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2023年06月14日 イイね!

JCM800/4010買っちゃった。

JCM800/4010買っちゃった。私のマーシャル・アンプ道楽の旅も終わりそうです。

憧れのJCM800を手に入れました。
50Wコンボの4010。
つまり、ヘッド部分はJCM800/2204と同じです。
Wシリアルなので、1988年の製造になります。
スピーカーはセレッションG12M70でした。
音は物凄く元気でした。
メンテナンスされていたみたいです。

JCM800欲しいなと何年か前からぼんやり思っていました。
去年から某オークションやフリマ、デジマートなど、なかな見かけなかったのですが、運よくGET出来ました。

噂通り、プリ・ボリュームをフル10にしないと歪まないアンプで、LEAD12みたいです。
これを手に入れた事で、ようやっとマーシャルアンプと言うものが理解できた気がします。

結論から先に言うと、MG15DFXも、JTM60も、LEAD12も、DSL100Hも、
全部、JCM800の歪の音が出せました。

基準をJCM800/4010のプリ・ボリューム・フル10とします。
(マスターボリュームは1~2)
以下、各アンプの4010の音に相当するゲインのレベルを書いておきます。
MG15DFX・・・ODチャンネル:ゲイン3~4
JTM60・・ブースト・チャンネル:ゲイン8~10(メモリ20まであります)
LEAD12・・・1チャンネルアンプ:ゲイン10(フル10)
DSL100H・・・ウルトラゲインch・LEAD1:ゲイン4~5

本物のJCM800と出音を比べました。
スピーカーの違いとかありますので微妙に違いますが、ほぼ、ほぼJCM800と歪量、シャリシャリな高音、ピッキングのアタックで変わる音色など、どのアンプでも再現できました。(MGはセレッションスピーカー搭載)

うーん。OTL
これは、嬉しい反面、参りました。
ちょっと打ちのめされた感じでもあります。
本物を持たざる者が抱く、本物への憧れ。
持ってしまい、そのレジェンドのベールを剥がしたら陥るカタストロフィですね。

ようは、マーシャルと言う会社は、JCM800・JMPスーパーリードをベースに、それを個性として持ちつつ、新型アンプを作り続けているメーカーなんですよ。
レジェンドの音が出なければ、マーシャルを名乗れないと言う哲学が根底にあるんですね。当たり前ですけど、そりゃそうだわ。

大枚をはたいて、JCM800やJMPスーパーリードを手に入れる必要ある?
と、今の自分に問いかけています。
実は、もうその手に持っていたのだよと。
しかも現代的な機能をてんこ盛りで、リバーブも付いてるし。
これが、本物のJCM800を手に入れた事で分かったことです。

使い方や、チャンネルの意味で分かった事を以下に記します。
JCM800/4010の入力はHiとLoの2つありますが、Loの方はフル10でも歪みません。これは、JTM60のクリーンチャンネルと同じです。
DSL100Hのクラッシクゲインのクリーン・モードと同じです。
クランチ・モードがいまいち歪まないのは、多分プリ管がダメのような気がします。本来、クランチモードのフル10が、JCM800フル10サウンドの筈ですから。
何が言いたいかと言いますと、2チャンネル以上のアンプのクリーンは、JCM800のLo入力ジャック側と同じって事です。
JCM800のスプリットチャンネルシリーズの4210コンボや2205ヘッドで言えば、
ブーストチャンネルが、Hi入力側。
ジャックの抜き差しではなくフットスイッチで切り替えれるようになったという事です。パネルにスイッチが無い方が先だったようです。
と言う事で、実はJCM800/2204は2チャンネルでした。

では、JCM800を自宅で小音量で気持ちよく歪ませるにはどうすればいいのか?
アッティネーターかましましたが、全然、音がデカイ。
これではマスターボリュームは2が限界。
ブースターしかありません。
今回もベリンガーHD300の登場です。
写真の通り、出力レベル以外は全部0、ガチのブースターとして使用しました。

