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埼玉55のブログ一覧

2023年07月28日 イイね!

オイルキャッチタンクを撤去した理由

あまり難しい話をしてもあれなので、オイルキャッチの圧損を嫌っている理由を簡単に述べたい。埼玉55理論ですのでご注意を!

オイル消費は2ルートあります。

1つは燃焼室ルート(オイル上がり・オイル下がり)、もう一つはブローバイ排出ルートでオイルミストが排出されます。

ブローバイ経路のオイルミストを捕集する事に心血をあげ、フィルター密度や異径ニップルでブローバイガスの排出圧損を増やしますと、クランク内圧が上がります。

最新の自動車技術会の研究論文では、実験モデル機関のオイルリング直下の内圧は0.25MPa程度を観測し、この内圧が高くなるほど燃焼室へのオイル圧送の要因となりうるとの研究結果が報告されております。

このことは、クランク内圧が高く燃焼室内圧が低い工程時(吸気行程の時かしら)に、オイルが余計に押されて、リング合口部分、リング背面、リングとシリンダー壁の間を通って設計量以上のオイル消費を誘発する事を示唆するものと考えております。

よって、圧損を高めながらブローバイの捕集率を高めますと、結果、燃焼室ルートのオイル消費量を増やし、そのオイルはインタークーラーやインマニの捕集で軽減されることなく直接DPFへ廻りますので、圧損を生まずオイルミストを捕集する方法が開発できるまで撤去しました。

これは埼玉55には必須です。たまに埼玉55にそそのかされて3000rpm以上回すがほとんど2500rpm以下の常用域で運用されている方はやや程度、毎回4500rpmまで回す方はクランク内圧が大きく上がりますので死活問題という事です。

また、15万キロ車の経年劣化では、オイル上がりはまだましですが、オイル下がりは一度オイルの通り道ができますとケミカルケアをする事は難しいと聞いておりますので、思い切って撤去しております。いまのところ。

●参考
SOCIETY OF AUTOMOTIVE ENGINEERS OF JAPAN Vol. 6 No. 3 2016への寄稿
ピストンリングーシリンダ間の摩擦損失低減と油膜挙動
三田 修三(株式会社豊田中央研究所)
Posted at 2023/07/28 19:32:57 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2023年07月24日 イイね!

ケミカルオーバーホール 1発勝負中

ケミカルオーバーホール 1発勝負中●埼玉55にも悩みがあり
15万キロ弱でエンジンがヘタっていると思いますので一度オーバーホールをしておきたいところです。比較的状態のいいエンジンだと思いますので、ケミカルを使ってシリンダー壁面とピストンリングの隙間のすり合わせ調整を行います。


チタニックのステッププログラムを始めました。

●平たく言うと
Step1.ハロゲン系で溶かして摺動面をミクロン単位で平らに仕上げ

Step2.チタンでフラッシング後チタン保護膜でコーティングして

Step3.チタン系エステルをオイルに入れてヌルスコにする

●施工方法

・オイルはミカドのT-BLEND C3 SP GF-6 RC 5W30を5L新油
・Titanic(チタニック) ハロゲンチタンプラス 250ml TG-H250(熱帯雨林¥3,089)を1本

入れて500~1000キロただ走るだけです。
※新油にしないと劣化の始まったオイルではフィーリングの変化が読み取れません。

●アクセルの付き具合で判断
W30の100℃時動粘度11.8、40℃時動粘度60.8とかなりサラサラ系のオイルですが、添加後200キロあたりから、この暑さの中でもアクセルの付き具合がいい感じになりはじめました。

・燃費は高速を使って測りましたが道が混んでいて70~80キロで75キロ位が多く燃費の出やすい走行でした。関越の大泉から上里SAまで28キロ強/Lでなんか壊れているくらい抵抗なくエンジンが音もなく回ります。平たん路ではありますが一応登り基調の道です。やはりチタニック系は強烈です。ハロゲンは本来溶かすやつですが、それにも液体チタンが配合されているとの事です。

・すごい凄いと感心して山で熱を入れて全開で回しているとアクセルの付きが急に出始めて普通の燃費に戻り音もやや静かくらいに戻りました。カム山が銀灰色だったのが真っ黒にコーティングされています。


これが完成なのか?これから先もっと変化があるのか?さっぱり解りません。はやくStep3まで行きたいところですが、一応説明書どおり500~1000キロまでこのまま継続して様子を見ていきます。

・本来改良前のスカD2.2SHエンジンは、W30ではアクセルの付きは悪く、抜けロスの大きいエンジンですがその分4500rpmまでの軽快さは素晴らしくディーゼルエンジンで他にはありません。

・1750rpmからアクセルの付き感があったものが1500rpm強でついてくるようになりましたので、この先どうなるかはまだまだ解りませんがかなり期待できると感じております。

・もちろんEGR制限ぺらを外し、2-ブトキシも抜いた状態で施工中です。

これが普通のVHVIのW30のオイルで真夏に起きている事が驚異的ですね。普通は抜けて何も起きません。
Posted at 2023/07/24 18:08:40 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2023年07月21日 イイね!

