
最近はいつもアリエク(AliExpress)ばかり使っていて、
Temuは食わず嫌いだったのですが、初めて使ってみました。
正確には、Temuは
広告がしつこくウザいために、むしろ使いたくないと思っていたので、食わず嫌い(=嫌いと思い込んで食べようとしないだけで本当は嫌いなわけではない)というよりも、そもそも食べたくない(使いたくない)と思っていたという方が正しいかもしれません。
‥‥で、食べてみると‥‥
わりとおいしいかもしれません。
まず、ご存じない方もいらっしゃるかもしれないので、Temuとは何かを少し説明すると、中国の通販サイトです。
日本で中国の通販サイトと言えば、AliExpressが有名どころかと思います。
AliExpressが、アリババグループが運営している中国国外の消費者向けのオンラインマーケットプレイス(越境ECサイト)なのに対して、
Temuは、拼多多(PDDホールディングス)が運営している越境ECサイトです。
AliExpressを引き合いに出したついでに、アリババの他のオンライン・マーケットプレイスについても説明すると、
・AliExpress: 中国国外の個人消費者向け(B2C)のオンラインマーケットプレイス(越境ECサイト)
・Alibaba.com: 世界規模でのB2Bのオンライン・マーケットプレイス
・天猫(Tモール): 中国国内向けの個人消費者向け(B2C)のオンラインマーケットプレイス(ECサイト)
・1688.com: 中国国内向けB2Bのオンライン・マーケットプレイス
・淘宝網(タオバオワン): 中国国内向けの個人間取引(C2C)を仲介するオンラインマーケットプレイス(ただし法人が個人名で出店しているケース多)
となります。そのため、日本から個人が買い物をするときには、もっぱらAliExpressを使うことになります。私も盛大に利用していて、頻度としてはAmazonや楽天よりよく使います。安いもの・小さいものしか買わないので、金額は全然低いですけどね。
話を戻してTemuですが、日本でサービスを開始したのは
昨年の7月なので、まだ1年も経っていないことになります。
一方中国では、拼多多の利用者数は2020年12月時点で
アリババを超えて中国1位となった(取引高ではアリババが1位)そうで、実績は十分にあるサービス事業者だと言っていいでしょう。
ただし、中国国内では成長したものの、国外はまだまだこれからといったところのようで、
シェアを拡大したいのでしょう、Temuの広告はかなりウザいのです。
まあそれで私も嫌っていたのですが、最近みんともさんがTemuを使われているブログを書かれていて、今一度、見直してみようかと思っていたのでした。
‥‥という背景がまず一つです。
それとは別のもう一つの流れがあります。
私のガレージの床は、
最近手直しのブログを書いたところでもありますが、コンクリート鏡面仕上げのピカピカの床です。できるならば、その綺麗を維持したいと思うわけですが、インプレッサは日常使いの車なので
雨で濡らして、それで汚してしまうことがあります。濡れた後に表面がおかしくなってしまった問題は、
施工直後の遊離石灰が原因だった[*]ので今は起きていませんが、当たり前に汚れることは汚れます。そりゃそうだ。
そのため、雨の後はできる範囲で床を拭くようにしてはいるのですが、そこそこ大変です。車をどけて拭きたいのに、雨が降っている間は外に車を出すとまた濡れる現象が起こる(当たり前)ので、都合のいい時には拭きたくても拭けないとかになったりします。なので、車が駐めてある状態で極力拭いておいて、晴れた後に車を出して拭き直すようなことをやっています。
ちょうど昨日雨が降ったので、まさに、昨夜ある程度拭いておいて、今朝出勤前に車を前に出して拭いたところだったりします。
[*]原因は打ち立てのコンクリート内に残る未硬化の遊離石灰CaOが析出し、水と反応して腐食性の強いCa(OH)2となったため
まあ、そんな感じで気になったときに拭けばいいとも言えますが、インプレッサの下の方だけに
フロアマットを敷いてしまえば楽ちんになるのでは?と思ったわけです。マットでの保護にもなるので、床の傷みも減りそうです。
そもそも、リビングに居てガレージ内が見える範囲は、
ほぼ355が駐めてある範囲だけだったりします。インプレッサは355の向こう側にあるというのと、照明の関係(通常はインプレッサ側は照らしていない)でほとんど見えないのです。
日常的に目にする355側はもちろんピカピカ床のまま(そもそもほとんど汚れることもありません)にしておいて、インプレッサの下にだけ、
車サイズの巨大なフロアマットを敷いてしまえないかと思ったわけです。目的からして、汚れを床にまでは透過しない
防水タイプのマットが欲しいということです。梅雨に入る前くらいまでに敷けると、手間が省けてありがたいと。
それで、ちょっとそういうフロアマットを探してみたのです。でも、なかなか
車全体の大きさをカバーできるような巨大なマットは見つけられないのですよね。
普通に国内で探すと、
小さいサイズのパネルを嵌め込んで大きくしていくタイプのマットしか見つけられません。1枚物は大きくても2m程度のものしか見つけられないのです。でもそれでは、
繋ぎ目から水が床に漏れてしまって、水とともに汚れが床に行ってしまうと思うのです。なので、できれば車の大きさ以上の一枚もののマットが欲しいわけです。なかなかないので、継ぎ目のあるタイプを買って
継ぎ目を後から防水することも考え始めていました。あるいは
工場で敷いてそうなただのゴムのシート素材のようなものを買うしかないかなぁと思ったりもしていました。
この段階では、
大きく重そうなものは、送料の関係から
越境EC向きではないので、中国のECサイトは調べていなかったのですよね。
まあ、一応と思って、いつものアリエクから調べてみました。でも、所望のもので良さそうなものが見つけられません(調べ方が悪い可能性あります)。その後に上の背景もあったので、Temuでも調べてみようと思ったわけです。
で、Temuで探すと、
あっさりとまさに狙っているようなフロアマットがあったのですよ。

