今日はこれからドイツ出張に出かけるので、成田のラウンジから早めにアップしますね、って北畠タンボちゃんのブログみたいですが、本当に成田から“TARGA FLORIO” 出撃、その4をアップします。
タルガ・フローリオ初日、シチリア島ピッコロ・マドニエ・サーキット前半部のスケールの大きいワインディングロードを駆ける1957年フィアット1100TVの動画、いよいよその最終編をお送りしましょう。
この動画、5分17秒というなかなかの長編ですが、撮影者『GENROQ』誌N編集長の多彩なカメラワークによって、初秋のシチリアの景観と1100TVの前輪の動きなどを愉しんでいただければと・・・。
本来のピッコロ・マドニエは3分直後に出てくる標識のある場所で左折し、Collesano=コッレサーノに向かって下っていくのですが、この日の指定ルートはそのまま右方面に上り続けて、かつてのレースではとおらなかった山の上にそびえる街、Caltavturo=カルタヴチューロに入っていきます。
PC方式のラリーのド素人であるドライバーとナビの組み合わせゆえ、初日のチェックポイントでは酷いことになっていますが、2日目以降はもっとまともに通過していたことを報告しておきましょう。
いずれにせよ、もともとPC方式のラリーで好成績を収めようという魂胆はなく、シチリアの公道コースとそこを走るヒストリックカーのドライビングをディープにエンジョイしようというのが僕らのタルガ・フローリオ出撃の最大の目的だったので、その目的は存分に達成できたといっていいでしょう。
こちらは再びEnna Pergusa Autodromo=エンナ・ペルグサ・サーキットから、フィアット1100TVのチャーミングな後ろ姿をご覧いただきましょう。しかもこの短いトランクルーム、意外と使えるのです。
1100TVの隣はご存じ1954年ポルシェ550スパイダー、その右に見えるノーズは1962年ランチア・フラミニア・コンバーチブル、そして1100TVの前が同じフィアットの1950年1100クーペ・ザガートですね。
われらがフィアット1100TVの快音と走りの秘密を床下に覗いてみると、たぶん社外品と思われるツインテールパイプのマフラーと、リアのリジッドアクスルを支える1/2楕円リーフスプリングが見えます。
それと、ミューの低い路面でなかなか頼れるグリップを感じさせてくれたこの145/80R14サイズのタイヤ、なんとECOPIAのマークの入ったわがブリヂストンのB381というモデルなのでありました!
Posted at 2011/10/12 08:51:39 | |
トラックバック(0) | 日記