
先日、6代目ST200系のセリカ“後期型”をやりましたので、んじゃ今回は“前期型”ね…と思って、カタログを並べてみたら…
ありゃ、多いぞ!?
6種類もあるじゃありませんか!?
…と不思議に思い、よくよく見てみると
微妙な違いが分かりますか???
特徴ある丸目ヘッドライトの“レンズだけ”を模した○だけのモノと、ライト部分の盛り上がった形状まで表現したモノ…。
実は後者の方が、年代がちょっと新しいんですよね。
なので今回紹介するのは、この新しい方にしましょうか。
はいっ、このシリーズ…新しい方からずっと過去に遡ってるんですが、気が付きましたかぁ???
さて、今回紹介するモノは先日の後期型よりも“ちょっとだけ古い”ので、仮に“中期型”って言いましょうか。
後期型との大きな違いは…ヘッドライトのレンズ形状くらいかな!?
さて、で…この時期のカタログを並べてみると
この3冊になりました。
発行は、①黒いのが「95年8月」 ②薄ブルーが「96年1月」 ③白いのは「96年6月」となってます。
そして②の表紙には「コンバーチブル登場」の文字が入ってるのが違いですね。
さて、では中身を見てみましょうか。
とはいえ今回は…①と②③は、コンバチの有無が大きな違いでしようから、ページ構成ももちろん大きく変わるはず。
その点②と③は時期も近いですから、それほどの違いがあることは期待できないように思います(笑)
なので今回は、①と②を比較してみたいと思います。
でも、こうやって細かなことやってると…どんどん皆さんが引いていっちゃうような気がします!?
大丈夫かなぁ(笑)
さて、気を強く持って…いきましょうか!
まず1ページ目。
そりゃコンバチの有無というラインアップが大きく違いますからね…当然中身が違って当たり前ですね(笑)
下が①95年版 上が②96年版。
全構成グレードが一堂に集まったショットに、長々と書かれたコピーという構成は同じですね。
で、このコピー…
①には、こう書かれてます。
「…不思議なセリカを見た。…ウィングタイプのリヤスポイラー…あれが噂のニューグレードSS-Ⅲなのかもしれない。」
そう、よく見りゃこの時期の特徴がこのリヤスポの形状。
どうです…“思いっきり”変わってるでしょ!?
このST20系のリヤスポと言えば、WRC仕様の高下駄とか、そのベースとなった低い仕様の“一体型”しか思い浮かびませんよね。
先日の“後期型”でも、その一体型が復活採用されちゃってるわけですから…この“ウィングタイプ”ってのは、もしかしたら非常にレアなんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか、オーナーの皆さん???
でも①で登場したSS-Ⅲを紹介するカットは、②でも変わっておりません。

もちろん、SS-ⅠもⅡも…まったく同じです。
でもなぜか…
GT-FOURの写真は完全に別物が使われてますね。
(上が①、下が②)
迫力が増したカットになってるのが、面白いですね!!!
やはりワイルドで無きゃ!?
で、面白いのがこれ。
①には…

ラリーで活躍するシーンが紹介されてますが、②では無くなってます。
そう…これが最後の雄姿でしたからね、ワークスラリーの(号泣)
そのかわりに、②ではこれが加わってます。

はいっ、新しく加わったコンバチです。
「えっ、コンバチってもっと前から無かったっけ???」
って思った方…正解っ!
そう、実はコンバチが加わったのって、これより2年も前の94年4月のことなんですから…ちょっと変な感じですよねぇ???
…って、よくよく①のカタログを見ると、最後のページにこんなのがありました。
ここに記載されてる赤いモデル…バンパー形状から見て、①に載ってる他のモデルとは違ってます。
そう…いわゆる前期型なんですよね。
そのカラクリは実はこうなってます。
つまり、このコンバチって車は、日本でボデーを作ったらアメリカに送って架装し、再び逆輸入して仕上げるという手間をかけてるんですよね。
だから、完成までに大きな“タイムラグ”があるんで、一緒にマイナーチェンジすることができなかったというわけです。。。
ちなみにこのカタログには、一枚のチラシが挟んでありまして…「95年8月以前に生産された車両になります」って注意書きが(笑)
だから①のカタログには、こうして“新型”と“旧型”が混在してるんです。。。
と、今回はここまでにしましょうか。
思った以上に、この6代目はややこしい変遷があるようですからね。
次回はもちろん、残る2冊(②と③)を較べてみることにしましょうか。
期待はできそうにありませんけど(汗)
呆れてない、皆さんっ!?
Posted at 2016/09/18 18:47:10 | |
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