
このスープラシリーズ。さすがに息切れ仕掛けてますが(笑)
あと数回で終わる予定ですから、もう少々お付き合いを願います。
…とは言えこのクルマも登場から20 年は経ってるわけで、十分に旧車だと言われても良さそうですが…やはりまだまだ新しいんですよね、我々の感覚では。
ここんところ、もうすでに世間からずれてるっ!?
でもカタログの中身は…全く旧さを感じさせないので、中身を読んででもわからない単語だらけ(笑)
ですから…目についたところだけ(もちろん主に写真ですけど)を重点にツツイテいきたいと思います。
皆さん、ついてきてますかぁ???
では、引き続き、96年と97年の2冊を比較。
今回もなかなか面白いことがわかりました。
まずは、96年版の14~15ページにでてくるこの写真。
これはこの80スープラ登場時に最も話題となってた「ゲトラグ製の6速MT」なんですが…実は翌97年版では16~17ページに格下げ(?)されてるんです。
こうして並べるとそんなことはわかりませんが…

扱いは明らかに“格下げ”です。
で、これ…左側に大きく写るのが、その6速MTのシフトレバー部分のカット。
本革シフトノブのシフトパターンに見える“6”という数字が誇らしげであり、高性能さを訴えてるようです…が、やはりちょっとマニアック過ぎるかも。
で、その下に書かれてるコピーは…

あれまっ、何か文字が増えてます!?
ふむふむ…あっ、時代はいよいよスポーツカーにもATが蔓延ってきてることを如実に表してます。
なになに、「ステアマチック&ゲート式ATシフトレバー」だと。。。
でも所詮は4速ATに過ぎないわけで…せっかくの装備も宝の持ち腐れっぽいって感じがしますよね、これ。
実は妹がこの後2年して登場したファンカーゴを購入した時、このステアマチック(つまり変速ボタン)搭載仕様だったということもあり、喜んで乗ったんですが…やはり4速じゃ使い勝手はあまり良くない、というか楽しくないんですよね、ギアが少なすぎて。シフトダウンもO/D解除して3速に1段落とすくらいですから、普通にシフトレバーのボタンのと変わらない!?
しかもそれがハイパワーのスープラに搭載されてる訳ですからね、よけいにそんな感じがしたんじゃないかなぁ、当時のオーナーさんたちも!?
今の時代なら…ATも多段化が進み、8速から10速なんてのも出てきてます。 CVTなら普通に7速(厳密にいえば7段制御)ですからね、これなら十分に操作した感も味わえますし…やはり時代の進化はすごいことですね!!!!
さて、このATは写真でもしっかり紹介されてます。

左が96年、右が97年ですから…余白にそのまま追加掲載ですね、レイアウトは変えずに。。。
そういえばこの写真でもう一つ変わったところがあります。
それがこれ。

2JZエンジンにVVTiが搭載され、ヘッドカバー(プラグコードのカバー)がブルーメタリックに塗られてます。
おっ、これだけでもなんか、ちょっと先進的に見えませんっ?!
さて、お次のページは…これまたマニアックな写真が使われてます。
96年版では16~17ページですが、97年版ではこちらが14~15ページに、先程の「ゲトラグ製6速MT」を差し押さえての繰り上がりを果たしてますが、そこに載ってるのが
なんということでしょう(笑)…。
足回りのベアシャシなたの画像です。
これまた…好きモノにはグッとくるカットだと思われますが、興味ない人には「何これ?気持ち悪~い!?」って見えるかも知れませんね???
でよく見ると…これ凄くないってちょっと感心したんです!!
ショックアブソーバーを見比べると、70スープラのころから鳴り物入りでずっと採用され続けてきたビルシュタインの黄色いダンパーが…見事に消えちゃって、その代わりに置かれたのが…ロゴも何もない単なる赤いダンパー。
これじゃ色気も何もあったもんじゃありませんね。

ここに“KONI”とかのロゴでも付いてりゃ、まぁ見られますけど…あまりにのっぺりしスギテてます(汗)
でも、こうしてページが繰り上げられた理由というのが、もちろんあって…つまりこのサスペンションシステムを売らんとしたいが為の策略なんですよ。
わざわざ名前まで付けちゃうくらいですもん…REAS(リアス)なんて。
…というお話は、昨日の“その1”でちょっとも触れましたが
この画像もきっと、お得意のCGによる写真の修正なんでしょうかね?
でも、やっぱり違うんじゃねぇか?って思えるのも、このサスの最大の特徴部分である「ショックの左右を結合するオイルパイプと中間ユニット」がしっかりと“追加”されてるからなんですけど。
わかりますか?

似て非なるこの2枚の写真…もしかしたらマジ撮り直しなんでしょうかね?!
だとすりゃ、すごい労力ですよ(汗)
(ちなみに今では、3Dデータがあれば、それだけでクルマが描けちゃって、しかも自在に走り回りますからね…ここでも技術の進歩に驚きますよ。)
いかん、長くなりそうだぁ。。。
ってことで、あわててページをめくりますと、次に出てくるのは…安全の解説ページ。
左に写る車両のアップは…色調が違いますが、どこにも注釈は無し(汗)
たぶん他に漏れず、「シルバーメタリック」が「グレイッシュグリーンマイカメタリック」になってるんでしょうけど(笑)
あっ、ここでまた時代の変化を感じさせるコピーが見られます。
先回まで衝撃吸収ボデーはCIAS(サイアス)って名称だぞって何度も書かれていたはずですが…あれまっ、その名称は短命に終わったようで、この96年版では

非常にシンプルな表現にとどまってます(爆)無いでしょ、CIAS って文字は!?
でもこれが97年版になると…その分余計にチカラ入りますっ!!!
なぜならいよいよここで登場したんですよ…有名なGOAボデーが。

しっかりと書かれてますもん。
さすがに加藤紀子嬢は出てきませんけど(笑)
続くインパネ写真では…
違いが判りましたでしょうか???
ステアリング形状が変わったんですよね。

ずんぐりむっくりのエアバッグ内蔵ステアリングが、スリムになったのは…エアバッグ自体の布地が薄くなって、綺麗にコンパクトに畳まれるようになったから…かな?!
室内の説明ページでは

どうしてなんでしょ?
フロントスクリーンを通しての光景が、夜から昼に変わってる!?
いよいよスポーツカーの時代も夜明けを迎えたってことでしょうか。
またモータースポーツ車両を掲載してるページは…

さすがにレース車両は変わってますね。
で、最後。
車種グレード展開の紹介ページでは…
96年版に見られたモスグリーンのRZ-S(右ページ)の車両が白いボデーに差し替えられ

SZのシルバーメタリックが、シルバーメタリックグラファイトにちょっとだけ変更されたり
…と、今回はなかなか見ごたえのあるカタログ比較になりましたとさ。
以上、あぁ、疲れたぁ。。。