昨日のブログの終わりに、ちょろっ書いたセリカのトラブル。
それが起こったのは、気分も落ちた(笑)5日、休日出勤の帰りの道中のことでした。
この日もやっぱり帰りは遅くなり、21時過ぎに会社を出ます。名古屋の街中を気持ちよくキャブの音を響かせて走らせていたら…しばらくして突然、走行中にエンジンストール!?
ちょうど前方の信号が赤になってたので、アクセルをそれほど踏まずに走行してる時のことでした。。。
へっ?!
それまでは何の前兆も無く、むしろ秋の夜長、逆にちょっと冷えた外気温がキャブには気持ちよかったくらいで、いつにもまして気持ちよく巡行していたところなんです。。。
それだけに、アクセル踏んでもエンジン音がしないどころか振動も何もない状況に、急に陥ると…やはり焦りますよね。。。
そこはちょうど緩い下り坂だったんで、そのまま惰性で走りながら、踏んでたクラッチを急に繋いで再始動させ、そのままアクセル踏むも…やっぱりダメ。
すぐにエンジンが止まっちゃうんです!?
なので、再び再始動した際に、アクセル踏んで高回転を保ってなんとか走行。でも…右足をちょっとでも緩めると、ストンと止まっちゃう。
そう、そもそもまったくアイドリングしないんですっ!?
おぉ、これは何度も体験している例の症状ではないのか…
って、いやぁ、今までとは全く違う、未知の症状でした。。。
ちなみに、“例の症状”とは、先回の東海セリカのブログで、飛~さん号に起きた“あれ”のことでして、つまりジェットのすっぽ抜けによりアイドリングがバラついちゃうわ、回転がスムーズに上がらないわ、おまけにかなりガソリン臭くなる、18R-Gでは持病とまで言われる症状。。。
でも、思い出した。
そういえば、つい3日前にジェットの緩みは確認済みだったってことに。。。
そんなにも早く緩むなんて考えられませんっ!
となるとこれは、今まで経験したことのない新たな不具合と言うことになり、しかも何の前触れも無く、突然発生しちゃった不具合ってことになります。
特に“突然に”…なんてことは、今までにないことでして、たいていの場合が、何らかの不具合が少しずつ現れてくるものなんです。
もし今回もそうだったのなら、その間は少しは冷静に考えることができますが…今回みたいに突然降って湧いたかのように発症すると、さすがに冷静ではいられなくなります。
こりゃ、やべぇ…帰れないじゃん(滝汗)
で、アクセル大目に踏んでなんとか走行を続けつつ、停めれそうな路肩を探して横道に入って停車、そしてしばらく考える。。。
セルを回した時、アクセルを強く踏みこんでさえいれば、とりあえずエンジンは再始動します、アイドリングしないけど。なので、もちろん、真っ先にジェットのすっぽ抜けを確認しましたが…やはり異常はありません。
ついでにプラグコードの抜けも確認しますが…もちろんこれも大丈夫。
つまり点火系は大丈夫だし、燃料も来てると思われます。
では、何が原因なんだろう?!
もし仮にエンジン内部で焼き付いちゃってたら、当然再始動は容易ではないでしょうし、そもそも前兆として回転も重くなるなどの異常も感じられたはずなのに…何もなかったんです。
ついでに、電流計、電圧計、油圧計にも異常はなかったのは覚えてます。。。
普通に走ってて、エンジン内部の部品が破損…(例えばピストンリングの折損とか、焼き付きなど)したとしたら、やはりちょっとした異常が感じられるもんです!
わからないまま、もう一度エンジンを掛けて…アクセルをあおり続ける。
あれっ、異常なガソリン臭もしないじゃないの。おかしいなぁ?!
と、その時になって、ふと“ある音”に気が付いたんです!!!!
アクセルを踏めば踏むほど、はっきり聞こえる大きな吸気音…いやこれは、キャブから聞こえるいつもの快音とは違い、シュポシュポ言ってます???
まるでどこかで空気を吸ってるような音。。。
あわてて吸気系の配管やホースを点検します。もしかしてホースでも破けて大穴でも開いたのか?!
数日前に買ったばかりのLED灯が役に立ちます…。
でもくまなく見回しても、なんか大丈夫そう。。。
と、あるひとつの部品の存在に気が付きました。
それがこれ。
ヘッドカバー上に付いてる部品でして、エンジンを停止する際のランオン(いつまでたってもエンジンが止まらない現象)防止のための装置。
これって確か、キーをOFFにすると中の電磁弁が開いて空気が吸い込まれることにより、混合気が薄められて着火出来なくなりエンジンを止めるようになってるんです。
もしこいつが壊れて、大気開放したままになったのなら…?!
再度エンジンをかけ、エンジンをあおると…
あはは、ビンゴっ!!
ここから大量に空気が吸い込まれてシュポシュポいってます(笑)
でもなぜ??
はいっ、その原因がこれでした。
コネクターの下側、エンジンワイヤーハーネスから来てるリード線が見事に切れてました(笑)
あちゃー(笑)
つまり通電してない=エンジンOFFの状態となってるわけですから、こいつはずっと大気を吸い込む状態になってるんです。。
そりゃ走らないわけですね。エンジン止めようとしてるんだから(笑)
なので確認の意味で、こいつの吸い込み口を指で塞ぐと…見事にアイドリング復活っ!!!!
原因がわかればもう安心です。
車に積んでたガムテープを取り出して、この大気導入箇所を塞げば…それだけで終わりっ。
こうして無事に帰宅できました。
今回の立役者たち…
やはりこういったのは積んでて良かったと思った次第です。。。
配線の劣化…皆さんのお車、大丈夫ですか??