
宇都宮では、大型連休でも首都圏のような大渋滞は起こりませんが、ゴールデンウィーク後半の連休初日の昨日、出掛けることなく家でゆっくりしていました。世界一の鯉のぼりを加須に見に行こうかとも思いましたが、駐車場がイケていない感じがしたのでやめておきました。
それで、家でゆっくりと言えばの定番の中庭BBQもしつつも、
355用の排気ガス排出ノズルの先っぽの改良をしました。
3年前に作ったこのノズルの先っぽは、リベット留めしたアルミ板できているのですが、355のマフラーに合わせるときに多少気を使います。
使い始めて2年にもなる今さらながらではありますが、柔らかなゴム製に改良することにしました。
ゴムにするとは言っても、ここはマフラーエンド直後のため高温になり得るところです。そのため、耐熱性の高い素材である必要があります。普通に出回っているゴム素材で、耐熱性が高いと言えばフッ素ゴム、シリコンゴムの2種類になると思います。
フッ素ゴムはかなり高いので、まだマシなシリコンゴムを使うことにしました。シリコンゴムは機械的に弱く摩耗にも弱いようですが、可動部に使うわけではないので問題ありません。
大きなシート状のものが欲しかったのですが、アリエクで無事ゲット。
3mm厚で50cm四方のシートです。実寸では505 * 505mmありました。
これをどう使うのかですが、まずは紙で案を考えます。
【案1】全体的に覆う系
【案2】アルミ部だけに被せ溝を塞ぐ系
リベットが見える案2にすることにしました。
一周は約53cmくらいあって、505mmでは微妙に足りません。そこで、こんな感じで切り出して貼り合わせることにしました。
使うのは、横長で真ん中が尖ったものと、ホームベース型の2つ。こんな感じにして輪っかにします。
一旦ばらして、現物に合わせてシートの貼り合わせ位置を決めます。
間の溝の頂点と左右端までの長さが結構違うので、少しオフセットさせる必要がありますね。
さて問題は、どうやってシートを貼り合わせるかです。シリコンゴムは、接着が難しい素材の代表格のようなものなので、接着剤でうまくいく未来は見えません。熱に耐えることまで考えるとなおさらです。通常の接着剤は熱に弱いですからね。
で、少し考えて、これを使うことにしました。

使わなくなった古いイーサネットケーブル。
‥‥‥の中の銅線です。
イーサネットケーブルの撚り対線(ツイストペア)は、それぞれ単線でできているので、そこそこ太めの銅線が使われています。それを使って縫ってしまおうという作戦です。銅なら熱はまったく問題ないですしね。
ということで、木の上にシートを固定して、マスキングテープに穴あけ位置の印を付け、
φ1mmの穴を開けていきます。
なお、このパンチャーもアリエクでゲットしました。
穴を開け終わったら、銅線で端から縫っていきます。

一箇所完成。
もう一箇所も同じように穴を開けて、
こちらも縫っていって、
輪っかになりました。
上側の溝用のベロはそのままでも良さそうですが、下側のベロは重力で垂れてくると思われるため、黒い汎用ステーで補強を入れました。
上から見ると、こういう感じにステーを反らせることで極力隙間が出ないようにしてみました。
出来上がったゴムの先っぽを取り付けてみるとこんな感じです。
下から見ると、こんな感じです。
縫い目がガタガタしていたりしますが、まあそれもご愛嬌ということでいいことにします。ステーはもう少し反らせてもいいかも知れませんね。
しばらくこれで使ってみて、使い勝手の様子をみることにします。はめてあるだけで簡単に取り外せるので、場合によっては改良も考えることにして。
Posted at 2025/05/04 09:52:01 | |
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