
エンジン、無事にかかりました!
異音も、テンショナーを締めたら収まりました!!
じゃぁ問題ないじゃん?!
はい、気分的にはこれでOKのつもりだったんですが…気が付いちゃったんです。
油圧ゼロだってことに…(滝汗)
先日の作業中にオルタのカプラーが崩壊しちゃってたのを見つけちゃって、それを適当にビニテ巻いただけで復元したので、それでしっかりと充電されるのかを確認すべく、運転席に座ってキーを捻ってメーターを見てたんです。
そんな時に油圧計がまったく動かないのを見ちゃいまして。。。
もしかして油圧計が壊れた?あるいは、油圧のセンダゲージが壊れちゃったのかなぁ?
ってレベルなら、その該当部品をとっとと変えりゃOKなんですが、いやいや、先日まで普通に動いてましたもん、いきなり壊れるなんて考えられません!!
じゃ本当に油圧が来てないのかも?
それだったら完璧にアウトじゃん💦
なので、あらためて状況を確認します。
まずはエンジンオイル量をチェックするも、当然たっぷり入ってます。新品入れたところですからね、一昨夕に。
ってことで、オイルの供給状況を見るためカムカバーを外して、その中に溜まってるオイルをきれいに拭き取ってからイグニッションキーをひねります。
正常ならカムシャフトとカムキャップの隙間からオイルがにじんでくるでしょうから、目視できますもんね。
ところが…どうもオイルが出てこないんです。まったく全然、どこにも。。。
それじゃ、タイミングチェーンにオイルを吹きかけるジェットはどうか??正常ならここから勢いよく左右にピュ〜っとオイルが吹き出す様子が見られますから。

嫁にキーを捻ってもらい、私はじっとエンジン前方を眺めてると…
あはは、一滴たりともオイルが出ないんです。
ってことで、どこかで、何かがおかしいことになります。
と、当然そう結論づけたんですが…そこで困りました。
『これって、またまたエンジン全バラシなんですかぁ??』
いやいやいや、もう勘弁してください…ヘッドガスケット、高いんだもん(号泣)
で、よく考えてみる。
このエンジン、白煙吹きまくるほどにオイルが供給されてたのが以前のこと。
それからいったん全バラシして、ピストンとコンロッドの重量合わせしてから、親メタルやピストンリングを全交換、ヘッド側でもバルブステムオイルシールは交換したし、当然ヘッドガスケットも新品使いました。
しかもこれらって、そもそもがオイルの供給経路にまったく無関係でして、油圧が無くなるような作業は一切やって無いんです!?
ってことは、これってもしかして…オイルポンプ付け忘れちゃってたのかなってていう不安が頭をよぎる??
いやいや、たしかブログ写真にもちゃんと残ってますからねぇ…大丈夫のはず…でしょう、たぶん、きっと…そう思いたい(汗)
じゃ、そのオイルポンプの有無を確認するにはオイルパンを取り外せば簡単なんですが、さすがにそのためにはエンジンをもう一回降ろさなきゃいけないわけで…一昨日苦労して、やっとミッションと結合して作業を終えたばかりなので、当然それはやりたくないんです。。。
で、思い出したんです。
18R-Gでは(でも?)ブロックの「とある」メクラ蓋を取り外して覗き込めば、オイルポンプの有無が識別できるんだってことを。

でもその為には、取り付けたキャブはもちろん、その近くのPCVホースが邪魔なわけで…そのためにはその付近のオイルフィルターもブラケットごと取り外す必要があります。
でも仕方ないですもん…とっととそれらを取り外す途中で、サイドメンバーにピンクの液体が流れていることに気が付きました。
キャブを外した直後のことですから、そこから流れ出たガソリンかと思いましたが…臭いがしない!?
じゃ、想定外の冷却水かも??と思いましたが…床面を見てもまだどこにも漏れた様子が無いだけに、ちょっと悩む。
で、これを見て納得しました。

おぉ、そういえば先日、湿式エアフィルターにオイルを塗布したんだっけ…ってこと。
これ、そのオイルだったんですが…かなり多すぎたようですね、反省。。。
さて、話を戻して(笑)
そのキャブを外し、オイルフィルターのブラケットを外す段階になって
「こりゃ、気を付けないと、ドバっとオイルが流れ出るなぁ」ってことに気が付き、ウエスを下に敷いてからボルトを緩める。
が…

あれ?
予想に反して、まったくオイルが出てこないんです?!
まぁ、それはそれでよかったんですが…どう考えても、それはおかしいんです。
普通じゃあり得ないわけで、つまりそれは
『オイルがまったく上がってきてないこと』・・・を意味するわけで、それはつまりオイルポンプがまったく仕事をしていないってこと。
オイルポンプが壊れるなんてことは、構造上まず無いはずなので・・・そりゃ、付け忘れ説が俄然強まってきますね(反省)
さて、邪魔なモノを次々と撤去して、いよいよ穴を覗きますと・・・。
あれっ、あるじゃん?!
アルミの色が下から覗いているのが見えるように、オイルポンプの頭の部分がしっかりと見えます。(ちなみに上にちょっとだけ覗いているのは・・・オイルポンプドライブシャフトに刻まれている駆動用ギヤ)
そうなんです、付け忘れてたわけじゃないんです、こうしてしっかり見えるんですモンっ!!!
いやいや、実は・・・見えちゃいけないんです、オイルポンプは。
というのも、本来ここにあるべきなのは・・・オイルポンプとドライブシャフトをつなぐギヤなんです。。。
でもそれが無いから・・・そりゃポンプがまったく動かなかったわけで、考えりゃ当然のことなんです。
じゃ、そのギヤは入れ忘れちゃったのか???
いやいや・・・オイルポンプを下から差し込んだ後に、このギヤを上から挿入すべきなんですが、先回の作業の時にはまったくその手順を忘れてまして、このギヤが定位置にある前提でオイルポンプを組み付けたまま、確認を忘れてたんです。
なので、この穴の中をよく見れば・・・
奥の方に転がってるギヤが見えました(汗)
なので、これを取り出して、正規の場所に納めりゃそれで問題は一件落着!!
なんですが・・・なかなかこのギヤが取り出せないんです。ピンセットではつかめず、マグネットピックアップツールでは十分に吊り上げられない。
ってことで、強力なネオジム磁石で・・・
あはは、スペースが狭すぎて・・・これ以上引っ張り出せないんです。。。
それをうまいこと取り出すには、下から頭を出してるオイルポンプを撤去しないと・・・だめ。
つまり、この時点で
オイルパンを外すことは免れなくなったんです。
ただそのためには・・・エンジンを持ち上げ無きゃいけない?!
あぁ、もう大変だぁ。。。
(と言うことで、続きはまた明日)