
※2023/2/6追記
安価に買い増しした件にリンク。
※2022/12/1追記 バッテリーレス/外部給電運用に言及。
※2022/9/26追記 通信エリアや速さ 項目へ追記。
普段家で使っているタブレットPCの外出時用や、普段使いのスマホでパケット使用量が嵩んで月末近くに速度制限が掛かったとき用の予備として、モバイルWi-FIルーターを時々使っている。
今まで使ってたのはFREETELのARIA2。当時は新品ながら処分価格の¥3000かで手に入れて使ってきた。4G LTEと3Gに対応、ドコモ系4G SIMでならそこそこ使える、と選択。過去記事は
この辺と
この辺。
このARIA2の最大の弱みは、機体の大きさ。あくまで個人の感覚ながら。
月末近くに速度制限の掛かったスマホと一緒に持ち歩くには嵩張る。ちょっと胸ポケットに忍ばせて使おうってレベルではなく、がっつりとポケット1箇所をそれ1つで占有しちゃうのが難点。愛煙家の自分には胸ポケットの先住民が居るので(苦笑)。
やはり薄くて軽いに越したことはなく。
という訳で、探し当てたのがこれMP02LNの中古。某オク(ストア)にて¥3000少々、純正充電器付きのタイプだった。
まぁ新品で買っても¥1万くらいながら、我が懐事情で中古品を選択。
とりあえず所望どおり動いてくれているので、出費なりに満足。
で、使用感を少々。
あくまで先代ARIA2との相対評価ながら。
●機体サイズ・重量
正面サイズで概ねクレカ相当:クレカよりはちょっと長くて細い。厚さ12mm、重量71g。
機体の大きさ・重さは当初の狙いどおりというかそれ最優先で選んだこれ故に、文句無し。
これなら胸ポケットへ入れるにも苦にならない。
●対応SIMサイズ:nano
ARIA2に適合するそれは標準SIM、これMP02LNのそれはnanoSIM。対応するSIMカードのサイズが小さくなったのはまぁ時代の流れ故に許容範囲。
元々手持ちはBiglobeモバイル・タイプDのmicroSIMで、ARIA2へはmicro→標準SIMサイズ変換アダプタを使って使ってきたが、これを機に手数料+SIM発行料の¥3800近くをBiglobeに払ってサイズを違えた。
Biglobeとの契約上、タイプDのSIMは貸与物=解約時に要返却※なものゆえ、SIMカッターの類いで切ってmicroからnanoにする訳にもいかず。
※解約や交換で不要になったタイプDのSIMは「20日以内に返送せよ」と関係書類には書いてあるが、実は返さなくても何らペナルティはない。確証は
この辺。
なおnano→標準 or Microサイズへの変換は市販のアダプタ(手持ちあり)使用でイケるから、もしARIA2を今後復活させることになっても問題はない。
#SIMのサイズに関しては「小は大を兼ねる」関係にある。
●起動の速さ
電源オフ状態→電源ボタン2秒弱の長押しで表示点灯→5秒で起動完了→AP設定済みのスマホ他で接続確立し使用開始。
個人的に文句無し、以前のARIA2では10秒前後だったから幾分かの改善。
なお稼働状態からスリープ状態への移行は、電源ボタン長押し2秒。そのまま長押しを続けると5秒で電源オフ。
スリープ状態からの復帰は電源ボタン長押し2秒→約5秒待ち→運用再開。ここはもう少し短くならんのか?という気もするが、スリープ状態でのバッテリーの持ち時間とのトレードオフと考えればまぁアリか。
但し、5GHz帯を使う事前設定がしてあって且つ起動時の操作で「5GHz帯を使う」を選んだ場合だと、起動時/スリープ解除時にDFS(航空レーダー波の干渉が無いかチェックする機能)による1分間の待ち時間が入る。
自分は通信中の速さよりも立ち上げの速さや手間の無さ※を優先して、予め本体設定で「5GHz帯を使わない」設定にしている。
※5GHzを「使う」設定にしていると、起動/スリープ解除の都度に「5GHz帯を使うか?」と本体画面にて問われる→いちいちボタン操作でYes/Noの意思表示をしなきゃならない、が煩い。
●通信エリアや速さ
運用中に特に困ることもなく、普段使いのスマホXperia10II(ドコモSO-41A)で普通に使えている=4G/3G電波が掴める範囲ならば、遜色なく使えている感じ。
接続の安定感もARIA2より良い。ARIA2だと、あれっ繋がんない?切れてる?でも本体表示上は何ともない?ってなことが時々あった(個体問題?も否定せず)。
これにして以降は、一旦起動して使い始めたらバッテリー残量が無くならない限りはほぼ放置でいい。
#ってかこの手の通信インフラ機器たるもの、それくらいの「存在感のなさ」が本来あるべき姿。
〈2022/6/21追記〉
暫く使ってみると、どうもLTEの感度?がイマイチな印象。
鉄筋ビル内の喫煙所みたくに、奥まった・ケータイ電波のやや弱めなところに居ると、我が手持ちのスマホでは バリ2~3/4段階中 くらいで遅いながらも一応使い物になるのに、これMP02LNだと機体表示は バリ3~4/5段階中にも拘らず、それ経由でスマホでのWebブラウジングをすると頻繁に詰まる~タイムアウト頻発で使い物にならないことがしばしば。
無論、我がスマホでバリ4/4な居場所ではこれMP02LN経由でも何の問題もない。
