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2017年10月30日 イイね!

思い出して欲しいホンダのデザイン

思い出して欲しいホンダのデザイン別冊モータファン「プレリュードのすべて」
中古で買いました。
古い本ですが、手に入って良かったです。

1991年に発売された4thプレリュード

ホンダの歴史の中では黒歴史の1台なのか、メーカーもプレスも避けて通る、ホンダの中では異端な車です。

先代、先々代のリトラクタブル・ヘッドライトのプレリュードがあまりに売れすぎて、日産シルビアに奪われたデート・カーの牙城を取り返すべく投入された、4thプレリュード。

しかし、この本を読むと、開発した人たちの思惑は全く違っていました。
2代目、3代目プレリュードの築いたデートカーと言う栄誉を取り戻す事ではなく、日産で言えばフェアレディZ300ZX、マツダならRX-7(FD)、トヨタはスープラと言うよりはソアラ、三菱で言えばGTOと言った、デートカーと言うよりは本格スポーツカーをライバルと想定したものでした。

なので、バカ売れする価格帯やパッケージ、見た目は万人受けするスタイルではなく、よりスポーティに、しかも中身もそれなりのハイパフォーマンスを目指したものでした。

背景には、他社のハイパフォーマンスカーのカウンターパートが高額なNS-Xだったため、旧プレリュードの位置にインテグラを置き、その上の層に新型プレリュードを持ち上げると言う戦略です。

だから、新型プレリュードにはSi、SiVTECの2グレードしかなく、共に2.2Lの3ナンバー規格の車体だった訳です。
値段も、当然ライバルとされたシルビアより高い。

しかし、世間もと言うより、販売サイドの方が、そんな開発側の戦略より、ヒットした時のあのプレリュードを欲していたのでしょう。
バブル崩壊直後と言う時代背景もあり、高額になってマッチョになったプレリュードは、アメリカでは良かったようですが、日本では売れなかったって事なんでしょうね。
売れなかったと言うかヒットしなかっただけで、NS-Xは買えないけれど、ホンダの高回転型NAエンジンを載せた手の届くスポーツカーを欲していたホンダファンには売れた筈です。


しかし、このプロポーションの車をホンダは作っていたんですよ。多分、最初で最後なのですが。
んで、私はこの車を買って、それはもう毎日ニヤニヤしながら眺めていました。

今のホンダのデザインを思うと、このプレリュードには涙が出ます。

このデザインは、「ラテン、山猫、地中海」がテーマだったようです。

猫目のプレリュードとはよく言ったものでしたが、まさに猫目のフロント、テールライトは山猫の耳だったって事で、スタイルも獲物を狙う身構えるワイルドキャットだった。


図らずも、デザイナーはインタビューの中で「デザインあるいはモデルスタッフがイメージを共有できなかったので、獲物を狙う山猫(ワイルドキャット)のような鋭い感じにしたい」としてワイルドキャットがキーワードでデザインされていったようです。
やはり、ネコ科なんですね。マツダの魂動デザインもチーターがキーワードでしたが。

何故、こんな記事を書いたかと言うと、やはり車と言うものは何百万もする買い物なんですね、我々ユーザーからしてみると、毎日眺めてニヤニヤできる車を持つ喜び。その車を走らせる喜び。
そういう車に出会いたい、そう願っているんですよね。

ただの移動手段だったら、軽自動車で十分です。
意匠性やデザインなんてそこそこでよいのです。
今の若者の車離れは、手の届く価格で、ニヤニヤできる美しい車が無いから、車に愛が沸かないんじゃないんですかね。

ぜひ、ホンダにも美しいクーペを作っていた時代があった事を思い出してもらいたい。
自由に、大胆に、大変新しよう、堅物のデザインでなく、ラテンのような伸びやかで流麗な車を作ろう、そうやって出てきた訳ですよね。

しかし、今のホンダデ・ザインは、ガンダムが作りたいのか、Jeepをパクりたいのかよくわからんですね。
スポーツカーのメーカーである一面もあるので、スポーツに寄った車種は、思い切り美しい車を作ろうと、もう一度チャレンジして欲しいなあ。
せっかくF-1をやっているのですからねえ。
美しい車を欲しい人は、沢山いると思いますよ。(あ、スポーツカーにCVTは厳禁ですよ、はい。)

Posted at 2017/10/31 00:34:07 | コメント(2) | トラックバック(0) | クルマ

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