白煙の原因は何だろうか?
はいっ、先日のブログに書いた通り、その心当たりとなるものは…ただひとつ。
バルブステムオイルシール。
そういえばこのエンジンを下ろした時に、オイルパンの中から出てきた“あれ”は間違いなくこのステムオイルシールの残骸に見えたんですが
あの時はどうにも信じられなかったんです。
「えっ、バルブ周りの部品がオイルパンまで落ちるような構造にはなってないはずでしょ?!」って。
でもあらためて考えりゃ、激しく上下するバルブリフターへの給油は、(先日のブログのように)カムシャフトから漏れ出たオイルにて行われてるわけで…そのオイルがそのままドップリとそのリフター周りに居座ってたら、それはそれでオイルは行き場がなくなり、すべてのオイルがバルブを伝って燃焼室に入り込むしかなくなるわけですが…そんな馬鹿なことにはなってません。
なので、あらためて部品取りのヘッドの構造を確認して見たら…
あはは、こりゃ明らかにここから出てきて、オイルと一緒に流れ落ちるわ。。。
…ということで、今回のエンジンも、分解が決定しました(爆)
もう2か月近くになりますもん、記憶が薄れてますからちょっと整理すると。
そもそもが、それまで日常的に使ってた「18R-GUエンジン」がそこらじゅうからオイルが漏れてて、あまりのひどさからエンジン換装を決意。
すでに組み上げてあった「18R-GRエンジン」を代わりに乗せたはいいものの、なぜか見事にシリンダーにオイルが流れ込み、真っ白けっけの白煙吹きまくり状態であえなくこれも撃沈。
ふたたび、下ろしたばかりの「18R-GUエンジン」を積んだまでは良かったんだけど…白煙はある程度収まったものの、相変わらず吐きまくり。。。
…と、今回はずっと煙に巻かれたまま、アタフタとしてるわけなんです。
で、今回はどうしたかというと…
エンジンAssyで下ろすと面倒なので、ヘッドだけ下ろしてみました。
これ、思ったよりも腰に来ます(汗)
なんたって前屈みになって両腕だけでヘッドを持ち上げるわけですからね…。
ちなみに、このエンジンのあらゆるところには、オイル漏れを防止するため液体ガスケットを使っての「目張り」を施していたわけですが…あれ、かなり有効に、ガッチリとくっついていたことが分かります。
ブロックとヘッドの合わせ面に残った液体ガスケットを剥がそうと引っ張ると…ブロックに塗ったペンキの幕まで一緒に剥がれてきちゃうほどですからね(汗)
で、懸念されたオイルシールを一つ一つ確認すると。。。
正常のものは、バルブステムの上にしっかりと乗っかってます
が、今回発見したものは

見事に無くなってますね?!

これじゃ吸気工程の負圧状態になった時に、バルブを伝ってオイルがここから吸い込まれる(つまりオイル下がり)わけで…だからいつまでたっても白煙は全く無くならないわけです。
こりゃ、ひどいわぁ。。。
ってことで当然、総取っ替えを敢行。
あわせて、吸気バルブの傘の上に積もりに積もった煤(?)

をできるだけ落として
排気バルブの燃焼室側にこびりついた燃えカス(?)も

ゴリゴリ削ります。
しかし、今のハイオクガソリンってのは…昔よくうたわれた「バルブの洗浄効果」ってものはもはや無いようですね?!
こうして少しずつ組み上げていますが…雨に泣かされることになろうとは。。。
まだまだ先は長そうです。。。
追伸
そうそう、友人に言わせると…『そうそう、前からちょくちょく白煙が出てるのは知ってたよ!』だそうで…今に始まったことではないみたい(笑)
そんなの、前ばかり見て運転してるから…気づきませ〜んっ!
Posted at 2024/10/05 05:47:28 | |
トラックバック(0) |
セリカ エンジン | 日記