うーん、個体バラつきの問題なのか、そもそも設計段階で感度不足を知っててバリ表示を「盛って」ゴマカしてるのか、それともファーム系で某かチューニング不足なのか。
ちょっとNECに苦情言ってみるか。。
※2022/9/26追記
LTEの感度がイマイチ?は、実は自身の持ち歩き方に問題があったっぽい。
普段から胸ポケットにタバコの箱を入れて歩いているのだが、これMP02LNを同じポケットに加えて・重ねるとダメ:通信速度が落ちる≒Webブラウジングが引っかかる・進みが悪くなる。
同じ場所でタバコの箱だけ胸ポケットから抜いて、胸ポケットの中をMP02LNだけにしてやると、普段持ちのスマホと比べても遜色無い速度が出る。
良く考えりゃそれもそのはず、タバコの箱って外周面の内側にアルミコーティングされた紙が入っている。ってことは、それが某かの電磁シールドとして作用をしててもおかしくないのだ。実際タバコの空箱にこれMP02LNを詰めてやると、明らかに通信速度が落ちる。
いやーそんな事だったとは。。迂闊だった(笑)。
#普段持ちのスマホは同じように持ち歩いて影響受けないの?って辺りは、機体がひょろ長いXperia 10IIゆえ、タバコの箱よりも背が高くてLTEのアンテナに阻害されない≒影響ないんだろう、と思われ。
●内蔵バッテリーのもち
我が用途には十分っぽい。
以前のARIA2同等の朝イチに満タン起動→帰宅後まで、なんとか充電不要なくらい。
朝8時前に持ち出して夕方6時~7時くらいまではもつようだ。
使用時間10h≒カタログ値どおり:偶々かもながら。
今回は中古で買った一式ゆえ、入手したバッテリー個体の劣化がどれほどかは目下不明。
もしかして新品バッテリーならもう少し長持ちするのか。
新品バッテリーは純正品が
メーカー直販で¥3036税込送込で買えるから、まぁどうにもダメそうなら買えばいい。
●遭遇したトラブル:電源入らず→復活。
中古で入手して2週間弱ながら、ドキッとした事象が1点。
バッテリー充電済みで2~3日か用事なく電源オフで放置した後、いざ使おうと電源を入れようとしたら無反応な状態になっていた。
電源ボタンを短く~長く押しても表示窓は消えたままで、ウンともスンともなく。充電器を繋いでも同じく。発生のきっかけは不明。
うーん中古とは言え、入手から2週間も経たずで故障したのならイタい。ケチって中古買っといて早々修理代を掛けるんじゃ本末転倒。。
結局、かつてのケータイ/スマホのごとく、着脱式の内蔵バッテリーを一旦外し(念のためSIMの脱着をやって)同バッテリーを装着し直したら、復活した。
何か内部的におかしくなった→バッテリー脱着(30秒か外した状態に置いて再装着)でコールドスタート→直った感じ。
発生は今のところ1回のみだが、今後もまた頻繁に繰り返さないか気になるところ。
まずは当面様子をみてみる。
※その後2週間ほど使っているが再現せず。
●外部給電運用(バッテリーレス運用) ※2022/12/1追記
本機のバッテリーレス運用は不可。但し外部給電での連続運用は可能。
#自分の普段は本体バッテリーで運用(時々モバイルバッテリー併用:充電しながらも使用可)/帰宅して充電、だが、試しにやってみた。
この手のモバイルルーターを常時電源有りな環境にて固定運用する用途に使う場合、本体バッテリーは無用だから外したい、となるが、この機種では本体バッテリーを外した状態にての使用は不可だった。この機種ってかAtermのモバイルルーター全般がそういう作りらしいが。
バッテリーを外した&外部給電した状態では本体が起動せず(電源ボタン押下→Please set battery pack表示→以後無反応)。また本体動作中に外部給電有り状態でバッテリーを外すと、即時に本体電源オフとなる。
しかし、外部給電での連続運用は可能な作り。
取説にそれを禁止する旨の記述が無いどころが、むしろそれも有りきに予め設計されているようにすら読める。
オンライン取説参照。
なお外部給電で連続運用するなら、本体設定「ロングライフ充電:オン」にしておくのがベター。
当該オン設定ならば、外部給電あり&バッテリー装着状態でも満充電にはならない(残量約70%を維持)。よってバッテリーの傷みは最小限に抑えられる。
#取説をよく見ると、上記設定をしない=ロングライフ充電「オフ」 設定であっても、長時間にわたり外部給電がされる→上記「オン」同等な動作に勝手に移る≒バッテリー残量を約70%へ減らして維持される、って旨も書いてある。ってことは、最悪「オフ」設定のままでもいい。
##バッテリーを抜かず常時外部給電で使ってもバッテリーの傷みは最小限、もし停電ほか有事で外部給電が切れても残量70%が尽きるまでの数時間かは自力で持ちこたえられる。。。通信インフラ屋らしいナイスな作りしてんじゃん>NEC
●その他雑感
・ストラップ穴があるのは助かる。百均のクリップ付きコイルストラップをつけ、胸ポケットに入れて歩くときに胸元にクリップし、うっかり前屈み→機体落下の防止に使っている。
・USBジャックが何故に今さらなMicro-B??Type-Cならよかったのに。機械強度的にも、表裏不問な使い勝手的にも。
しばらく使い込んでからまた書き足すかも。
たぶん続く。
(2023/2/6追記)
その後も特に問題なく使えている。
アンダー¥2000で新品が購入できる先があると知って買い足した。
こちらの記事にて。