅
・化学的には通常のRMC施工と何ら変わりない。どこから吹いてもRMCは燃えないので、蒸気として100%DPFを通過します。ただ、直撃か?間接的か?の違いだけなので、油を連れてこずに、DPFに到達すると何かいいことがあるのか?を知りたい。
■寄道話し
RMCは風速が必要という事で、施工中は2000rpmが基本だ。施工後はアイドリングをせず、3000rpmとかに回転を上げてインマニの煤をぶっ飛ばすという論法です。
●久しぶりに優秀な助手にインマニの風速を計算してもらった。
φ60の場所(吸気シャッターバルブあたりはこれくらいかと想像した)
750rpm=17.5km/h
1500rpm=35.0km/h
1750rpm=40.9km/h
2000rpm=46.7km/h
3000rpm=70.1km/h
4000rpm=93.4km/h
計算が合っているのか検算していないので解らないが、感覚としてはこんなもんだと感じる。数値を見るとどおりで油が飛び散るわけだ。やはりインマニに直接吹いたときは1500~1750rpmで通常走行するのがよい。
ポイントは吸気温度センサーのオイル付着状況を観察していると、思っているよりかなり長期に渡り油は飛び続けているので注意が必要だ。
Posted at 2022/02/22 12:52:22 | |
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