いや、最高!!
DSLのウルトラゲイン・リード1のフル10くらいに歪みました。
シャリシャリなJCMサウンドのままに。
これ、ヴァン・ヘイレンできるよ。

余談です。
JTM60のスピーカー、セレッションG12ヘリテイジですが、G12M70と同じものです。サウンドもめっちゃ似ていました。


最後に。
マーシャルアンプをこよなく愛する皆様へ。
DSLシリーズとフラッグシップのJVMシリーズは、現時点で最も優れたマーシャルアンプです。サウンドも機能性も歴代最強だと思います。
過去のレジェンドのサウンドを当然再現できます。
しかし、本物のサウンドを知らないと、どの音かわからないと思います。
動画やCD、レコードの音源と、実物での音の聴き比べでは差が出ます。
動画やCD、レコードでは、アンプのマスターをフル10にしてるかもしれません。
フル10を出せる環境は限られています。なので自宅のマーシャルと単純に比較してはいけません。
MGですらスピーカーを変えればJCMの音は再現出来ました。
マーシャルと言うメーカーは、愚直なまでに自社のサウンドキャラクターを守っている会社のようです。
つまり、皆さんが持っているマーシャルアンプは、自信をもって、胸を張ってマーシャルのアンプだと言い切ってイイのです。

私のDSLも修理して分かりましたが、本当に良いアンプです。
JTMに至っては4210をベースにしたJCM800のクローンでさえありました。
もっと早く4010を手に入れておけば、わたしもこんな遠回りな何十万もつぎ込んでのマーシャルアンプ道楽をしなくて済んだかもしれませんね。
しかし、結果的に5台ものマーシャルアンプを所有したことで、マーシャルアンプは、結局どれもマーシャルだったと言う事実を突き止めることが出来ました。

JCM800/4010に価値が無いわけではありません。
このアンプさえあれば、最高のマーシャルサウンドを堪能できますので、買った事に悔いはないです。

何かを手放す事になるので、一抹のさびしさはあります。
5台もアンプいらないので、売るしかないでしょう。
いやー、どれも売りたくねーなー。
でも邪魔だしねー。

困ったもんだ。
Posted at 2023/06/15 00:18:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | 日記
2023年06月07日 イイね!

JTM60は、JCM800のクローンで確定デス。

JTM60は、JCM800のクローンで確定デス。とうとう突き止めました。

JTM60がJCM800のクローンであることを。
ズバリ、プリアンプは4210と同じ回路デス。やば!!
JCM800は1981年に登場しますが、翌年の1982年にスプリットチャンネルに進化したコンボアンプ、4210(50W)が登場します。
タイトル写真のアンプです。
その後、JCM800/2205・2210のヘッドアンプが続きます。
マイケル・シェンカーがスタジオ録音で使ったのは4210コンボです。

このアンプ、実にJTM60にそっくりなんです。
これのフロントパネルを見て下さい。

〇クリーンチャンネル
JCM800/4210          JTM60
・ボリューム           ・ボリューム
・トレブル             ・トレブル
・ベース              ・ミドル
                   ・ベース

〇ブーストチャンネル
・ゲイン              ・ゲイン
・プリ・ボリューム        ・プリ・ボリューム
・トレブル             ・トレブル
・ミドル               ・ミドル
・ベース              ・ベース

〇マスター
・リバーブ・レベル        ・FXレベル
・マスター・ボリューム      ・リバーブ・レベル1
                   ・リバーブレベル2
                   ・マスターボリューム 
〇リアパネル
・D.I出力レベル          ・プレゼンス

JTM60の方が、つまみはやや増えていますが、チャンネル構成は同じで、ドライブチャンネルの呼称はどちらも”ブースト・チャンネル”と言います。
機能面では、4210にはプレゼンスは付いていなく、ヘッドの2205,2210,100wコンボの4211、などにはプレゼンスの調節つまみが付いています。
バックパネルには、D.I出力端子と、そのレベルつまみがあり、JTM60には無い代わりにFXレベル(エフェクトループ・レベル)がフロントパネルに付いています。
4210は5本のECC83を搭載しています。
プリ管は3本で、リバーブに1本、位相反転に1本の5本構成。
JTM60は、4本のECC83を搭載していて、プリ管に3本、位相反転に1本です。位相反転:フェイズインバーターの事です。リバーブはICで増幅です。
※プリ管3本の構成は、共に1段目:クリーン、2段目:ドライブ、3段目:EQ増幅です。
4210にはエフェクトループ端子、いわゆるセンド・リターンが付いています。
JTM60にも当然付いています。
スプリングリバーブが4210にJTM60にも付いていますが、4210にはリバーブ用に真空管が1本使われています。クリーンとブースト各チャンネルのリバーブレベルはMIXで1個の調整のノブだけです。JTM60はリバーブはICチップで、リバーブ・コントロールは、独立2chのデュアルリバーブ・コントロールです。
あとは、4210のクリーンチャンネルはEQはベースとトレブル2つですが、JTM60はミドルを入れて3つになっています。

