2023年06月04日
悲しいお別れでした。。。
つい2か月前には、我々の旧車仲間のもとに集まってバカ話をされていたMさんでしたが…今考えると、その時点でかなり無理してお越しいただいてたのかもしれません。
そのMさんから木曜の夜に電話の着信履歴があり、翌朝気付いて電話差し上げたら…ご遺族の方が出られました。。。
前夜に体調が急変し、帰らぬ人になったとのことで…すぐにご遺族から電話いただいていたんだそうですが、それに気づかず、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。。。
で昨日の土曜日は、前日の大雨も早朝から見事にあがって、嘘のような実に爽やかな青空のもと…旧車仲間の有志と共に葬儀に参列してまいりました。
会社勤めを終えて、それまでの夢だった旧車に乗り始め、我々と行動を共にするようになったのが12年前。 その後しばらくして大病を患ったってことは直接お話を伺っていましたが、それでもその後、いろいろな治療のおかげですっかり完治したとおっしゃっており、こっちも安心。そしてますます精力的に、我々と一緒に旧車イベントを楽しみ、趣味のカタログ集めも一層精力的に再開。
専用のカタログ室を完備し、何千冊ものコレクションを整理するのが忙しいって聞いてました。
ところがここ2年ほどで再び病気がぶり返し…視力もグッと衰えて、夜間の運転を控えなきゃいけない身体になってしまったと聞いてましたが、それでも愛車の手入れは欠かさずに、常にキレイにしてたとのこと。。。
最近「バックしてた時に、車止めにマフラー―当てちゃって、それ直さなきゃ走れないんだよねぇ」って言ってたのを思い出しましたが…それくらい、復帰に向けて前向きだったんですけども
突然のお別れとなりました(泣)
で、つくづく思ったんです。
「人生、すぐ先の事でも、やっぱり見えないんだよね」ってこと。
そりゃ当たり前なんですが…「楽しみ」を先延ばしにしておいても、果たしてそれが実行できる時が来るのかどうか???
実行できても、それが満足できるレベルなのかどうか???
「いつかは○○やりたいよね。」
その「いつか」が必ずやって来ることが約束されているのなら、そこまで待つことくらい我慢できますが…我慢して待ってたにもかかわらず、その時が来なかったら? いや、せっかく時が来ても、それが楽しめない状況になっちゃってたら…?!
特に後者の場合、諦めがつかないんじゃないかなぁ、やっぱり。
実は、本日ご一緒した方々のなかにも、会社を定年して5年ほど経った1年ちょっと前、難病と言われる病気が突然発症し、前ほど自由に身体を動かすことが叶わなくなった方がいらっしゃいました。それどころか、日に日に自由が効かなくなってきてるのが実感できるんだそうです(汗)
ちょうど旧車を手放した後の事だったそうなので、傷は浅かった(?)かもしれませんがですが…「やっと自由になる時間がたくさん持てて、子供たちも手が離れ、さぁこれから人生を謳歌するぞ!」っていう矢先の発症には、ホント、驚くとともに非常に悔しいんだそうです。そりゃそうですよね。
人生100年時代なんて言われ始めてますが、健康寿命はメチャ短いわけで…最期まで自由謳歌に人生を楽しめるなんてのは限られた人にだけ許されるものかもしれません。 多くの人が、突然あるいは気付かないうちに、それを享受できない状態になっちゃってる…のは事実。 「明日は我が身」というのも十分にあり得るんですよね。
もし突然、我が身に何かあったら…
誰にどうやって連絡しようか?
残された趣味のモノは、どうやって処分してもらうべきなんだろうか??
今からでも少しずつ、記しておこうかと…マジで思うようになった出来事でした。。。
Mさんの所有する旧車やカタログその他の趣味のモノ。
たぶんご遺族は処置に困るんじゃないかなぁ?!
でも、他人が口出すことじゃありませんから…忘れることにいたします。。。
合掌。
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Posted at
2023/06/04 05:47:57
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