2012年06月18日
年収800万円の車選び?
真っ先にそれをみて思ったのは「分相応」という言葉です。
物事、ちょうどいいという部分が大体の事においてあると思います。車もそうです。年収800万円の車選び、とか言う時点でカービューの知見の低さが解るが(?)、年収が800万円あるからとナニを買えばいいとか、どこまでなら買っていいなんてことはまず言えない。
まず、独身と家族持ちでえらく違います。
住んでいる場所でも違います。
年収800万と言えど、色々ありますからね。仮に独身で住居費も掛かってないような人間であればそこそこのお金は使えます。とはいえ、またまたカービューが提示している「600万円クラス」の車が適正かと言えば、俺はそうは思いません。高過ぎでしょう。
かの、小林彰太郎氏は「適正な車の購買可能価格は年収の三分の一までであろう」とおっしゃっております。どっかのおばさんジャーナリスト(?)が10分の1とか言ってましたが、そりゃいくらなんでも・・・中古に限られるでしょうに。800万円クラスなら自分の身を守るという観点においても、そこそこの車は逆に必須にも思えます。
まぁ小林氏のいう3分の1から半分というところが限界に思えます。
仮にこれをオーバーするとなると、本来であれは相当に車が好きで、寝ても覚めても車の事だけ考え、洗車しまくりちょっとの傷にも心が痛む・・・これくらいの車好きじゃないといかんでしょうね。というか、車を愛してしまった人間ですね。小林氏も「自分自身は完全にオーバーしていたが、車きちがいだったので」とコメントしていました。まぁ御大の場合は、もはやカージャーナリスト界の長ですし、仕事に活きたわけで、一般人とは別枠であります。でも、別枠の人なのに、そこをきちっと考えていることに、私は感心します。
まあ年収800万円で奥さんと子供二人いて、マンションのローンもあるなんて場合はもっと深く考えないといかんでしょうね。
ちなみに、ヨーロッパやアメリカはそんな年収でも立派な車に乗りますが、あれはカンパニーカー制度があるからで、それこそアウディA4クラスになると個人所有は6割から5割、A6クラスになれば過半数以上は法人所有となるわけです。なので、向こうと比べたらいかんわけです。
あとは、買い方。
ローンか一括か、というところです。個人的には安い車こそローンでも良いと思います。若くてお金には不安があるが、車は必要。という場合は、お安めの車をローンで買って貯金に励むのは良いと思います。分母が小さいから金利が乗っても分子も小さい金額で済みます。
逆に、高い車をローンで買うのは個人的には抵抗を感じます。1000万円の車をBMWのフィナンシャルで購入すると、かなりの金利を払う計算が成り立ちます。今、3.9%ローンとかやっているので、頭無しで買ったら一年で39万円掛かります。分母がデカいと分子もデカいわけです。もちろん、保険料も高いでしょうし、維持費も高いわけですから、ローン以外の月々の支払がデカいというのも考えなければなりません。
なので、個人的には高額車両は一括で買うべきと思っています。一応、自分も守っています。というか、ボクはローンブラックなんで、笑。
まぁそれでも欲しい!ローンでも欲しい!しかも年収との差異を考えても欲しい!という場合は、本気でその車を愛してあげるべきでしょう。安易に適当な気持ちで買うなら、もっと安いので満足しなさいな、と思います。まぁそんな理想だけじゃ話は通りませんけどね、笑。とはいえ、何となくBMWとか買っているなら、別に買わなくていいんじゃね?とは思いますね。
それにしてもカービューの「年収xxxの車選び」は辟易するぜ・・・きっとカービューの内部に「分相応」な人間がいないんでしょうね。
ブログ一覧 | 日記
Posted at
2012/06/18 12:40:27
今、あなたにおすすめ