オイルフィルターは毎回交換みたいです

オイルフィルターは毎回交換みたいです埼玉55は赤まで回すのでオイルフィルターはオイル交換時に必ず交換しています。

みなさんはいかがでしょうか?ガソリン車の流れでオイル交換2回に1回とかのパターンが多いのかと感じますが、マツダのHPで一応確認してみますと、シビアコンディションでは6カ月 5000キロ毎の交換がメーカーの言う交換目安となっておりました。

ディーラーでメンテパックで交換していたときは2回に1回でしたが、当然シビアコンディションで1回で5000キロは走っていましたので、このあたりディーラーもアバウトなのかなと今更ながら感じます。

●スカD2.2の油圧制御
以前スカD2.2の油圧制御図とオイル流量の話をしましたが、このエンジンはかなり特殊で、3000rpm以下は最低のオイル流量で流れております。3000rpmを超えてようやく普通の車並み(やや少ない)の流量にコントロールされております。単純に3000rpmを境におおよそ2倍の流量差があります。

・峠の下りでしっかり回してやると軽くなりますね😃

●オイルフィルターの話し

つまり常用回転域ではチョロチョロとしかオイルを流していないので、オイルフィルターに少し汚れが溜まると流量不足を招きかねません。そうなるとピストンリングあたりの清浄潤滑が厳しくなるのかと思います。

・ネット動画で、少し使ってフィルターの目が詰まってくると細かいコンタミまで取れていいとかいうのをみましたが、スカD2.2にはリスクが高く通用しませんのでマツダのいう交換目安どおりが安心かと思います。1200円くらいをケチってピストンリングを固着させては悔やみきれません。😋

⚫️マツダ車の点検/交換時期の目安
国内都市部の交通事情は間違いなくシビアコンディションに該当しますので、6カ月 5000キロ毎の交換がメーカーの言う交換目安となっております。

・エンジンオイル交換のみ繰り返すと、フィルタ内には0.5リットル程度の古いオイルが残っている為、新しいオイルを早期に劣化させてしまいます。また、高性能オイルや新品オイルに交換しても、その効果は半減してしまいます。

https://www.mazda.co.jp/carlife/service/parts/oil-filter/
Posted at 2023/07/21 12:36:05 | コメント(6) | トラックバック(0) | 日記
2023年07月19日 イイね!

クーラントリカバリー

油温がちと高い、エンジンオイルには厳しい時節となりました。

油温を下げるには水温を下げるという事になりますので、クーラントのキャビテーション対策を行います。

●どちらにする?
ワコーズのクーラントブースター か 古河薬品工業のクーラントリカバリー

・値段は熱帯雨林で前者が2100円、後者が1109円という事で、迷わず安い方です。成分はエチレングリコール、防錆剤、消泡剤とあり、消泡剤だけを入れたかったのですが、見つからないので出来合いの製品を買いました。

・消泡剤はクーラント添加剤で、経年劣化によりキャビテーションを抑える効果が低下するとクーラント中の小泡で水温が高くなるとか言われておりますが、目視確認できませんのでよく解らない世界です。念の為の保険として投入します。本来確実なのはクーラント交換ですね。

・かたやキャビテーションは必ず起きているものであり、船のスクリューが航跡を残すのが解りやすい話かと思います。

●投入方法
直入れと、リザーバータンク入れがありますが、簡単なリザーバータンクに投入。量は合わせましょう。

●効果は
水温安定しました。86℃きっかりです。油温は92~93℃。少し回して96℃まで上昇しやがてベースの92~93℃へ戻ります。これもエアコンのファンがガンガン回り始めると一気に安定しますので、クーラントリカバリーの効果かどうかはよく解りません。

●キャビテーションの怖さ
キャビテーションの発生原因は2種あり、エンジン振動を起因とするもの、ウォーターポンプの高速水流によるものとの事です。

・この気泡がエンジンを壊す話があり、物理的な破壊と化学的腐食による破壊があるようです。まさか今の時代の車にとは思いますが、油温が高くなる個体は注意が必要かもしれません。

ピュンピュン号の事だわ

原因はクーラントではなく絶対に右足だろ

■参考文献
防蝕技術 Vol.21,No.1 内燃機関冷却水系におけるキャビテーション損傷および腐食

鉄道技術研究所 露木昭治

https://www.jstage.jst.go.jp/article/jcorr1954/21/1/21_1_3/_pdf/-char/ja
Posted at 2023/07/19 18:21:45 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2023年07月18日 イイね!

スリーボンド 6905(カーエアコン用高性能潤滑剤)

三連休に京都へ行きました。ほんまに暑かったです。

我が家のピュンピュン号はイマイチエアコンが効きません。後席はまずまずですが、前席はどうやっても暑く、18℃に設定してACCの循環でようやくというレベル。

これはなんとかしないといかんという事でワンタッチセルフ施工のできるものをチョイス

ネットショッピングで本体1280円+送料520円合計1800円と格安の箱開封品を注文。普通は4000円台です。

●スリーボンド 6905

付属の特殊ノズルをスプレー缶にしっかりねじ込み装着し、低圧側の注入口へワンタッチ装着。アポロコック形式でカチャッと音がするまで強く差し込むだけです。

工具不要で簡単な手順書通りにつないでエンジンかけて2分ほどエアコンまわすだけの簡単施工で、効果はバッチリこれは効きました。

※ワコーズやニューテックのものはチャージングホースを使ってエアパージもする必要があるとネットで見たので、迷わずスリーボンド製をチョイス。




エアコンの効き具合がかなり良好になりますが、コンプレッサーの作動音が静かになって高級車みたいです。エアコン負荷が減って燃費がよくなるのではないかという話もありますがそこまでは解りません。

こんな事なら旅行前にやっておけばよかったデス。
Posted at 2023/07/18 09:11:18 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記

プロフィール

「@ぐれんふぃでぃっく30Y さん
塩カルストップとか言う防錆塗料がありますが、恐ろしくお高いですね😋」
何シテル?   05/13 19:08
埼玉55です。よろしくお願いします。とにかく長距離ドライブするのが好きです。あとCX-5で未踏破の県は沖縄県のみ。 CX-5をKEからKFと乗り継いでいま...
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