
車好きにとって、年貢の納め時ってのはどういう事を意味するんだろう。
運転をやめる時。
好きなクルマを降りてしまう時。
サーキット走行を引退する時。
ミニバンに乗り始める時。
それぞれあるんでしょう。
最近僕自身で感じるのは、そろそろハイスピードドライビングを楽しむ事比重をどんどん軽くしないといけないだろう、という事。ポール・フレール先生の名著であるハイスピード・ドライビング。ハイスピード、、、実にいい響きですが、実際問題体力の衰えと反射神経の鈍り、目の鈍化などで確実にその言葉の捉え方は変わっていきます。
持論ですが、多分ハイスピードで走る事、特に走り続ける事に関して言うと一番上手いであろう年代は多分30歳前後から50歳くらいまでに感じます。
というのも、確かに体力的には18歳で免許を取った時が一番ありますが、この頃ってどうにも下手なんですよ。サーキットやカートは別にしても、公道を走ったり、トラフィックが多めのサーキット走行をしていると、一発は何とかなってもずーっと続けようとするとこれが無理。
多分、経験則の問題が主だと思いますが、ただ単に体力があることが優れているドライバーであることには直結しない、ある種どこかの衰え(落ち着きというのか?)があった方が運転が上手な気がします。
たまに、60や70で上手な人もいますが、やっぱりそういう人と話すと、自分の目や体の変化を適時くみ取っていて、その範囲内で経験則に照らし合わせた運転をしていることが多く、たまに「俺若い奴よりタイム出しちゃうんだよね」みたいないい年したおっさんいますけど、総合的に見て上手だなぁと思う事はあんまりないです。
運転の上手さって、謙虚さに凄い比例する気がします。
その謙虚さの最後に待つのが年貢の納め時なんでしょうけど。
さてさて、自分の場合、ここ最近感じるのは、目です。ひらたくいうと、老眼。遠視の自分は早めに老眼が入ってきたのですが、最近それが顕著になってきました。目が見えない、というわけでもなく、むしろ運転時の支障はあまり無いとはいえ、ああ衰えているんだよね、という自覚ポイントにはなります。
となると、これまで見たいな「俺とお前、どっちが神戸に先につくか、、、」とかそんなアホみたいな事を考えることも無くなります。まぁ、、、世間的にSNSとドラレコ普及率を考えると、その手前の時点で無理なんですが。
そういえば、日本の高齢者の事故の多さって、シンプルに行政のシステムが諸外国より甘いから、というのが主原因のようです。外国はその辺りがとても細かく厳しくチェックしているので、若年層の事故率よりは老人事故率の方が低いようです。
この場合は、引導を渡す、ですが。。。でも、自覚あれば自分で年貢を納めるんだよなぁ・・・福島の90才台のじいさん、車が無いとどこにもいけない、、、そりゃー解るんだけど、ちゃんとした適性試験があれば100%落ちてるわけで、、、そういう意味では日本の場合は引導の渡し方の方が一般的には重要なのかもしれません。
さて、GTSも許される範囲内で大いに楽しんで、後悔の無いカーライフを送りたいものです。
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2023/03/01 22:32:17