
ヤフーショッピングで
5W-40 25,500円 もう少し安いところもありました。20Lペール缶の値段です😋
このオイルは一度こぉさんが入れております。
●いわゆる非ニュートン系
一般的なオイルと考え方が全くことなり、粘弾性オイルと称し粘度調整に粘度指数向上剤を使っておらず、粘弾性オイル成分で行っております。
粘弾性成分とは?高分子HCですので高分子ポリマーである事にかわりはありません。
ポリマーせん断による粘度低下が、粘度指数向上剤のポリマーより少ないということと思われ、市販オイルよりシャバシャバになり難いと。
物性として曳糸性が高く、同じ動粘度のオイルに比し絡みつきオイル切れ(油膜切れ)を起こさないという特徴があります。
●使用感
普通のVHVI基油に粘弾性オイル成分を5%程度添加したものと思われ、シリーズにより添加率に違いがありそうです。
大したFM剤が入っていないにも関わらず、粘弾性成分のおかげかカム回りの当たりが柔らかくガチャガチャのメカノイズと微振動が消えます。
RESPOは粘弾性オイルに有機チタン配合が定番ですが、DIESEL SPORTS C3には残念ながら有機チタンは配合されていません。その割に、4000rpmまで軽く吹け上がります。
また、格段に同じW40のミカドよりアクセルの付き具合が良く、2000rpm以下はさほど差を感じませんが、そこから上が暴力的にグイグイ車を前に出す力を感じます。踏み込む派の埼玉55には相性の良さがあります。
今の季節は油温によるフィーリング差が少なく、冬季のフィーリングが気になります。
●オイルミストについて
定峰峠に持ち込み120℃まで油温を上げてみましたが、熱々のオイルフィラーキャップを開けても、オイルミストの量が圧倒的に少ない事が解かります。見た目でミカドの1/3~1/4という感じで長々とモクモクしません。
もちろん熱ダレ感も有りません。
学術的にはオイルミスト低減には動粘度をあげることと、オイルの曳糸性(ひきいとせい)の高い物ほど効果があるとされています。
どちらかと言うと動粘度より、曳糸性の高いオイルが発生したオイルミストを早く凝集液滴下させエンジンオイルに戻る効果が高いとの事。
煙突掃除2号でお掃除してみますと、オイルがほどんど付着しません。あれだけ踏み込んだのにこれは驚き。
エーモンの爪では黒マヨ状のものが普通に付いてきますが、過去の研究よりインマニに廻る油分は、オイル由来は少なく、軽油由来の成分が多いため、DPF再生時の希釈により廻って来た油分であります。
違いはオイル由来は粘度が高く拭き取り時に粘り気を感じますが、軽油由来はサラッとして粘り気が全く感じられないものとなります。バタフライを指で触ると違いが解ります。
●油温は普通
ミカドにFM剤をたっぷり添加したものと、FM剤無添加の素のままRESPOで油温は同じです。
●驚くほどカムケース内が

綺麗になっています。油膜切れを起こさずに汚れに絡みついていくような特性があり、バーダルやるより短時間できれいになりました。

こちらは交換前の有機モリブデン入りで黒グロしていまず。汚れている訳ではありませんが、汚く見えます。
ピストンリング廻りもカムケース同様にきれいになってくれているとうれしい事です。モリブデン系の添加剤が入っているオイルは黒く汚れたようになりますが、Mo系を含まないという証明でもあります。
モリブデンはスラッジの原因となりますので入れすぎ注意。粘度指数向上剤もオイル汚れの原因となります。
非ニュートン系に共通するのが驚くほど汚れが落ちるので、1000キロでオイルフィルターを交換しろという話があります。今500キロでこれ程きれいになったので、あながち間違いでは無いと思われ、1000キロ走ったら、オイルフィルターだけ交換してみます。
●濃度管理
粘弾性成分の濃度次第で、入れすぎは逆に燃費が悪くなるなど副作用がありますが、RESPO DIESEL SPORTS C3はもう少しだけ粘弾性成分を増やすとピュンピュン号にジャストフィットしそうです。

そこで、RESPOの添加剤もしくは、ブリッジカンパニーのOI-L(オイール)という物を検討して、未知なるOI-Lを購入しました。
今5%配合と考え、6%となるように50mlをオイルフィーラーから投入して粘弾性効果の微調整を図っていきます。やりすぎるといきなり抵抗が増えるので探りながらの調整です。
Posted at 2024/08/22 22:38:05 | |
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エンジンオイル | 日記