おぉ、これがいいんじゃないかと。
‥‥ということが重なりまして、初めてのTemuでの買い物は、かなりな大物を買うことになりました。
探していたものがようやくTemuで見つかったという流れなのですが、
オマケにめっちゃ安いのですよ。Temuを使って欲しいが故のキャンペーンが幾重にも展開されているためです。
まず、サイズ感からしてどう考えても送料が高くかかりそうなのに、
送料無料(!)です。そして、選んだ商品は
最大60%OFFキャンペーンで52%OFF(!)になっていて、しかも、
Temu初回利用クーポン1500円(!)まで使えるという三重のキャンペーン状態でした。
注文後、配送の状況がわかるシステムもいいですね。配送状態をわかりやすく非常に細かくトラッキングできます。
途中の表現も非常にわかりやすい。
「荷物は空港に到着し、フライトを待っているところ」「飛行機出発」「パッケージが空港に到着」、、、うん、わかりやすい。
しかも到着も早かったのです。4/25の注文から24時間以内には発送され、4/29には日本に到着、通関が終わって5/1には我が家に届きました。
1週間かかっていません。少し前にアリエクで買ったものが4日で届いたときも驚きましたが、送料無料だし1~2か月くらいかかることもあるかもなぁと思って注文していたので、あまりの早さにびっくりです。
最後の最後のヤマト運輸の配送で、嫁さんが家にいたのに不在扱いにされるというちょっとしたトラブルがあったのですが、それにもすぐに気が付いて昨日受け取りました(それに気が付いたのはヤマトのアプリで)。
そのトラブルがあったためにわかったのですが、
Temuのシステムとヤマトのシステムはかなり密結合していて、ほとんどリアルタイムにTemuのトラッキングシステムの方にヤマトの配送の状況が逐一反映されるのです。良くできていますね。
配送状況の見せ方もわかりやすいし、肝心の中身の配送情報も正確で早くて、なかなかしっかりユーザのことを考えて作りこまれているなと感心しました。
(めっちゃウザい広告の出し方も相当練りこまれて、ある意味感心します。ウザいです。)
届いたフロアマットは、こういう感じの梱包でやってきました。かなりコンパクトに畳まれていて、ずっしり重いです。

大きさ比較のためにティッシュを並べてみました。
さて、朝に床をちょうど拭いたところですし、会社から帰ったところで、早速ガレージに敷くことにしました。
まず敷く前に、もう一度ドライモップを掛けました。
紐でぐるぐる巻きになっているフロアマットをガレージに持ってきて、

紐を切って拡げます。
裏側がゴム引きになっています。厚みは3mmくらいですかね。
拡げると、こういう感じです。

ちゃんとデカいです。サイズは、549x239cmあります。色もガレージに馴染むダークグレーでOKですね。
まだ畳んだ跡がしわになっていますが、たぶんしばらく時間が経てば取れるでしょう。
インプレッサを入れてみました。
インプレッサよりも103cm長く、64cm幅が広いです。車を駐めた後に車体から水が垂れてきても、マットの範囲内に十分に納まりそうです。
大きめの玄関マットが90x60cmくらいだと思いますので、
面積にするとそれの24倍ほどあることになります。
それで値段ですが、上記のキャンペーンも入れて、
8,997円(送料無料)でした。玄関マットの24倍もの大きさがあることを考えると、激安と言っていいのではないかと思います。日本ではそもそも見つけられませんでしたが、もしも同じものが売られていたならば、数万円はするのではないかと思います。
使用感は後日となりますが、見て触ってみての質感は悪くありません。いい買い物ができた気がします。
照明を点けてリビングから見た様子としても、展示場に車が置いてあるときのようで、むしろいいかも。
さて、なんとなく、Temuはアリエクとは違って
品揃えが良くないと思い込んでいたのですが、実際にサイトを覗いてみると
そんなことはないですね。ジャンルにもよるでしょうが、アリエクよりもむしろ品揃えが充実していたりするものありそうです。ただし、調べ方次第で見つけられるものが変わる検索の難しさが、アリエクにもTemuにもあるので、本当のところの品揃えの比較は難しいかもしれません。
Temuがやっている
はちゃめちゃなキャンペーンはいつまで続くのかわかりませんが、今後はTemuも覗いてみようかなと思います。
ただし、Temuには
いろいろと悪い話もあるようなので、まだ様子見の様相もあります。が、ひとまず、十分に使えることがわかりました。