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2024年04月23日 イイね!

箱の中身を作り込み中

箱の中身を作り込み中ソレノイドとモーターを同時に動かそうとすると、動いたり動かなかったりする問題の対策と、電気系の製作の続きです。
一昨日の日曜にやった作業なのですが、ブログに書くのが少し遅くなりました。

さて、まずは以前のブログで書いた対策案
 (1) ソレノイドとモーターの始動タイミングをずらす
 (2) モーター始動電流をアシストするコンデンサを追加する
 (3) 小サイズの同じスイッチング電源を追加する
についてです。

最初に(1)を試してみましたが、まったく効果がありませんでした。

DCモーターは始動電流が盛大に流れるのに対して、DCソレノイドには通常時以上の始動電流が流れるようなことはないためでした。したがって、先にソレノイドを動かして後からモーターを動かすという時間差をつけてもまったく無意味でした。純粋にソレノイドに流れる電流分が上乗せされることが、モーターの始動電流を足りなくさせるようです。ということで、その回路の追加自体を取りやめです。

ここで、モーター単体での始動電流がどれほどかかっているのか、実測してみることにしました。
持っているオシロ付きマルチメータは、電流を測るときには10Aまで測れるモードと、400mAまでしか測れないモードの2種類に分かれていて、プローブを接続する場所も違っています。400mAは確実に超えると思われるため、10Aの方を使うことになるわけですが、オシロモードにしたときに縦軸レンジを1divが3Vよりも小さくできないようです。
それで確認してみた結果がこちら。


うーん、縦軸のレンジが悪くてわかりにくいですね。モーターを動かし始めるときの始動電流は、これで見る限り1.2A程度のようです。50ms後には、0.3Aくらい(正確にはちょっと読み取れない)まで下がっているようですね。このオシロでは見えないだけで、最初の最初は瞬間は、実は1.2Aよりも高いかもしれません。
ソレノイドは0.3A消費するので、合わせると1.5Aとなります。ごく瞬間的には1.5Aよりも高いかもしれません。使っているスイッチング電源の規格は最大2.1A出力なのですが、半分くらいしか出ないものも世の中には普通にあるようなので、やはりその瞬間に足りなくなって落ちてしまうのでしょう。
また、始動電流は必要なのは、50ms未満程度となりますので、追加コンデンサでのアシスト作戦は機能しそうな気がします。

ということで、次に(2)です。

‥‥と思ったのですが、小容量の電源モジュールで、比較的巨大なコンデンサを追加するには、最大電流を抑えるちょっとした回路を入れないと充電させることが難しそうなのです。それに加えて、大容量コンデンサは意外にサイズが大きい(意外じゃないか!?)ので、箱への納め方にも工夫が必要です。なので、やっぱりそれもやめることにしました。

結局残ったのは、(3)のみということですね。頑張って箱に電源2個を突っ込むことにします。

ということで、追加のスイッチング電源を入れる前提で、ざっとサイズ感を維持したまま絵にしてみるとこういう感じで箱に詰めることになります。


箱の蓋の裏、箱の底、箱の中間に板を入れた三層に部品を配置して配線で繋ぎます。上の絵では、右下が箱の底、右上が箱の蓋を開けてひっくり返した状態、左が中間層です。

中間層は、基本動作に関わらないリモコン系だけにしようと思っていたのですが、追加の電源を納める場所がないので、中間層に入れることにします。コネクタを外せば中間層を取り外せるようなオプショナルな構造にしようと思っていたのですが、基本動作上必須の部品を中間層に載せることとなるため、その構想は企画倒れですね。

箱のフットプリントを維持したいがために、無理やりこれで製作を突き進んでいますが、メンテナンスも含めて冷静に考えると、この手の自作物としては詰め込みすぎだと思います。そもそも配線も多すぎます。
始める前からきれいには納められないだろうな‥‥と、ややどんよりした気持ちになりつつも、ちゃんと動けばうれしいので部品配置と配線を始めました。というか、そもそもきれいとかいう前に、各所部品や配線が干渉せずに入るのかもやってみないと確証はないので、とにかく頑張って詰め込んでみます。

