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2024年09月26日

また動かなくなったのだけれども

また動かなくなったのだけれども 月曜日に馬頭にドライブに行ったときの話です。

先日、開かなくなった排気バイパスバルブ。出掛けるときには問題なく開き、いつもの気持ち良いエンジン音でドライブを始めていました。その後も天気のいい中、快調なドライブはしばらく続きます。
ドライブも後半になった頃に、なんだか排気音が大人しくなっていることに気が付きました。出掛けてだいぶ経った頃に、徐々に変化していたようです。気が付いたときには、Pボタンを押しても音が変わりません。バルブがまた動かなくなってしまっていました。

先月バルブが動かなくなったときには、バルブの可動部周りの潤滑だけして様子を見ていた状態だったので、そのときには本格的にダメになったのかなぁなんて思っていました。

「やっぱりバルブがおかしい!」
「ちゃんと直さなきゃだめなんじゃないの」
そんな会話を車内で嫁さんとしたりしてました。

それで、ドライブから帰った後のエンジンがある程度冷えた後に、動かない様子をまずは現認してみようと思って、スコープカメラを設置して録画をしつつ動作を確認しました。

すると‥‥
  あれれっ、音が変わる! バルブ開くじゃん!

何もしていないのに、バルブは動いちゃったのでした。このときには、本格的にだめになって動かなくなっていると思っていたので予想外です。
あれれと思いつつも、せっかくテストを始めたので、しばらくスイッチを入れたり切ったりして、長めに動画だけは撮っておきました。そのときは特に何も意図していなかったのですが、実験をするならば、データだけは多めに取っておこうと思う技術者の癖が出たのでした。


さて何なんだろうなぁ、これでわかんなくなったなぁ、とモヤモヤしつつ、ひとまずテスト環境を撤収して部屋に戻りました。
そして、さっき撮った動画を念のため見返してみることにしたのです。

すると‥‥、最初のうちは全開になっていたバルブが、だんだん全開にならなくなるような動きをしていたように思えました。僅かに閉まったり開いたりする不安定な挙動から始まり、その後に全開ではなく7割開きくらいになって、微妙に開閉しながら揺らいでいるように見えるのです。(狙って撮った訳ではありませんが、決定的現象を押さえた気がします。)
その様子がこちらです。今回は別アプリで録っていた音も乗せています。

※この動画には、じっくり見たあとの解説を入れていますが、最初はよくわからずに見ています。

見た直後、まだちゃんと理解できておらず、「え~、何これ!? わかんないなぁ」とか独り言が漏れます。独り言が大きすぎて、嫁さんから何がわからないと言っているのかがわからない、とか突っ込まれたりします。

もうそのときにはテスト環境を片付けちゃっていて、すぐには再確認できなくなっていましたし、ひとまず急いでいるわけでもないので、別のこと(ドライブのブログ書いたり(^^;、Youtube見たり、ご飯食べたり、七深と遊んだり‥)をしたりして、保留にしていました。


その後、少し落ち着いてから、
 ・馬頭へのドライブ中に起きたこと:朝は問題なしだったが、気が付くとバルブが元に戻っていて、動かなくなっていた。
 ・帰宅後のテストで起きたこと:最初問題なくバルブは全開になったが、テストを続けているうちにバルブが閉じ気味になってきて不安定になってきた。
というファクトについて、考え直しました。これは、
 冷えているときは問題なく動くけれど、エンジン周りが温まってくると、段々バルブの開きが悪くなってきて、最後には閉じてしまう
ということが起こっているのだろうと考えられます。そしてそれが、元に戻らないような類の故障ではなく、冷えると再び動くようになるような故障の仕方をしていると。
これは、バルブを閉じるバネダイヤフラムを引っ張る負圧が負けて、バルブが戻り気味になってくるのだろうと思われます。エンジンが温まってくると、負圧が徐々に抜け始めてしまうのではないかというのが一番ありそうな話です。

それに対して、先月おかしくなったときは、
 出発直ぐにはバルブが開かないのに、ドライブ中に何度かスイッチを押しているうちに開いた
という症状を呈す時期が少しあった後に、ある日、
 何をやってもバルブが開かなくなった
という状況になりました。

すなわち、今起きている故障と先月の故障とでは、故障モードが異なるということです。

何かが壊れたとき、(それが原因となって)道連れで周囲の他のものも壊れることはあります。また、壊れたまま放っておいたために、他のものも壊れて複数個所が結果として壊れた状態になることもあります。しかし、独立したものがたまたま同時に壊れることは普通はありません。バルブ軸の機械的摺動性劣化と負圧漏れとに因果関係はないと思うので、別の問題が同時に起こるなんて不思議な話なのです。

で、なんでだろう? となるわけです。が、思い当たることがありました。

前回の故障確認の作業の一環で、負圧が排気バイパスバルブまで来ているかどうかをチェックするために、バルブのニップルからエアホースを外したことがありました。


このときは、負圧は来ているなぁと軽く確認だけして、ホースを挿し直してホースバンドを締め直していました。そのとき、以前締めてあったところから少しずらしてホースバンドを締めることにしたのです。


かつ、あまり強く締めるのもなんかなと思って、緩めに締めていました。ホースは劣化して硬くなっていたので、なんとなく、あまり変形させない方がいいかなって思ってそうしたのでした。
でもそれではここの締めが甘くて、エンジンが温まってくると、ゴムが柔らかくなるとかホースバンドが伸びるとかが起きて、徐々にこのホースの継ぎ目に隙間ができてくるのではないかと思うに至りました。

きっと、それが原因な気がします。自分で新たな問題を作り出しているだけな気がします。潤滑を良くした修理後にドライブをしたのは今回が初めてではありませんでしたが、ちょっと経ってからこのエア漏れをするようになったのではないかと。

‥‥と、思いだけを巡らせて、平日のその後には何もやってはいません。御託はいいからさっさと弄ればと言われそうですが、休みの日に時間ができたときに、もう一回確認から始めてみようと思います。


その際には、硬くなってしまっているホースの交換もしておきたいところですね。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2024/09/26 20:58:10

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この記事へのコメント

2024年9月26日 21:45
ホース先端(硬化した)のみカットすると良いと思います
コメントへの返答
2024年9月26日 22:10
はい、それでも良さそうですが、シリコンゴム製の耐熱ホースが買ってあるのですよね。エアクリーナーとか遮熱板とかをばらさなきゃいけないので、前回面倒臭くなってサボっていたのでした。

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