
先日届いたプリント基板(PCB)に部品を実装して、測距センサーと仮の電源を繋いで動作確認を行いました。まだModdore本体に繋ぐ前の単体でのテストではありますが、思った通りに動くことが確認できました。
まずは、製作したプリント基板に抵抗をはんだ付けするところから始めて、

ポテンシオメータとコネクタを付けて、

スイッチングレギュレータ、ダイオード、電解コンデンサ、コンデンサを付けて、

トランジスタも付けて、

問題なく基板が完成しました。
細かい作業である点はそれなりに大変ではありますが、プリント基板だとシルクスクリーンに
書いてある通りに部品を挿してはんだ付けしていくだけでいいので、簡単でいいですね。ユニバーサル基板だと、部品の配置をしつつ、配線もしていきながら、間違えていないかを逐一確認しながら、実装していく必要があるので結構大変なんですよね。
作った基板には、2つのポテンシオメータがあって調整ができるようにしてあります。
黄色い方は、車があるかどうかを決める
距離を調整するものです。緑の方は、その距離以上となった
時間を調整するものです。車がいなくなったことを確実に判定するため、一定時間以上遠い状態が続いて初めて車の不在を判定するようにしています。
基板の次は、測距センサーとModdore本体から繋がるケーブルにコネクタを付けました。後者の写真はありません。

圧着端子が小さくて、地味に大変でなかなか骨の折れる作業でした。
そして、テスターで電圧を確認しながら、距離を決めるポテンシオメータを調整します。
完成設置後にまた最終調整をしますが、ひとまずは1.5Vにしておきました。トランジスタのベース電圧0.7Vと合わせて、2.2Vが距離判定の閾値となります。
センサー特性グラフから、2.2Vのセンサー出力となる距離は約1.5mです。

設置後はもう少し遠くにした方がいいかも知れませんが、ひとまずテスト用です。
それで、動かしてみて、問題なく
一発で動きました!!
センサーの前1.5m以内にものがあるときには、この追加回路からModdore本体に戻る出力が(ほぼ)0Vになっているのに対し、
そこから1.5m以上遠くに離れてしばらく経つと、出力が12Vになりました。
回路シミュレーションを何度もやっていたので、設計には問題がないだろうとは思っていましたが、さらに電気CADで作ったプリント基板を使うと、実装ミスも入る余地がほとんどないですね。
まだ、追加回路とセンサーを筐体に入れたり、Moddore本体の方の改造をしたりする必要があるのですぐには完成しませんが、肝のところは動いたので、なんとか作れそうです。
《つづく》
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2024/09/07 21:21:35