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イイね!
2024年05月18日

【過去のmixi日記より】その73…何とも悲しい思い出です。

先日より、このmixi日記振り返りは2009年の物に移ってますが、実はこの年にいよいよみんカラを開始し始めるという節目なんですよね。
とはいえ、一度に切り替えたわけじゃなくって、少しずつ…ですので、こっちに書いてあるものがmixiには無かったり、その逆もあれば、双方に違った表現がされているものもあるわけで、読み返すとなかなか面白い。
しかもその中には、もう忘れちゃいたいこともあるわけで…

次の日記は、今でも後悔しているネタになります。

ちょっと長いので、2つに分けましょうかね。


まずは、2009年1月24日。
なんかごそごそと作業を開始してます。


昨日の“小春日和”とは打って変わった、まさに冬本番真っ只中という中で、相変わらずクルマいじってました。気分を変えて「メーターパネルの分解掃除」なんかしてみようと思い立ったんです。
これ、以前にオークションで落札してたメーターパネルですが、見るからに汚れてて錆も結構出てますので、気合入れて徹底的にキレイにしてみようと思ったわけで。。。

大物のメーター類(スピード・タコ・燃料ゲージ・水温・油圧&電流)やラジオはプラスネジで固定されているだけなんで簡単にはずすことができ、シガライターは大き目のレンチで裏側をはずせば本体は簡単にはずすことが出来ます。
これらは後ほどゆっくりと料理することにして、まずは保管。

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シガライターの“枠部分”がパネルにくっついたままですが、これは裏側のカシメを解くことでなんとかはずしました。こいつは錆だらけなんで、まずは浮き錆を取り除き、錆取りオイルを塗って放置です。

続いてパネルから生えているスイッチノブの取り外しにかかりました。
まずはチョークノブ。どうやってはずすんだろうか?って、最初はまったく判りませんでしたが、良く見りゃこいつは、パネルの裏面からナットで締めて挟み込んでる構造ということが判り、あっさりと分解完了。


次にヘッドライトSW。これはパネル裏側に大きなボックス状のスイッチ本体が付いてますんで、チョークノブのような裏から締める方法は成立しないはず。で、じっくり見てると、ノブ下側に芋ねじがねじ込んであるのを発見。精密ドライバーを探してきてまわせばあっけなく緩み、表側から留めている薄いナットをはずせは、これまた簡単に分解完了です。
同様にハザードSWも同じ要領で簡単にはずすことが出来ました。
さて、残るはワイパーSW。

で・・・油断しちゃったんです涙 こいつも簡単にクリヤしてやるぞぉ・・・と思いきや、思ったよりも頑固に固着してるようです(汗)
精密ドライバーの細い柄ではうまく回せなかったんで…そこでバイスプライヤーで精密ドライバー本体をはさんでちょっとひねってみたんですが、これがトドメ刺しちゃったようです。

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どうもネジ山にうまくドライバーがフィットしてなかったみたいで、見事にネジ山が潰れちゃいました。
よく、固着したネジには“火あぶりが効く”って言いますが、そんなことやったんじゃノブが燃えちゃいますので当然却下。
ショックを与えたくても、構造上難しいし(汗)
…ということで、ドリルでネジを揉むことに決定!
迷わず電ドリ攻撃を加えたんです!

ところが・・・まったく歯が立たないわけで、削れないどころか、勢いあまってドリルの刃を一本折っちゃいました(汗) 危ない危ない、でも取れない。。。

結局ここで本日は気分が萎えちゃいました。体も心も冷え切り、どうしてよいものかまったく見えないまま、この悔しさを“お酒”で紛らわせることにいたします(爆)
どうなっちゃってるんだろうかねぇ??



あぁ、読んでて恥ずかしくなるような作業の顛末。「そんなもの、なんとでもできるでしょう!」って、過去の自分に言ってやりたいです…が、注目すべきは1枚目の写真。
あっ、今回ばらしてるインパネ以外にももう一つ持ってたんだ?!
へぇ、今となっては全く思い出せませんが…もうひとつも残ってないや(号泣)


で、当然日記は続きます。
翌1月25日では…


昨日の“芋ネジ”・・・やっぱりダメなんです。
あらためてホームセンターで「食いつきの良い!」っていうドリルの刃を買ってきたんですが、これでもまったく歯が立たない?!
いったい何なんだぁ、このネジは。(怒)

なので、とっととあきらめて(後回しにして・・・)次々と他の部品をもバラシにかかります。
まずはヒーターコントロール・レバーから。
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ここは、操作にチカラのかかる部位だけに、すべて鉄板で作られてます。(今の時代なら“ボタンスイッチパネル”なんでしょうけど。)
各レバーは共通の1本の回転軸を中心に動くことになってますので、この軸を留めているEリングをはずせば、あっというまにバラバラになります。
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やはり動きの渋かったのは、こういったグリスの固着が原因のようですね。しっかりと洗浄し、再度グリスアップしておきました。