まず、端子台が付いている部品(例えばDPDTリレー)は、

極力そのままの形で使いたいので、小さい端子台に差し込むのに良さげな平型端子を各配線の先に取り付けることにしました。安定した接触を維持するためです。
少し探したのですが、ちょうど良い平型端子が見つけられず、おそらく違う目的の使えそうな端子を入手しました。
でもそれが、微妙に横幅が大きくて端子台に入らないのですよね‥‥。こんな感じです。


うーん‥‥、‥‥、入らないので削りました。

これで入るようになりました。

左が削った後、右が削る前です。並べてみると、僅かに幅が狭くなっているのがわかるかと思います。


これを、配線の先に合わせてテープで仮固定して、

はんだ付けします。


他のケーブルもこんな感じではんだ付けしました。


リモコン系にもある平型端子の取り付けは終わってはいませんが、基本動作に関わる部分のはんだ付けは終わったので、いよいよ詰め込んでいきます。

箱の蓋の裏に、まずは、蓋に開けた穴にデジタル遅延タイマーとスイッチを固定します。


さらに、スイッチング電源を固定して配線していきます。スイッチ周りの電源系で使う太い線がなかなかいうことをきいてくれないので、捌くのが難しい。


配線の取り回しと最適長の設計はしていないので、線を適当に取り回しながら適当に切って適当に入れていきます。‥‥うーん、配線にセンスを感じませんね。
さらに、遅延タイマーリレーを手前の隙間に詰め込むのですが、横幅がぎりぎりです。


これでは、端子台に突っ込む平型端子を折り曲げないと入りません。せっかく端子台があるのに、この基板を蓋に固定してしまうと隙間がなくて取り外せなくなりそうです。まあ仕方ないか。

箱の底側には、ユニバーサル基板で作った信号変換兼電源分配基盤を箱の底の奥側に固定し、手前にモータ駆動のDPDTリレーを配置して、配線を繋げていきます。箱の外に配線を取り出す穴が底にあるので、横幅にもそんなに余裕はありません。


(1)の ソレノイドとモーターの始動タイミングをずらす実験のために、デジタル遅延タイマー出力と信号変換兼電源分配基盤とを繋ぐ線を切ってしまっていたので、はんだ付けして繋ぎ直しました。


基本動作部の接続もまだ全部はできていませんが、雰囲気はだいぶできてきました。


‥‥と、一昨日の製作は時間切れでこんなところで終わりです。追加のスイッチング電源を含む中間層まではたどり着けませんでした。作業の続きはまた時間のある時ですね。

《つづく》
Posted at 2024/04/23 20:15:13 | コメント(1) | トラックバック(0) | 日記
2024年04月21日 イイね!

オイルホース作り直し

オイルホース作り直し355のオイルが滲むように漏れていた問題は、
 ・いつもの修理工場でオイルホースを外してもらってラジエーター屋さんに送ってもらい、
 ・ラジエーター屋さんにホースを作り直してもらって修理工場に送り返してもらって、
 ・修理工場でシールワッシャー等は新品にして作り直したホースを取り付けてもらって、
修理しました。

オイルが滲み漏れていたのは、オイルクーラーからオイルリザーバーに戻るオイルホースです。


漏れていた場所は、このオイルクーラー下側に取り付けられているパイプ金具とホースのかしめ部からでした。
経年劣化でゴムの柔軟性が失われ、かしめ部が痩せて、わずかに漏れるようになったのだと思われます。

355はドライサンプなので、オイルリザーバータンクがエンジンの外側にあります。さらにオイルクーラーもあるので、
 (1) エンジン→オイルリザーバー
 (2) オイルリザーバー→エンジン
 (3) オイルリザーバー→オイルクーラー
 (4) オイルクーラー→オイルリザーバー
の4本のオイルホースを通るオイルラインがあります。


オイルが漏れていたのは、このうちの(4)です。

他のホースは大丈夫だったのですが、同じように劣化していると考えられるため、4本とも作り直してもらうことにしました。(4)だけの修理でもオイルも交換することになりますしね。