つまり、JCM800/4210をモディファイしたのが、JTM60と言う事です。(出力も60wに拡大)

さて、プリアンプの構成はどちらも1段目真空管増幅回路:クリーンch、2段目真空管増幅回路:ブーストchで、4個のダイオードで構成される「対象ダイオードクリップ」回路が組み込まれています。ここがブーストを担っています。
TS系オーバードライブは、非対称ダイオードクリップに対し、BOSSディストーション系は対称ダイオードクリップだそうです。
なので、JCM800/2205・2210、4210は、ディストーション系のダイオードクリップ回路を持っていると言う事です。
このクリップ回路と同じものが(数値・個数が一致)JTM60の2段目真空管の増幅回路に入っており、なのでゲイン+プリ・ボリュームの構成は、まったくJCM800/4210と同じと言う事です。ゲインつまみ側でブーストしてるんですね。ゲイン5以上から効いてきます。
JCM800/4210デモ動画

私も、JTM60が、1995年リリースだったので、JCM900シリーズの廉価グレードで、JCM900の歪段を削ったもんだろうと想像していたのですが、違いました。
JCM800スプリットチャネルシリーズの設計をベースに、かなりのバージョンアップをしています。
中身はJCM800ですが、改良が施されたモデルと言えるでしょう。
ただ、改悪な設計があります。
シャーシーです。
スピーカーをド真ん中に設置するために、真空管をシャーシの下向きに設置ではなく、横向きに設置してます。
しかも、コンボの躯体のサイズが、JCM800/4010とくらべて、JTM612は、ほぼ同じサイズです。
奥行きも同じ250mmくらい。その幅の中にEL34を横にして設置ですから、いままで下に下げてたものを横に挿すのですから、変わったシャーシになりました。
これが原因で、長時間の使用で真空管の熱がシャーシ内を加熱し部品を破損させる故障が起きるようです。
アルミ板でヒートシンクを付けると良いらしいです。

さて、最後の検証。
スピーカーです。
JTM60のスピーカーは「マーシャルG12ヘリテイジ」がストックで付いています。このスピーカーはセレッション製ですがマーシャルがオーダーしたOEM品で70Wです。セレッションの過去及び現行ライナップには無いものです。
しかし、JCM800コンボは、1986年ごろからセレッションG12M-70を搭載しています。70Wスピーカーで、ロー、ミッドが強いスピーカーでした。
当初JCM800/4010にはG12-65が搭載されていましたが、80年代半ばに変更されています。G12-65はフラットでちょっとハイがキツいややトレブリーなスピーカーで乾いたサウンドです。マーシャルG12ヘリテイジが、G12M-70の可能性があります。

JCM800/4210(G12M-70スピーカー)の動画

で、JTM60もプレゼンスをフル10にすると、上記のようなサウンドです。



私もJTM60をストックのスピーカーに戻しました。

以下、スピーカー見比べ
左がG12ヘリテイジ(70W)、右がG12-65(65W)


左がG12-65(65W)、右がVintage30(60W)


左がG12-65(65W)、右がG12T-75(75W)


後は、この中にG12M-70を手に入れて検証です。

最近、JCM800/4010を手に入れるか悩んでいる時に調べたんですよ。
買うならJTM60は売るしかない。
しかし、明らかに4010よりも色々てんこ盛りで、手放したら後悔しないか?
と思い、調べてたら突き止めちゃいました、JTM60が皮を変えたJCM800であることを。
4010なら、JCM800と言うブランドがあって、2204のコンボ版、これがあればJTM60はおさらばでいいじゃん、とも思うんですが、爆音で無いと歪まないしリバーブもFXループも無く機能性はめっちゃ悪く、ただヴィンテージ枠と言う箔はあるのですが。
迷いますね。
でも、JTM60がJCM800であることを知った今となっては、これで十分かなと思います。
迷いますね。

歴代マーシャルアンプの回路図が見たい方は↓のURLへ
(リンクでは無いのでコピペで)
https://www-drtube-com.translate.goog/marshall-silver-jubilee/?_x_tr_sl=en&_x_tr_tl=ja&_x_tr_hl=ja&_x_tr_pto=sc
Posted at 2023/06/07 20:53:14 | コメント(3) | トラックバック(0) | 日記

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何シテル?   04/08 22:49
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