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イイね!
2022年09月19日

究極のエンジン

エンジン、というと基本的に思い浮かべるのはガソリン入れて動くアレですが、一般的にはレシプロ原動機と言いましょうか、あれが所謂エンジンと聞いて想像するものだと思います。

自分は過度なEV化に対して疑問を持つうえ、趣味としてはやはりエンジンを回して楽しむことにどうしても執着してしまうので、そっちのバイアスが掛かるのは仕方ないのですが、やはり思うのは「究極のエンジンを見てみたい」という事です。

では、何をもって究極のエンジンと言えるのか・・・

速さだけでいえばブガッティのW16クアトロターボエンジンは地上にあるどのシリンダーが上下してパワーを出すものの中でパワフルです。これを究極というのか?

でも、音だけでいえばW16クアトロターボより良い音がするエンジンはあると思います。フェラーリのノンターボV8エンジンや、V12エンジン。マツダの4ローターエンジンなどはレース用とはいえ、非常に特徴的ないい音を出します。2気筒にしろ4気筒にしろ、いい音を出すエンジンは幾らでもあります。好みにもよりますけど。

じゃぁ音がいいことが究極なのか、音が出てもドラマティックな出力特性がないと面白くない気がします。そこを行くとBMW社のS50型直6エンジンなどは音もパワーフィールも最高でした。その後のS52やS54と比べても一段とスウィートで、それはアルファロメオのV6にも同様の傾向があったと思います。

でも、基本的にこれらは燃費も悪いし、メンテナンスを怠れば一気に調子を崩します。

そこいくと、凄いなぁ・・・と思うのは、例えばハイエースが積んでいるエンジン。あんなのずっと動いている気がします。日産のRDエンジンもそうです。オイルさえ交換しておけばずーっと動いています。それを言うと、アメリカにだってカミングのディーゼルなんかはずーっと動いていそうです。

機械としてみたときに、ライフサイクルコストや寿命の長さが圧倒的であることは、ある種の究極です。パワーがあっても、音がよくてもすぐ壊れるものは機械としてみるとダメでしょう。

そういう意味では、これから出てくるエンジン、というか最近のエンジンには究極はないかもしれません。

というのも、燃費を追って相当な無理をした設計であることが多く、また補器類などの増加や寿命が昔ほどのフールプルーフさは不可能にしています。

とはいえ、寿命が短かろうが何だろうが、燃焼効率50%超え!みたいなとんでもないのを見てみたい気もします。そうなれば、EVなんて目じゃないエコな乗り物になります。

そういえば、先日チラ見したマツダのCX-60は特筆してエンジンアイドリング音が小さかった気がするのですが、、、これは憶測ですが、、、エンジン音がデカい=マフラーなどの遮音がヘマしてなければ、それは音としてエネルギーが発散している証拠かもしれない。

つまり、エンジンが静かであることは無駄なエネルギー消費をしていない証拠である可能性があります。

日本車でやたらアイドリングが静かなのは、遮音でなくアイドリング時の無駄な燃焼が少ないという理由がある気がしていて、その証拠に日本車は割とアイドリングでほっておいても燃費が他の国の車より悪化しない気がしています。

もしかすると、そういう意味では新しいマツダの直6ディーゼルは、不思議なパワーと排気量の相対性(3.3リッターもあるのに今時230馬力程度か、、、と素直な気持ちおもってしまった)を考えると、内燃機関のまた新しい解釈を手に入れたのかもしれません、オーバーにいえば。

問題はこれがどれだけ持つのか、です。早期に壊れたり補器類の寿命が短いだとか、オーバーホールが頻繁であったりすれば、そういったブレイクスルーも全く意味のないものになってしまいます。量産販売車ですから。

世界のメーカーがガソリン・ディーゼルの可能性をあきらめつつある雰囲気さえある中で、それでもやってみるメーカーがあってもいいと思うし、これが究極なのか・・・と思わずつぶやいてしまいそうなエンジン、見てみたいものです。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2022/09/19 23:54:08

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この記事へのコメント

2022年9月20日 8:45
個人的にはシロンのW16エンジンってVRを無理やり大排気量、多気筒化しただけのダメダメなものと思っていますが、そういう意味では「究極の大艦巨砲主義」ではあるのでしょうね(苦笑)。ピストン冠面が斜めになっているエンジンはどんなに馬力が出ていてもただのキワモノだと思っています。

現行のエンジンって基本的にはモジュラーで開発も他社に丸投げというパターンが多いので、そうした中ではBMWのS58型を搭載したM3/M4/ALPINA B3は現時点では究極の直6エンジンかもしれませんね。

V12でしたらプロサングエのエンジンは次が無いでしょうから有終の美で究極と言っていいのかもしれませんね。あとはゴードン・マレー御大のマクラーレンF1やT50のエンジンでしょうか。

ディーゼルでしたらXD4のクアッドターボでしょうし、他にもかなり究極に迫ったエンジンもあるのかもしれませんが、個人的には(バイクですが)HONDA NRの楕円ピストンだと思います。市販のエンジンで15000回転まで一直線に吹け上がるエンジンはちょっと他には体験出来ませんでしたから。そういう意味ではバイクならどのレーサーレプリカも15000近く回ってリッター200馬力でていますから、究極の内燃機関かもしれませんね。
コメントへの返答
2022年9月20日 9:38
コメント毎度です♪

個人的にはパフォーマンスの中に耐久性というのを考えると、旧D3ビターボの4発ディーゼルは、耐久力も抜群で且つパフォーマンスもよく、官能性という数値は確かに6気筒や12気筒とは違う面がありますが、この時点である種の究極を実現していた気がします。

W16は、無駄遣いの究極といいますか、そもそもオイル交換のドレンが20か所以上あるとか、無理くりの究極かもしれません、笑。

プロサングエはよくノンターボで、、、同じグループにエコカーが販売の大半であるフィアットがあって、そことの合算であればCo2罰則をクリアできるとか、そういう特殊事情がある気もしますが、、、いずれにせよ大した台数も出ないし、環境に対した影響ないよなぁと思います。7分間の飛行にわざわざプライベートジェット使うアメリカのVIPのが無駄遣いです、笑。

あ、個人的には5万キロもオイル交換忘れたあげくにオイル入れたら元通りになった二代目セルシオが究極かも、苦笑。

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