そして、一般的には(1)がよく漏れるそうです。そこが漏れるとオルタネーターにかかったりして厄介なようですので、その予防措置でもあります。


さて、今回の修理でオイルホースの作り直しをお願いしたのは、スギタラヂエータワークスさん(@愛知県小牧市)です。
http://sugita.cool.coocan.jp/hose.html

いつもの修理工場でこれまでの取引はなく、私が自分で探したところです。やり取りと概略日程の調整も行いました。
ちなみに、純正品も部品として入手できるようですが、1本40万とかするらしいです。あまりにもひどいので、端から見積もりすら取りませんでした。修理工場が修理に出されるところもあったのですが、高くてイマイチっぽかったのでやめておきました。

以下はHPからの抜粋ですが、スギタラヂエータワークスさんでは、各種ホースの現物を持ち込むと、寸法を合わせて新品ホースで作り直してもらえます。


フェラーリ、ランボルギーニ、ポルシェの修理もたくさんやられているようです。
http://sugita.cool.coocan.jp/ferari-ranbo-housu.html

両端のパイプ金具は問題なければそのまま使い、国産ステンメッシュオイルホース(純正より外径が1mm太い)をかしめて製作しているそうです。国産ホースの規格に合わせて作った特注のアルミのかしめ金具を使っているそうです。

油圧ホースは、重機や農機などでたくさん使われていて、修理も一般的に行われていると思いますが、通常のかしめ金具はスチール製だそうです。スチールのかしめ金具で作るとゴツくなってしまうらしく、アルミのかしめ金具で作るのが良いようです。

で、いきなりですが、修理後のオイルホースの様子がこちら。



一応、4本のオイルホースが写っています。
ホース自体の元々の品質も、職人さんによるかしめ加工も、純正より上な気がします。

オイルホース単体での写真をお願いしていたのですが、残念ながらありません。

スギタラヂエータワークスさんで修理された他の方の画像がありましたので、参考までに載せるとこういう感じです。


こんな感じで、ステンメッシュオイルホースの外側に、純正と同じようなカバーホースが被せてあります。


またこの例では、パイプ金具にダメージがあったようで、削り出しでそこも作ったようですね。ここだけ色が違います。
現品さえあれば、きっちり修理してもらえそうですね。

それで、スギタラヂエータワークスさんのホース修理費(製作費)は、いくらだったかというと、

4本で79,000円でした。
([注] 修理工場での取り外し・取り付け・オイル交換の工賃は、上表の欄外にあり、別途掛かっています。)

これには、送って送り返してもらう送料も含まれていますので、本当はもっと安いということですね。

原材料費と加工作業工賃での計算なのでしょうが、かなり安いのではないでしょうか。

純正部品は、流通量と在庫数から算定されるめちゃめちゃな値段なので考えないとしても、純粋にホース再製作代として安い気がします。
腕が良くて慣れていると、工数が減って工賃が安くなる現象かも知れませんね。


それから、ワッシャー1個が4960円というのが逆にめっちゃ目立ちますよね。
ものはこういう感じのシールワッシャーなのですが、

こんなものがそんなにします。恐るべし純正品。モノタロウで買えば、もっと品質の高いものが全然安く買える気がしますが、よくわからないので無難に純正品で交換をお願いしました。


ホースが新しくなって、スッキリしました。似たような心配がある方の参考になれば。


P.S. 似て非なるラジエーター屋さんに、杉田ラジエーター工作所さん(@愛知県一宮市)というところがあります。
http://www.sgt-r.jp/
ここもフェラーリの修理とかされています。
もしかして、ご親戚かも!?
Posted at 2024/04/21 22:04:26 | コメント(4) | トラックバック(0) | 日記
2024年04月20日 イイね!

