
こうして並べた2冊のカタログは、X100系のマークⅡになります。
青いのが96年9月、緑の方が1年ほど遅れた97年8月となってます。
表紙が違うくらいだから、きっと中身もごっそりと変わってるんだろうなぁ・・・とちょっと期待(?)しつつページをめくれば
おぉ・・・
レイアウトやコピー内容は全く変わらないから…つまんないやっ(笑)
って、いやいや…ご安心を。
やっぱり少々変わってました。
ほれ。
上が新しくって、下が古いヤツ。
えっ、判りません???
これでいかが?
ボデーカラーの『カラーコード』が変わってるんです、『シルバーメタリック』という名称はそのままに…。
よく見りゃ・・・ちょっとばかり、新しいほうは“温かみのあるシルバー”に見えませんかっ???
カタログの差し替えネタって、こういう些細な(?)ことが多いんだそうですよ、以前から。
昔なら写真を差し替えちゃうんですが、もうこの頃になると…CG(印刷?)次第で、どんな色にでも簡単に変えることができちゃうんでしょうね。
だから、これもそうです。
後年、走り屋さん御用達(?)になった“ツアラーV”のボデーが、すべて、ワインレッドマイカからブラックメタリックに差し替えられてます。
この時にこの濃色が新たに追加されたので、スポーティーなツアラーVのマスカラーになったんでしょうね、きっと。。。
だからもちろん、巻末のカラー設定表も変わってます。
でもその代わりに…人気の無かったグレイッシュグリーンマイカメタリックがカタログ落ちしてますね。
名前からして「灰色系だか緑系だか分からない色」ですから、お客さんも選びにくかったんでしょうね!?
だから

レアな「2.4ディーゼルターボGL」ってグレードの個体の写真も、下のヤツから上にチェンジっ(笑)
でも唯一不思議に思った写真がありました。
それがこの“リヤフォッグ”を示した写真なんですが…
ボデーカラーの差し替えだけでなく、わざわざ写真のカットを変えてるようです?!
(トランクの見切り線が変わってますから。。。)
ってことは、色修正だけでは誤魔化せなかった何かがあったのかも知れません。
なんとなくフォッグの光り方が上手く写ってないのが差し替えの理由かもしれませんが、どうなんでしょ!?
こういうところを推測するとなかなか楽しいでしょ(笑)
以上、大きな変更はこんなところなんですが、この年代になると“カーナビ等のAV機器”は年次年次で変更が入りますから…例えばナビの画面なんかはそこだけ差し替えられてますね。
そこで、「おもしろい注釈」を見つけました。

’97年になると…テレビを見ながらの運転が禁止されたようです。
だから注釈にもそれが反映されてるんでしょうね。。。
社会の様子が伺えます。
また、MDデッキも新たに設定されてました。

・・・短命でしたけど(笑)
それから、装備の進化による違いもあります。
たとえば、「静電防止処理加工シート表皮」

とか、「ランプオートカットシステム」なんかは、

さりげなく装着されたようで…やはりこの時期の“初物”らしく、開発されたタイミングでこっそりと装備されたんでしょうか。
でも…これって何???

「バッフル付きエキゾーストテールパイプ」って書いてありますが…これ、どこにも紹介されてないんですけど(汗)
気になりますね!!
なので、一生懸命目を凝らして見てみると…

すっげ~微妙(笑)
でもよく見りゃ写真に“修整”が加えられてるみたいですねが、つまりこれは“マフラーカッター”ですね。。。
なぁ~んだ(笑)
で、最後に気になった表記をひとつ。
もちろん間違いでもなんでもないんですが…まさかこの時には、「そんなにも早くに直列6気筒エンジンの時代が終焉を迎える」ことになろうとは、誰も思ってなかったんでしょうね。
数年後の2003年には、まさかのクラウンから「V型6気筒エンジンのみ」になっちゃったのは…想定外だったようです(笑)
以上、今回も安直にやっちゃいました、すみませ~ん。。。
Posted at 2016/08/24 17:04:01 | |
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