で、組み付ける段階になって問題が発生(汗)
やはり元の形が思い出せないんです。

ベースの鉄板の両側にレバーが付く構造なんですが、3本のレバーがどっち側につくべきなのか?
なので、一度組んではどこかが引っかかるため再びばらし、そしてレバーを上下ひっくり返してシミュレーションして・・・考える。
こんな感じで一つ一つを試してみて、最終的に組み付けるまでに2時間は掛かったんじゃないかなぁ?!でもあとで考えてみると、とても簡単な構造なんですけどね!?
気を取り直し、続いてグローブボックス周りを着手します!




分解前に、途中に写真を撮っておくことは重要なんですが…それを忘れていたのか、あるいは単に簡単だって見くびっていたのか?!
とにかく、かなり必死だったと思われます。
でも無事に復元したわけで…えらいぞっ!!!


同日の日記がありました。



グローブボックス周りでは、まずリッド(ふた)部分を掃除します。
実はこのリッド、いたるところ錆が見られたんです・・・が、えっ、これって錆るんだ?
というのも驚いたことにこのリッド、表裏の2枚の鉄板で出来てるんですね(汗)すごい作りでしょ???

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しかもその際にビス6本も使ってるわけで…驚きました。加えてその蝶番部分ももちろん金属製であり、しかもメチャクチャ頑丈そう?!
オーバークオリティーですね、これは。

だって、そのすぐ後に出てきた車なんて、蝶番はもちろん表裏ともにプラスチックでできてるんですよ、数年しか変わらないのに(汗)

続いてその上につくグローブボックスのパネル。

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ここにはベンチレーションの吹き出し口がついてますので、方向調整レバーを折らないように慎重に分解します。また奥の方には、不要時には空気が吹き出さないよう開口部を閉じるシャッターが付いてますが、当然ここのスポンジがすでに風化しちゃっているため、これも修理のため取り出すことにします。
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…と、なんとこのシャッター、立派に鉄板で出来てたんですよ。しかも軸棒(シャフト)ももちろん金属で出来ており、この結合にはビス2本を使用。
そう、キャブのバタフライとまったく同じ構造してました。

なんとも手間のかかる作りしてますね、この時代って(汗)
数年後の車なんて風向調整のレバーなんて、皆細いプラスチックで成形されてるのにねぇ。
なかなか面白い発見が続きます。




時代を感じつつ、何とも面倒な作業をやってますね。
でもこの時は、目的があって必死にやってましたから…確かメチャきれいに仕上げたように記憶してます。



もうひとつ、同日の日記も続いて書かれてます。


さて、こうして部品の分解清掃をやって「あぁ、ほんとお金掛かってるなぁ」・・・って思った極め付きがコレです。
タコおよびスピードメーターの文字盤に刻まれた数字が、このように“浮き文字”になってるんですっ!!!
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これはメーターの透明なカバーを外すまで気がつかなかったんですから、ってことはつまり・・・普通に使用している間は、絶~対に気づかないかも!?
そんなところにまで凝った作りのこのクルマって・・・凄すぎるかも(滝汗)
ちなみにすぐ次の時代の車では、こういった文字盤は普通に平板に“印刷”してあるだけになっちゃいますかなねぇ・・・(悲)



と、なんとも意味不明な(実際に何も残してないわけですから…)行動を終日かけて格闘してたという記録です。
う~ん、残しておきゃ良かったなぁ、ほんと。。。


続きは明日。
ブログ一覧 | mixiネタ セリカ | 日記
Posted at 2024/05/18 05:49:55

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この記事へのコメント

2024年5月18日 17:19
浮き文字なんてダサイです
飛び出す絵本というのが昔有りましたが
今は飛び出す文字ですよ
マジックハンドで絵本のページをめくるように動く
スピードメーター なんと素晴らしい!
国際芸術賞間違いなし
コメントへの返答
2024年5月21日 21:58
飛び出す絵本、有りましたね。今もあるのかなぁ??

ムフフな週刊誌では、立体グラビアもありましたっけ。ほぼ空想だけで悶々としちゃうんですが…

懐かしいでしょ???
2024年5月19日 0:28
バラしたものをちゃんと復元できるのはやっぱり凄いです😊
メーターの浮き文字〜カッコいいですね♪
これをみてしまうと現代のは味気ないですね💦
コメントへの返答
2024年5月21日 21:59
復元したかどうかは…車両が無いですから、確認のしようも無かったんです。。。

ほんと、凝った作りですよね、これっ!!!!
さすがスペシャリティーな車ですっ。
2024年5月19日 21:29
いろんな事をされてますねぇ。
私も必要があればバラしますがここまでは組み立てできなくなりそうで躊躇います。
しかし次々と安っぽい作りになるんですね。
大きくなったボディの重量を軽くするためにパーツがプラ製なっていくのは悲しいです。
鉄バンパーが懐かしい。
こすった位じゃキズつけませんもん(笑)
コメントへの返答
2024年5月21日 22:01
原価低減なんてきっと二の次、まずはやりたいことを具現化できるのが、この時代の面白い所だったんではないでしょうか?!