修理が終わり定位置に復帰

修理が終わり定位置に復帰355のオイルホースからのオイル漏れ修理が終わったとのことで、今日、取りに行ってきました。

私道の脇に生えたポピーを横目に

大通りに出て、JR宇都宮駅に行くためにバス停に向かいます。地方にしては便がすごく多いバス通り。思っていたより一本前のバスに乗り込み、宇都宮駅に出て電車で戸田駅に向かいました。

いつもは戸田公園駅まで車で向かいに来ていただくのですが、暇な電車で経路を調べてみると、ちょうどいい時間に修理工場の目の前まで行くバスの便があることを発見。

戸田公園の一つ手前の戸田で降りて、こちらのバス停からバスで向かうことにしました。


355を預けたのは、ちょうど2週間前の4/6です。オイルホースの修理というか作り直しは、専門業者さんからは1週間から10日と言われていたので、予定通りの完了です。

無事に車を受け取り、家路に着いたわけですが、今日はお出かけには絶好の季節の天気の良い土曜日です。‥‥そう‥‥そこそこ混んでいました。
去年、超嵌ったことがあるのに、学習していませんね。栃木にいると、首都圏の混みようにどうしても鈍感になってしまいます。

とはいえ、そのときほどではなく、Google Mapが外環を降りろとは言ってきません。ノロノロの外環を抜けて東北道に出ると、渋滞まではいかないものの、バーっと進んで流れたかと思うと止まりそうになるような具合でした。

程なくして、30分短縮できるから、加須ICを降りろとGoogle Mapが言ってきます。

   ??? なぜ、そんなところで ???

まったくどうしたいのかピンと来ませんが、言う通りに降りることにしました。

何やらマイナーな道を抜けていく案内をされ、「ゆりの木通り」という加須市の工業団地らしきところを通りました。後で見たストリートビューがこちら。


確かに道は流れていましたが、途中でガードレールが傷だらけになっていた超狭いところを案内されたり‥‥‥。

ここはちょっとシビレましたね。前を行く車の隙間具合と車幅の差を考えて、辛うじて通れるとは思いましたが、1.9m幅のこいつだと余裕全然ナシ!

その後は問題なく進み、気が付けば館林ICに着いていました。

地図でいうと、

こういう感じで下道を抜けて行ったということです。
水色で囲ったあたりが先の工業団地で、黄色で囲ったところにコンクリートとガードレールに挟まれた狭いところがある場所です。

高速のこの区間って、3車線あって体感上はほとんど直線のところ。降りた方が30分も早いなんて、何があったのでしょうね?


高速に再び乗った後は、スムーズに流れていました。

途中休憩で佐野SAに寄ることにすると、考えることは皆同じで、SAに入る道がノロノロです。それでも下りの佐野SAはキャパがすごいので、駐めるところには十分余裕がありました。どうやら佐野SAは、駐車キャパよりも進入路が律速になっているようですね。

駐車は余裕でしたが、SA施設は人でごった返していました。
これではお昼もままならないと思い、この階段の先に行くことにしました。


佐野SAは、下りのSAと上りのSAとが階段で繋がっているのです。上りの佐野SAは、高速を跨いだ反対側の下り側に作られています。割と最近だと思いますが、人の往来ができるようになっているのです。

階段を上がった先では、下りのSAを見下ろせます。


もっと広いのですが、うまく写真に収められませんでした。私の車は、遥か彼方にありますよ。



そして、思っていた通り、上りのSAは下りのようには混んでいません。

無事、佐野ラーメンをいただくことができました。


ついでに、アイスコーヒーも。


実はこれ、JAFの会員証を見せると無料でもらえます。


私も知らなかったのですが、隣のテーブルの御夫婦がJAFの会員証カードを店員さんに見せて、何やらされていたので、店員さんに聞いて知りました。
JAF会員証の特典ってどうしても忘れちゃうので、使ったのは10年以上ぶりな気がします。


アイスコーヒーをゆっくり飲んだ後、車に戻りました。下を確認すると、オイルはもう垂れてきていません

それなりに負荷の掛かる高速を走った後ですので、これで滲んでいなければ、もう大丈夫でしょう。
修理したので当たり前といえば当たり前ですけどね。

そこから家までは、すんなりと帰れました。栃木は平和です。

さて、家につくと、朝見たポピーはあげられないので、代わりに道端に生えていたタンポポをば。

とても美味しそうに食べますね、あなた。

車は定位置に戻ってきました。
修理内容については、また追って書きますね。
Posted at 2024/04/20 18:29:24 | コメント(5) | トラックバック(0) | 日記
2024年04月19日 イイね!

車両保険に満足していますか?

