
先週には雪が積もり、今週も朝には氷点下でしたが、昨日辺りから急に春の陽気ですね。私は体調に問題はありませんが、皆様、温度差で体調を崩されませんように。
さて、Moddoreの改良でてんこ盛りになってしまう電気系を収めるための箱の縦伸ばし加工の続きです。
先週の作業では、枠状の嵩上げ部材をMDF板で作って、蓋との嵌合部を彫刻刀で削って作ったところでした。
今日はこの嵩上げ枠を底側の箱にくっつける加工をします。
まずは、Moddoreから今のコントローラボックスを外します。

この底側の箱には、ベース板と一緒に貫通している穴(ケーブルを通す穴、箱を固定する穴)が開けてあるので、そのまま使いたいのです。
先週書きましたが、上の蓋側は使いません。部品を詰め込むためにスイッチやタイマー位置を変える必要があったので、作り直しています。
ということで、分解です。久々に蓋を開けました。
部品を引っ剥がして、

バラバラにしました。
この底側の箱と新しく窓を作った蓋側の箱に嵩上げ枠を仮に重ねてみて、Moddoreに載せてみて、一応完成イメージを確認です。

ちょっと背が高すぎる感がなくもないですが、まあいいでしょう。
底側の箱と嵩上げ枠は接着します。接着のその前に、箱の中の柱が後で邪魔になるのでカットしておきました。
道具は、何かで使うかなぁと思ってダイソーで以前買っていたこれでやりました。
底側の箱の縁は、上から蓋が嵌まるように、内側が高く外側が低くなっています。

この縁の上にMDF板嵩上げ枠を接着剤で貼り付けます。強度が欲しいので、エポキシ接着剤を使いました。

まあまあちゃんと着いたと思いますが、上の画像のように、底側の箱の縁はかなり細いので、エポキシでもやや心許ない感じがします。そこで、その溝を強固に埋めることにしました。
使う材料は、こちら。

昔飼っていたウサギの老齢介護で使っていたベビーパウダーです。
ベビーパウダー??? それで何するの??? って思われるかも知れませんが、これをエポキシ接着剤に練り込んでパテを作ります。
ベビーパウダーってそもそも何なのかというと、タルクの粉末です。タルクの粉末に香料が加えてあるだけのものです。
で、タルクって何かというと、含水ケイ酸マグネシウムという名前の鉱物です。石の状態で採掘されるそうです。無機鉱物の中で最も軟らかく(モース硬度1)、化粧品とかプラスチックの充填剤とかに様々に利用されています。タルク単体でも売っていますが、ベビーパウダーが手元にあったのでそれを使うことにしました。
これを、エポキシ接着剤に少しずつ混ぜて、ちょうどいい硬さになるよう様子を見ながら練り込んでいきます。

市販のエポキシパテは硬いものが多くて、細い隙間を埋める用途には使いにくいのですが、これならば好きな硬さに調整できます。少量だけ作ることもできるので、無駄も出ません。そして、エポキシなので固まった後の強度にも期待できます。
ベビーパウダーを入れて練ったエポキシ接着剤を底の箱と嵩上げ枠の隙間に充填していきます。
エポキシ接着剤そのものだと隙間に入れても垂れてしまいますが、パテ状なのでそんなことにはなりません。柔らかめにしておけば、隙間にも入れやすいです。
使っているダイソーのエポキシは固まるのが早いタイプのもので、1時間もすればかなり固くなりました。しばらく待つとパテ埋めしたときとはうって変わって、カッチカチになりました。かなりな強度になったと思います。
固まった後には、余分な部分を削りました。
綺麗な真っ平らになるまで削ると綺麗に仕上がるでしょうが、かなり大変なので、ほどほどのところでこれでいいことにしました。
で、削ったあとは、塗装ですね。
ダンボールで足を作って、外で缶スプレーで塗装します。

今日は陽気がいいので、塗料の乾きが早く、重ね塗りがやりやすいですね。
4度塗り目かな。
夜には塗装も乾きました。
パテが固まる間にスイッチの穴あけをしていた蓋をつけてみましょうか。
こんな感じです。

まあまあの一体感でできたかなと思います。
ただし、このままでは蓋のロックができません。そこも作らないと‥‥。
なかなか終わりそうにない‥‥な‥。
《つづく》
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2024/03/16 22:54:38