2020年11月11日
トヨタ、クラウンの「セダン」廃止検討?
セミSUVにしてフルモデルチェンジ、という噂があったので、ああセダン型の廃止を検討ってそういう事なのか・・・と理解出来ました。
色々な意見がありますが、ほぼほぼ日本専用の車ですから判断が難しいところです。
値段上げても大して(トヨタとすると)儲からないわけで、何とかしたいというのがずっとあった気持ちなんでしょう。顔がとんでもなく変わったり、今回のは一気にスポーツバック風になってみたり、どう考えても開発陣の狼狽が見え隠れするフルモデルチェンジをここ最近繰り返していたので、ああ・・・そうなるのか・・・と妙に納得してしまいました。
もしかすると、名前ごと消えるので、そうなるとサルーンはLSかESか末期でメジャーチェンジしたIS、またはカムリかカローラという事になります。
サルーンの扱いは本当に難しくて、北米メーカーも多くの名のあるサルーンが消滅しています。SUV人気によって一気に淘汰された感があるサルーン・セダンですが、個人的にはそればっかりここんとのメインで使っていたので、寂しいと言えば寂しいです。
確かに設計や素材の進化でSUVが高級セダンに匹敵する動的性能と快適性を両立させたのは間違いないのですが、それでもホイールが四隅に遭って、ボンネットとトランクが分離した車体設計は、運転している限りはもっとも理にかなった環境組成が出来るので、やはり疲れないし、優れているとボクは思います。
ここんとこ、S450に乗っていたのですが、ISGが良いとか、さすがSクラス!だとか、色々な褒め言葉が浮かぶのですが、それ以前にセダンを本気で作るとやっぱり良いもん出来るなぁ・・・という大前提が頭に浮かぶのです。
トヨタとすると、多分自分の得意分野を推し量った結果が、これ何だと思います。個人的には、あなたの得意分野は違うと思うよ?と思うのですが・・・
無論、クラウンだけでトヨタを推し量るわけではないですが、少なくともこのメーカーは「売れるクラウン」を作らなければいけない、そう思います。
売れるクラウンとは、時代に迎合することでもなく、流行に乗る事でもない、非常に困難ながらクラウンであることを全うすることだと思います。もちろん、ユーザーの高齢化や、1800mmの幅に縛られる設計は大変でしょうが、そこは海外向けとするか、ドメスティックでいくか、大胆に判断をすれば結論が出るはずです。ドメスティックにいくなら、今回のモデルだって1800mmに抑えたとはいえ、長すぎだと思いましたし、そもそも乗り心地が硬い車は日本の凸凹道路には基本的には合わないのです。
一気にプログレサイズまで落として、見えないところの手を抜き利益性を高めるか、海外販売を視野に入れて初代セルシオ的な思考でいくか、割り切りが必要だったと思うんですが・・・。
まぁ、結局、無くすつもりならそこまで真面目に作らんですよね。
大航海時代が500年前に始まり、資本主義と貨幣経済が出来上がり始め、そして今になってその経済流動性に限界が来たのでは?という中、長い歴史を持つ車の行く末はなんだか気になってしまいます。
さて、良いサルーンでも見つけるかな。
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Posted at
2020/11/11 21:45:31
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