車両保険に満足していますか?先日のブログで、「自動車保有関係のワンストップサービス」なるシステムを使ってみた話を書きました。その後の進捗と所見もちょっとあるのですが、まだ、車検証の住所変更(変更申請)は完結していません。なのでその話は完結後にすることにして、今日は、その発端となった自動車保険の方の話について書こうと思います。
なお、自動車保険でも特に車両保険に関する話ですので、車両保険はいらない派の方は、読み飛ばしてください。私は車両保険に2度助けられたことがあるので、いる派です。


私が355を買ったのは、2年半前の2021年の秋です(納車は冬にずれ込みました)。自動車保険については、前の車の996で入っていた保険の車両入替という形で入りました。車両保険にも入っています。

契約している保険は、最近隆盛のネット型自動車保険ではなく旧来からのものです。会社の保険代理店経由で入ると、グループ会社社員(およびその退職者)単位での団体割が適用されるので、保険料も安かったりするのです。割引率は毎年更新されるのですが、現状は35%引です。
この割引は会社の業務とは無関係で、社員であれば個人が入る保険に適用されます。35%も割り引かれる理由は、私の会社の社員の事故率(保険請求率が正しいかも)が、世の中の平均の事故率よりもかなり低いためだと思います。損保会社にとってみても、大口顧客を獲得することで契約口数が増える方が、35%引くよりも儲かるのでしょう。

私の努力ではない団体割があってラッキーなわけですが、そういうのがない場合には、ネット型自動車保険が保険料としては魅力的なことと思います。しかし、ネット型自動車保険では車両保険に入れないことが結構あるようですね。車齢に制限があり、保険額にも上限があり、車両料率クラスが高い車種だったりしても入れないようです。車が新しすぎても(データがなくて)、入れないようです。補償内容が自動で決定できるようなシンプルな契約内容にしているから(≒契約のための人件費がかからない仕組みだから)ネット型は安い、ということなのでしょう。
私自身でネット型自動車保険に入ろうとしたわけではありませんが、355も古くて車両保険には入れません。みんカラにいらっしゃるような趣味車をお持ちの多くの方も、入れない方が多いことと思います。

それに対して、旧来からの自動車保険であれば、355であっても車両保険に入れたわけですが、ちょっと問題があるのですよね。それについて、少し掘り下げてみます。


2年半前に355の車両保険に入るにあたり、その補償上限額の算定は、私が実際に中古で買った時の値段に基づいて決められました。
本来、この車両保険の上限額は、契約時の「時価相当額」で設定するというのが、各社共通のルールのようですね。時価相当額とは、車種・年式・型式・消耗度が同程度の市場販売額相当額とのことで、購入した車そのものの価格ではありません。十分に数が流通している前提での算定モデルということですね。ある程度幅はあるようです。
それに対し355の場合には、算定に十分な数のサンプルがないための措置だと思われますが、私が車を買った時の個別の売買価格で契約できたというわけです。

まあ、そこまでは良かったのです。

その後、まずはその契約の数か月後の4月の更新時に上限額が減額となり、その1年後の4月にまた減額されてしまいました。
そのさらにその1年後となる今月の更新の案内が来たのは、2月頃のことですが、また減額になるというのです。3回目の減額ともなると相当に下がるわけですよ。

その一方で、355の市場価格は、私が買った時よりも上がっています。ここのところは高止まりしていて、今現在高騰中というわけではありませんが、私が買った頃はまだ価格上昇基調にあったためです(私の車が個体として安めだったのもあります)。
車両保険の上限額とは、車両が完全におじゃん(死語)になったときの額、すなわちほぼ同等な車両が買える額であることが期待されるわけですが、どんどん保険額と実勢価格とが乖離していっているということです。

これは、契約時には「時価相当額」に設定できるものの、その後の車両価値は年々下がっていくというモデルしかないためです。

これは業界共通のようですね。
契約更新のときに、本当は実勢価格に上げて欲しいところをせめて減額をやめてもらえないかと少し粘って交渉してみたのですが、だめでした。

補償金額に比例した保険金額を支払うわけですから、上限値の設定にもう少し自由度があっても良さそうなものですが、だめなのです。それも単なる希望価格ではなく、市場での実勢価格という根拠もあるわけですが、それでもそれを採用するルールがないようなのです。ルールというよりも不文律なのかもしれませんけども。

