2014年02月21日
トヨタの考えるスポーツセダンとは?
正直なところ、まさかトヨタユーザーになるとは思ってなかったワタシ。何故かトヨタユーザーになったワタシ。今でも信じられません。夢でも見ているようです。夢のような車です。
ちょっと間違った・・・
二代目のトヨタ・アリストが出た時、早速V300ヴェルテックスエディションに乗りに行ったのですが、なんだ良く解らん車だなぁ・・・と思いました。すげぇ速いけど、すげぇ遅いような、すげぇ加速するけどすげぇ止まるわけでないので怖いような・・・これどうしたいんだ?と思いました。
二代目アリスト、結構ヒットして知り合いにも数人買った人がいました。ボクの不満点を話すと「そんなん、俺ぁ弄るの前提だから、ノーマルとかありえねぇ」だとか「ああ、そう?」とオーナーはちっとも賛同してくれませんでした。この車の特徴はオーナー満足度高いけど非オーナー満足度が相対的に低いことのような気がしました。
トヨタのスポーツセダン、もちろんアリストが初めてじゃありません。
なんせ、初代クラウンだってラリーに出ているし、二代目クラウンは日本発のレースにも出ています。二代目には確かフロアシフトの走り重視グレードもあったはずです。なんせセンチュリーでさえ初代はフロアシフト仕様のオーナードライバーズ向けグレードがあったんです。
与太車だとか陰口をたたかれるトヨタですが、表向きだけかもしれませんが案外スポーツマインドはある会社なんです。
で、今のボクの愛車である200系クラウンハイブリッドGパッケージですが、こいつは見た目ロイヤル後期型ながら、足はアスリート寄りの不思議な車です。意外なほど「縦も横も」よく走る車で、感心しているのはこれまでの日記の通りです。
既に7000km乗って感じるのは「売れるスポーティセダン」であること。じゃぁ日産のは?というと「スポーティセダンで売る」という感じなんです。外野がどうであれ、トヨタの作るスポーティネス果汁が入ったセダンなどは、買った人はまず満足していてリピーターも多い事です。あきんど魂のスポーティネス。
なので、どえらく上手くコンポーネンツを利用しており、実にまぁ上手に売ります。方や、スカイラインなんぞはサスペンションのアーム類がアルミであったり、ダンパーの精度もなかなかのモノながら、どうしたことかマークXなんぞにダブルスコアを食らったりしているわけです。こなた、ちょっと職人魂。
ちょっと、というのは残念なことに巨大トヨタがいるせいか、思い切った値段設定やコスト設定が出来ず、ううう・・・ここでスポーティネス我慢しておくか・・・という雰囲気がフーガやスカイラインにはあるから。
片や、BMWなんぞは「うち、どこにも隙無いよ、は?高い?だってBMWだもの」と傍若無人に突き抜けているわけで、売れてしまう。BMWブランドであります。これ見ると、日産かわいそうですが、まぁメーカーの性格上本当に辛いところでしょうね。
そこんとこ行くと、そういうの全部捨てた「大衆食堂・三菱」なんぞが増収増益しているのは、あー割り切ったな・・・と理解出来ます。
何にせよ、トヨタのやる事は上手で、まぁデザインがクソだろうが実はコストクソだろうが、まぁ纏めるのが巧い。腐りかけの野菜と肉で美味しく炒め物を作っちゃう中華料理屋みたいです。ついでにうま味調味料ブチ込んでね、笑。
トヨタは「売れるスポーティ」しか考えないでしょうね。そして「儲かるスポーティ」。これぞトヨタのスポーツセダン。
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Posted at
2014/02/21 01:04:25
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