さて、先日のブログで皆さんからアドバイスをいただかなくてはならなくなった、事の顛末をお話ししましょうか。。。
思いついたようにブッシュの交換を始めたんですが、そもそも「油圧プレスが無きゃ作業できない!」っていう常識(?)にあえて挑戦してみようって思ったんです。。。
素人DIYですから、手持ちの簡単な工具だけでやれないかと…(笑)
ちなみにネットを見てみると、意外に挑戦している人はいるんですよね。だから…私もやってみた(笑)
で、まずはこいつを外してみます。

右のロアコントロールアームです。
かなりボルトが固着してる…かと思いきや、意外にあっさりと緩んじゃいました。
やったねっ!!
で、さらっと外して
ブッシュ部分をよく見ると…
思ったよりもしっかりしてる…ように見えます?!
ちょっとひび割れが見られるくらい???
でも、真ん中の金属の筒はグラグラしてますからね…やはりこれが致命的な劣化っていうんでしょうかねぇ。。。
ではさっそく、この圧入されてるゴムブッシュを外しましょうか…。
本来なら油圧プレスでグッと押し出すんでしょうけど、先程も触れたようにそんなもの無いので…代わりの手を考えます。
で、まずは迷わず「3つ爪のプーラー」を引っ張り出してきました。これはエンジンの分解時にクランクプーリーを外すとき必要でしたので、15年ほど前(つい最近だと思ってましたが…)に買ったものです。
こいつをセットしてグリグリっと絞め込んでいくと…残念ながら爪が大きすぎて裏からブッシュ全体を押さえ込む形になりますので、抜けたのは中の金属カラーだけ。
さすがにゴムまで全部を押し出すことはできず、無理でした。やっぱり(笑)
では次は、地道に
カッターでゴムを切っていく。。。
これ、意外に、そしてかなりキツイ(汗)
結構ゴムの弾力がありますし、しかもそれがギッチリと詰まってるわけですからね…カッターの刃先を動かすことがなかなかできない?!
でも粘り強く頑張って、少しずつ切り出していきましたが…ほんとキリがありませんね。。。嫌になりましたもん。
それでも何か所も放射状に切り込みを入れて、外側の金属カラー部分との隙間に貫通マイナスドライバーを突っ込んでガンガンとひっぱたくと…

なんとかゴム部分だけ所々剥がれてきました。
いやぁ、手強かったぁ。。。
カッターの刃は何度も折れるわ、勢い余って指を切るんじゃないかと(もちろん刃物では切れない手袋を着用してます!)、へんな想像しちゃったりで…正直これを繰り返したくないって思いましたね。
で、苦労したわりにはゴムもたくさん残るし…(汗)
浮かばれません。。。
さて、ここまで来たら次は、残ってる“周りの金属の筒部分”も抜き出さなきゃいけません。
これはかなりしっかりと圧入されてますから、かなり手強い。。。
油圧プレスなら、同径のソケットでも当ててグリグリって押し出せば、あっさり抜けるんでしょうが…それはそれ。
私は別の道具でこれに立ち向かいます(笑)
その道具とは…
金鋸(笑)
こいつを使って、地道に…
こいつに切り込みを入れることにします。
もちろん、アーム本体を切っちゃうわけにはいきませんから…慎重に鋸を引いて
アームにキズ付けないよう、カラーだけを切って…寸止めっ!!!
そして貫通ドライバーを駆使して、筒の部分の切れ目を狙ってガンガン叩いていくと
少しずつ端っこが捲られていき

間に潤滑スプレー吹き込んでは再び叩く…を繰り返します。
住宅街に響き渡るハンマーの打撃音が、絶対に怪しいです(汗)
良かった、平日で。。。
で、何度も円周に沿って強く叩いてると、運が良ければ少しずつカラーが下側に押されてきて…そのうちカラ~んと音をたてて抜け落ちます。
ここまでかなり叩きますからね、正直利き腕の筋肉は痛くなるし、貫通ドライバーももちろん無傷じゃいられません(汗)
すぐに先が折れますもん手強い心と共に。。。
でも、こうてしてほんっとに苦労してなんとか金属カラーを取り出すことができました…が
これをあと7回も繰り返すのは…さすがにつらいです(汗)
仕方ないけど。。。
と、ここまでで本日のブログは終わりましょうか?
腕がだるいものですから(爆)
それはまた後日。
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セリカ 足回り | 日記
Posted at
2019/01/31 19:37:53