ということで、中途半端な金額の補償ではかなりイマイチだなと思ったわけです。
中途半端とは、修理だけの想定ならば補償額が高すぎる(=保険料が無駄に高い)し、盗難・修理不能な全損等を考えると低すぎる(=補償が十分ではない)ということです。

私は後者にしたかったので、今の市場での実勢価格を上限値にしてもらえそうな保険を探すことにしました。


それで見つけたのが、クラシックカー保険です。


車齢が25年以上の古い車でしか入れない保険なのですが、私の車は1995年式、車齢は今年29年になるところなので対象となるわけです。

それで、この保険の代理店を見つけて、私の希望額を提示しまして、その額で審査していただきつつ、見積もりをしてもらいました。
結果、無事にその希望額で車両保険に入ることができました。審査においては、盗難やいたずらを考慮してのことだと思いますが、保管場所も審査されました(写真審査)。

見積もりにあたっては、何か特殊な保険な感じがするので、なんとなく高いのではないかという気がしていましたが、そんなことはありません。
車両保険額が高い比例倍分と、35%団体割引がなくなってしまう分については、高くなってしまうのは仕方がありませんが、それを除くとむしろちょっと安いくらいなのです。
よく考えれば、クラシックカーの事故率は決して高くはないでしょうから(むしろかなり低そうです)、保険料が高くなる理由はありませんね。

旧車をお持ちの方にとっては常識的な保険なのかもしれませんが、今回調べて、このような保険があることを初めて知りました。

旧車というほどには古くはない最近25年を超えたようなそこそこ古いネオクラ車をお持ちで、車両保険額に不満をお持ちのような方は、クラシックカー保険を検討されてみてはいかがでしょうか?

(‥‥これを見ている人にそんな人がいるかな!?‥‥)
Posted at 2024/04/19 19:50:44 | コメント(3) | トラックバック(0)
2024年04月17日 イイね!

DIYをしますか? どうしてDIYをしますか?

DIYをしますか? どうしてDIYをしますか?みんカラをやられている方には、DIYをする方も多いことと思います。私もちょこちょこやりますが、みなさん、どういう心持ちでDIYされていますでしょうか?

ざっと思い浮かべるにDIYをするモチベーションといえば、

 (1) 人に頼むと発生する人件費(工賃・作業費)を抑えたい
 (2) 人に頼むのは面倒だから自分でやる
 (3) 既成品にないオリジナルなものが欲しい
 (4) 組立・分解・加工・表面仕上げといった作業自体が楽しい
 (5) ないものを考案・設計することが楽しい
 (6) 組立・分解・加工といった作り方を考案・工夫することが楽しい

といったところでしょうか。

車弄りをする人

は、(1)+(3)の人が多いのかなと思います。何かができたときの達成感は相当高いので、(4)の人ももちろんいらっしゃるでしょうね。自分の車を知り尽くしている経験値の高い人、改造で特殊な車になっちゃっている人、古い車で見てもらいにくい人等においては、(2)もあるかもしれません。
車弄りで(5)が目的の人はほとんどいないかなと思います。電装品ならばあるのかな。車弄りはどちらかというと、純正品にせよサードパーティ製にせよ、如何に設計の意図通りの正確な作業をするかに重きがあると思います。(6)は、(4)の過程で専用工具がない等の理由で起こりそうですが、副次的なことでしょうね。

DIYの代表格の木工(家具作り他)をやる人

は、(3)+(5)が多いのかなと思います。職人肌の人は(4)も好きかもしれません。
木工品は市販のものが安いことが多く、オーダーするのは一般的ではないうえに特別な作品の真似は難しいので、(1)が目的にはなりにくいかなと思います。

手芸をやる人は、(3)が中心ですかね。機構的な意味でのデザインではなく、美的な意味でのデザインをすることが主なポイントでしょうね。基本的な「ものの作り」は定まっていることが多そうなので、(5)というよりは(3)でしょうかね。(4)の人も多そうです。

模型を作る人は、(4)が中心で(3)と(5)がおまけでついてくるという感じでしょうか。如何に綺麗に仕上げるか、如何に本物っぽく作るのかがポイントでしょう。それをどうやって作るのか、作り方を生み出すことが楽しい(6)の人もいそうです。

