うちの実家も築45年以上も経つとさすがにそこらじゅうが痛みまくっており、また生活様式に合わない箇所も目立つようになってきてます。
その最たるものが…トイレ。
洋式なのはいいんですけど、なぜか座面がちょっと低いので、高齢の両親にとって、その立ち座りにはかなり不便になりつつあるとのこと。
そこでリフォームを決めたんですが、そこで「ひと肌も二肌も」脱いでくれそうなのが…義弟。
彼は看板職人なので、当然木工細工は得意なわけですから、その腕をリフォームに生かしてもらおうってことにしたんです。
いや、本心は…『出来栄えは二の次でもいいから、とにかく費用を抑えよう』って魂胆なんですが、本人は最初から思った以上に乗り気になって、材料(つまり今回入れ替える大小便器と手洗い器)の手配もすべて自分で下調べしたうえで、直接業者に手配。中間業者を通さずに安く調達してくれ、工具一式と共にそれらを4トン車に積み込んで走ってきてくれました。
となると、私は当然遊んでるわけにはいかず…素人なりにお手伝いすることになっちゃったのは当然の成り行き。
ちなみに木工は…私はからっきしダメ。のこぎりはまっすぐ引けないわ、釘打ってても途中で曲がっちゃうわ、加えて途中で妥協し諦めちゃうという適当な性格ですもん。こんなの助手にすらならないでしょうに…ってのが分かっていながら、猫の手も借りたいほどになるでしょうから、私が手伝わなきゃいけないってのは正直逆に申し訳なく思ったりする(滝汗)
良いのかなぁ、ほんとに???
という不安を抱えたまま、早速作業開始です。
今回外す大小便器は、事前におふくろが徹底的に掃除してくれてたおかげで…それほど汚れてはいないことから、安心して(笑)撤去。
実はこれをやる前から、旧式のトイレと今とでは、排水パイプの位置や径が違ってる(つまり新便器のポン付けは無理!)ってのはわかってたんですが…事前に義弟が「新便器の配管の位置」を説明書をしっかりと見ながらある程度の位置計測と配管シミュレーションをしておいてくれたんで、なんとなく大船に乗った気持ちで構えます。
ところがやっぱりいろいろなところで不整合が発生(汗)
途中を繋ぐパイプなどを物色しに、ホムセンに走ること数回…でもさすが義弟。たくさんの商売道具を持ってきたおかげで、サクサクっと切った張ったでつなぎ合わせ…問題をクリア。
パイプの問題はとりあえずOKと言う事で、まずは床面の作り直しに着手です。
現状は昔ながらのコンクリートにタイルってスタイルですから、当然床を水を流して掃除する前提で傾斜が付いてます。
しかし当然今のトイレはフローリングかつ、バリアフリーですので…この床を嵩上げしたうえでコンパネで床を作ることになります。
そこで、持ち出したのが…レーザー水準器。
これをフロアに置くと、水平にレーザーが照射されて壁にラインが投影されますので、床からそこまでの高さを測定し、補正するための束石(といっても今回は1~10数ミリに細かく積み上げたプラ板)を置いていき、コンクリボンドで固定していきます。
これは私がメインでやりながら、弟は…電気配線および上水道の配管を細工。
電源は今回の新しいトイレと手洗いを自動水栓(これ、認知が入ってきた親父の蛇口締め忘れ防止)にするために増設しなきゃいけないことによる追加。
水道配管は、手洗いの高さが変わることから、どうしても必須な作業。
さすがにこれは素人の私よりも、プロじゃないけど経験は豊かな弟の方が確かですからね…全面一任!
でもその時の作業って…やはり道具がモノを言いますね!!
壁の構造は、古い家屋ゆえに化粧板の下はすぐ土壁だと思ってたんですが…丸のこで切開すれば、厚いコンパネが張られていることが発覚。
こんなこと、丸のこが無きゃ絶対に時間取られて…終わりませんもん(汗)
器用に配管を分岐させて、必要な個所に移設し固定。
鮮やかな手つきに、ただただ見とれるばかりです…アッパレっ!!!!
そして床に敷くコンパネ(これも端材だということで、材料費はタダ!)を丸のことジグソーで切り出し、角は電動かんなで面取りして…数度の補正ののち、あっという間に設置完了。
そうして、あとは事前に調べた場所に穴開けて、その上にクッションカーペット(これまた端材だそうで…)を貼る。
こんな感じで…1日があっという間に過ぎ
夜は、近場の居酒屋でゆっくりと労をねぎらってあげました。
というか、私が手伝ってるのは…当然これが目的なんですけどね(笑)
三河安城駅の周辺を歩いてお店を探し、そしていいお酒を存分に堪能いたしました。
そして翌日…まだまだ当然作業は続きます。
Posted at 2024/03/29 05:23:55 | |
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