
多少は今年の冬にも宇都宮で雪は降りましたが、3月後半になったこの時期になって、ようやくまとまった雪となりました。ここ数年は雪が少ないことが続いていて、アスファルトにちゃんと積もったのはかなり久々だと思います。
とは言え、今日は雪とは無関係に元々バスとLRTに乗って仕事に行く予定の極めて珍しい日だったので、車に乗る予定はないのですけどね。午後には雪は融けてしまいそうなので、久々のこの宇都宮の雪を味わうことはないでしょう。
さて、今朝早くの話から。
うちの辺りは、夜に雨から雪に変わるのが遅かったようで、アスファルトが雪を融かす力の方が上回り、私道に雪は積もっていません。
でも、横風が強く、バスを待つ間、雪が体に叩きつけられかなり寒い思いをしました。屋根が架かっているバス停なのですが、まったく無意味なくらいな横風です。
いつもの切れるような乾いた空気とは違って、湿度を感じるしっとりとした空気のときには寒さが和らぐものですが、そんなことは上書きするくらいの風です。
‥‥早くバスが来ないものか‥‥
時間の経つのはこんなに長いのかと久々に思いました。
バスに乗っている間も、しっかり雪は降っています。
バスを降りた宇都宮駅前も雪の中。
駅構内を東口に通り抜け、LRT乗り場に向かいます。電車も雪を纏っていました。
このLRTは、開業以来好業績が続いています。しばしば、最初だけ物珍しさで乗りに来ている人が多いだけでしょ!?なんていう批判的な意見を目にしたものですが、そんなことはありません。平日の早い時間でも、ぎゅうぎゅうではないですがめっちゃ混んでいます。
これからもう少し後のピーク時にはさらに混んでいて、その趣きは都会の通勤電車とほとんど変わらないと思います。平日日中も、生活の足としてすっかり馴染んでいるようです。
公共物に対する行政による事前利用予測って、大抵は甘く見積もることが多いと思いますが、宇都宮のLRTの場合には、予測を実態が2割程上回っているようです。ちゃんとリスクマージンを見込んでいたんでしょうね。まともな判断をしていて、かつ実際にうまくいっていて何よりです。
電車の乗り心地も、揺れが少なくて大変いいと思います。都市部のJRにありがちな横Gで体を持っていかれるようなこともないし、私鉄にありがちな大きな加減速変動もないし、路面電車にありがちな継ぎ目で揺れるようなこともありません。さすが最新。
電車は宇都宮の東口エリアを進み、このベルモールあたりまでは、街中の道路の間を走っています。
ここを過ぎると道路から離れ、LRT専用の区間に入ります。こんな感じで登って道路を跨いで外れていき、
そこを過ぎると辺りは、あたかも雪国のようです。
荒涼とした鬼怒川河川敷は、なにかの映画のセットのよう。
川を渡った後も、まだしばらく少し幻想的な景色が続きます。
国道408号を超え、清原学園通りを超え、清原地区へ。
鬼怒川を超えてもまだ宇都宮ですが、この辺りは市街中心部から見て一段寒くなります。道路には雪が降り積もっていました。
たまには、こんな雪景色になるのもいいものですね。
仕事に行く道すがらのことではありますが、今日は自然への畏敬に触れることができた気がします。
Posted at 2025/03/19 12:34:16 | |
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