家の本格的な修繕を自分でする人、そもそも家を自分で建てちゃうような人は、主に(1)だと思います。(4)がなければ尻込みしそうなので、一定程度はあることでしょう。(3)(5)もあるでしょうが、それは人に発注しても実現できるので、自分でやるからこその要素は少ない気がします。ちょっとした修繕とかでは、(2)のこともあるでしょうね。

電子工作をやる人は、(5)が中心な気がします。機能的には既成品にもあったりするものを、如何にうまく工夫して作るか、安く作るか等、頭を使った設計の喜びですかね。ラジオやオーディオ製作では(4)もあるかもしれません。(3)については、案外、従属的で主たる目的ではないことが多い気がします。


さて、私がDIYするのは?

私がDIYをやる理由は、ずばり(3)と(5)です。ジャンル問わず、(3)と(5)があることに対してDIYをする主従です。家周りに関しては(2)のこともありますが、基本は(3)と(5)です。

(1)の気持ちもわかります。が、車弄りだと、オイル交換なんかも(昔は自分でやっていたこともありますが)プロに任せる方ですし、最近やったタイヤ交換もお金で解決です。みんカラ向きな人ではないのかもしれません。そもそもジャッキアップをあまりやりたくないし‥‥、力仕事が向いていない人だし‥‥と、思っちゃうひ弱です。また、(オイル交換くらいならOKと思いますが、)走りに関わる弄りについては、多くの車を触る玄人の勘の働き方や信頼性は全然違うと思うので、端からプロにお願いしたくなるというのもあります。プロ並みな知識と品質で作業ができる人には尊敬します。
なので、人には任せにくい(3)の要素が入ったようなもの、普通の修理ではやらない工夫をする(5)のようなものならば、自分でやる感じですかね。車弄りの(4)は、むしろ避けたいと考える方かもしれません。やっぱり、みんカラ向きではないかも。

その他の分野、例えば木工なんかにおいても、(3)と(5)です。
(4)もどちらかというと必要に迫られてであって、精度がいるカットや難しい穴開けは、材料を買うときに工賃払ってやってもらうこともあります。
「木工がしたい」という強いモチベーションもそもそもそんなにはなかったりしますしね。例えば、椅子を自分で作ろうとは思いません。売り物以上の良いものを作ることは無理と思っちゃうのですよね、売り物の設計は洗練されていますから。
木工でものを作ること先にありきで何かを作るのではなく、「売っていないサイズのものだから」「売っていない機能を盛り込みたいから」構造も考えて作るという順番です。


目下DIY中の「いい加減まだできないの」と呆れられつつあるModdoreについても、まさに(3)と(5)です。
ニーズがニッチすぎて市販されてないようなもの(かつ製作をお願いする先が思いつかないようなもの)は、自分で作るしかありません(3)。そのために、あまりやらない電子工作に時間がかかりまくっていたりしていますけどね。ですが、それも含めてどうやって作ろうか考えたものが形になって動く(5)というのはやはり楽しいのです。そして、(5)が完成を遅らせるわけです。(^^;

あ゛っ、Moddore以外の排気ガス排出システム全体については、(1)~(6)が主たる理由ではないですね、価格が主な理由でした。それもDIYする理由にありましたね。

 (7) 市販品が高すぎるから、同等品を安く自分で作る

これに(5)が加わった感じですね。



さて、皆さんはいかがでしょうか?
Posted at 2024/04/17 20:05:15 | コメント(7) | トラックバック(0)

プロフィール

「@プリマヴェーラさん、 今朝のONE MORNINGでも流れていました。

完璧でなくても、何とか間に合うこと、あるいは間に合うように行動することを通して、日常のささやかな幸せや喜びを掴むこと、等身大の自分を受け入れることを肯定的に表現している。

AI概要に教わりました。深い。」
何シテル?   06/17 07:28
F355を購入したことを契機にみんカラ始めてみました。どこまで続くかわかりませんが。車は昔から好きです。フェラーリ初心者です。よろしくお願いします。 昔のゲーセ...
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