
思わせ振りな題名ですが…多分皆さんのご期待に添えるのではないかと(爆)
実にいろんなことが起こったんです、今回は。
そもそものきっかけは…今回、ヘッドを降ろすにあたり極力“楽しよう”って思ったことなんです。
で、そのためにやったこと(あれっ、やらなかったんですけど)は、ボンネットは外さない!ってこと。
普通はエンジン整備においては、逆アリゲーターに開くボンネットは邪魔なんですよね。
だから今までは私も必ず外してたんです、ボンネットを。
でも、これが結構重たいうえに…こかしちゃうと見事に凹むんです(号泣)
経験してますからね、私。
いまだにベコベコですけど。。。
で、これがどういうことを引き起こすかというと…エンジンクレーンがつかえないってことなんですよね。
ってことで、今回のヘッド卸の場合は、カムなどを外して極力“軽量化”しなきゃいけないことになるんですよ。
実はこれが…そもそも“失敗の始まり”でした。
とにかく何も考えずカムを外します。
でも、外した部品がどっかに行っちゃうのも困りますので、カムキャップは再び元通りくっつけて…と。
あはは…バカみたいに手間掛けてますね、私。

本来、しっかりした保管箱さえあれば、こんなことしなくてもいいんです。
でもそれが無かったんでえすよね、今回。
と言うのも、先週“面修正”にヘッド一台バラして出しちゃってますからね、その部品を保管中なんです、箱の中に。。。
混ざっちゃったらエライことになっちゃいますしね。
だから今回、部品を無くさないようワザワザ再度組み付けるという面倒なことを…半分暑さでボーッとしながらやってました。
で、何が起こったのかは…後ほど。
とりあえず、作業を進めます。
ちなみに今回は、極力ヘッド内に溜まってるオイルをキレイに拭いておきました。
だってヘッドを外して持ち上げた途端オイルがデロ~っとオイル穴から流れ出て…ブロック上面に流れ出ちゃうともう大変。どれが最初からの漏れなのか?がさっぱり分からなくなりますからね。
今回みたいにガスケット面の状況を見る為には、オイルを垂らすわけにはいきませんから…。
だから、オイル穴にもペーパーウェスを詰めておきます。
で、いよいよ御開帳っ!
あれっ!?
意外にあっさり剥がれちゃった!?
不思議なことに…今までのは結構くっついちゃったのをベリベリと剥がすような感じで分解してた覚えがありますが、なぜか今回は全く違ってることに、ちょっと戸惑います。
でも、こうだからこそ、フェンダー越しに前かがみになってヘッドだけ剥がすことが出来たんです。
腰も痛めずに…感謝感謝!?
で、まずはヘッド下面を覗いて見る。
どうしてあっさり剥がれたのか…が知りたかったわけですが、やっぱり判りません。
でも、やっぱり汚いや。。。
ってことで、ちょっとキレイにしようと意気込んでひっくり返すと…
ヘッドを裏返した途端、コロコロと何かが転がる音が聞こえてきました。
あはは…足元にはバルブリフターが数個!?
うわっ、マジ。。。
そりゃ、カム外した状態でひっくり返しちゃ、そりゃバルブリフターやシムが落っこちますわな。。。
なんたる初歩的ミステイクっ。。。
不覚でした(滝汗)
リフターはまだしも、その中に時々くっついているシムっていう薄い“厚さ調整用の金属片”が一緒にコロコロと。。。
しかもこれが…複数個一緒に外れて、ごちゃごちゃになっちゃったんです(泣)
このシムの役割って…バルブクリアランスの調整用。
つまり、各シリンダーのポートごとに厚さを測定して、それに合った厚さのシムを選択して組み合わせているわけで・・・それがバラバラに。
せっかく今までバルブクリアランスがキレイに揃っていたのに。
(慌ててたので写真撮ってません。そんな余裕、もちろんありませんけど。)
で、しかも運の悪いことに…
外れたシムが一個だけ、どうしても見つからないんですよ。。。
どっかに転がって行っちゃったぁ!?
はぁ~っ。
やるんじゃなかったぁ(号泣×2)
ってことで、凹んじゃった“第一弾”がこれでした。。。
でも、これで終わらないのが、今回の炎天下の作業なんですよ。。。
どうしちゃったんだろう。。。
Posted at 2016/08/09 20:21:04 | |
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