2012年11月02日
CVT、お好きですか?今のアウディ、お好きですか?
今日は気分を変えてE46で移動しました。
個人的には、移動時間を素直に楽しいと思えたのはアウディA4(2.0TのFF)ではなく、E46の320iでした。まぁ楽ちんで経済的で質感の高い移動空間は間違いなくA4です。
何が楽しくないのか・・・どうもミッションに起因するようです。
Sトロニック搭載モデルである2.0TFSTクアトロはなかなか楽しく、シフトの切り替えでエンジン音も小気味良く変化するので、運転していて楽しいです。4気筒だからつまらん、というわけではないように思えます。CVTの、何とも取り留めのない加減速、低速域でのクラッチのギクシャク感が自分にはいまいちしっくり来ないようです。
ただ、CVTの良い事も多いんです。まず、一旦走るとショックレス。とにかくショックがないし、切れ目も無い。これは快適と言えるはずです、キックダウン時の段付き感が好き!とかいう変態(俺)は対象外。そして、取り留めのない加速、というのも実はいいとも言えます。なんせするすると加速して、実際はとんでもない速度に達していることが多いのです。新東名でキックダウンスイッチまでガンガン踏んだら結果的に誰も自分を抜きませんでした。
なのに、リッター10kmくらい走る。100kmhでは1500rpm以下で走るのがかなり効果的みたいです。この時のサウンドはゴロゴロ―とまるでディーゼルみたいですけどね。ウィーン、みたいなベルト音もするので、何とも言えない感じです。
決して走行性は官能的と言える車ではないのですが、優れた車です。間違いなくS5よりもいいクルマ。とはいえ、自分の場合はS5をエンジンとデザインだけで買ったようなモノなので、まぁ総合力なんか最初から捨てているので正直S5の方が高得点です。完全なる「痘痕もえくぼ」状態です。
とはいえ、お世話になった代車ですから、ちゃんと洗って掃除しました。日曜にはキレイな状態でお返し出来る事でしょう。気になったのは、シートを少しキレイにしたらすでにサイドサポート部分に結構皺が出ています。アウディのレザーシートって、他のドイツ御三家に比べると少し弱い気もします。レザーの品質がしょぼいのか、表面処理の方法が違うのか・・・案外しょぼそうなジャガーなんか、10年経っても意外に元気です。
そういうところを見てしまうと、個人的にはアウディは「まだまだだなぁ」という部分を感じなくもないです。もちろん、うちのS5を含めて、まだまだ中途半端な立場であることは間違いない気がします。もちろん、凄く良くはなっているけど。
思えばアウディは「デラックスワーゲン」と馬鹿にされ、なにくそ!と頑張ってきたメーカーです。なので、旧来のRSシリーズを始め、飛び道具的かつ必殺兵器的な凄いヤツがいて魅力でした。スタンダードモデルもチリの詰めを厳格にしたりウッドパネルに変わった木目を選んだり、とにかく意欲的でかっこよかったです。
今のアウディって、正直それがない。少なくとも自分は感じません。さらに言うと、王者でも無いくせに胡坐欠いているような感じはします。
ここまで良くなったんだから、旧来の「なにくそ魂」を引き続き心に秘めて、頑張ってほしいんだけどなぁ・・・インポーターのアウディ・ジャパン含め、なんか方向性が変わってしまった感じがします。
2.0Tはとてもいい車。でも、もう俺の好きなアウディとは少し違う。
S5はダメになるまで乗るし、手放すつもりは一切ないけど、もし次の手を考えた時はもうアウディは無いと最近になって確信しはじめました。
S5の代わりならBMWアルピナのBかD5、状況が変わって許されるならアストンマーチン・ラパイドなどの「知るかCo2!!」自動車で堕落したいです、笑。
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Posted at
2012/11/02 23:38:57
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