エンジニアやデザイナーが楽しそうに仕事をしてた…のかもしれませんね。

鉄バンパーは、ぶつかっても大丈夫ですっ!!!!
2024年5月19日 23:09
文字盤の数字が、“浮き文字”になっているのは、前期型だけですよね。私の文字盤はフツウに平べったいところに書いてあるだけだと思います。
前期型のパネルも外されたんですね。大変らしいことは聞いています。
コメントへの返答
2024年5月21日 22:02
そうです、それが残念なところですよね。
でもこうして立体になっているってことは、当然照明は間接的にしか照らすことができず、しかも影ができちゃうわけですから…配光では悩んだんじゃないかなぁ???
2024年5月21日 17:47
なんで、メーターパネル弄ってんのに、ハザードSWやライトSWとか、ワイパーSWがどうしたとか、大丈夫かいな?🤔って思いながら画像見たら、インパネ表面がダンダラになってて、こりゃ前期じゃないですか。(笑)🤣
 前期のメーターパネル落札して秘蔵してたってことは、こりゃあ前期もダルマだかLBなのかは判んないけど、セリカ軍団を構築しようとしていた気配を感じました。😂
 それはともかく、前期のはお金と手間がかかってたんですね。助手席側セカンダリーベンチレーターのレジスター(ってか吹き出し口?)が金属羽根なんて、こんな温い走行風🌡️がどんより吹き出るだけなところに随分手間掛けてますね。後期だと、小さなプラスチックのアイボール2個に随分とお手軽感高まってますよね。しかも、後期ならフルエアミックスエアコンだから、ここからもエアコンの冷え冷え🐧が吹き出るのに! あれは片方はサイドデミスターに使ってね!ってことですかね? わかんないけど!(笑)😅
 アタシのMA45でも、グローブボックスはこんな鉄板でガッチリなんて作られてなかったですから、70年代末頃には、この辺の合理化というかコスト低減の工夫が一気に進んだのかもしれませんね。
 でも、この記事全体になんとなく淋しさを感じるのは、この分解掃除された努力が、結果的に日の目を見なかったのであろうことを肌で感じてしまったアタシって、蛇に噛まれて、既に全身に毒が廻ってしまった状態なんでしょうか?(笑)😂
 
コメントへの返答
2024年5月21日 22:08
見てて、あれって思った人は…変態ですっ(笑)

そうです、この時は崇高な(無謀な)プランが頭にあったんです、過去形ですけど。

お金の掛け方を見ると、やはりこのセリカの位置づけが見えてきますよね。いわゆる大衆車ではないとハッキリ線引きをしたうえで、とことんこだわりを持ったアダルトな方を対象に、その予備軍ともいえるヤングな人も引き込もうとする…やはり当時としてはちょっと違う人種の方々に歌ってるんですね!!!

鉄板製はあっという間にすたれちゃったのは…原価低減もあるでしょうけど、生産技術の向上が一番だったんじゃないかな??
こんな細かなもんを、プラスチックだけで成形できるなんてことは、きっと当時としては画期的な技術だったのかもしれませんもん!!

あっ、この先が見えちゃいましたかぁ??

エッチっ(爆)
2024年5月21日 21:41
答えを見た後だったら、何とでもコメントできてしまう訳ですけど。
トヨタは、モデルチェンジ後の初期型は、設計者の意図がそのまま反映されたり、コストより完成度重視だったりしますね。そしてマイナーチェンジでVAを図り採算ラインに乗せていく…。
一気に人気が出たプリウスも20や30系では量産初期は赤字だったそうですね。昨今は量産初期から採算とれないといけないようですが。
コメントへの返答
2024年5月21日 22:10
まぁそれが経営上の常とう手段ですからね。
赤字覚悟で数年で元を取り、その次モデルでは当たり前のように最初から利益を出す…恐ろしいことですわ。

だからモデルチェンジで不発になっちゃうと…えらいこっちゃなんでしょうね?!

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「@ヘルメス阿部さん、あはは、ナイスな突っ込み! これ、気がつかなきゃアホでしょう?!」
何シテル?   08/08 18:10
小学生の頃に憧れたセリカ。平成元年に入手し、はや34年目に突入。それからもちろん、悪天候なんてまったく躊躇せずずっと日常的に乗り続けてます。 だって乗りたくて...
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