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イイね!
2024年08月28日

ドアの内側の窓枠のテッパンがむき出しかそうじゃないか

実に長いタイトル。

以前、フォルクスワーゲンのゴルフとアウディのA3が新型になった時、同時に見に行って思ったのが、そこでした。

ゴルフはむき出しだけど、アウディはカバーしてある。

それどこの話ヨ?と思われそうですが、、、室内に入ってドアの窓枠部分の室内側にカバーがしてあるかどうか、と言う事なんですが、、、解りますかね、、、

この部分が車体色に塗られた鉄板がむき出しか、そうで無いかは、個人的な高級ポイントの一つです。

まぁ、よくよく考えれば、こんなもん付いている方が無駄部品が増えるし、下手に付ければビビり音の根源にもなりそうなので、無い方が良い!と思えることも、無くはないのですが、やはりここをカバーしてあるかどうかは個人的に気になってしまいます。

他に気になる個人的な高級ポイントは、、、

1,ドアヒンジ

ドアを支える金具がテッパンを曲げただけのプレス部品なのか、又は鋳造されたキャスト部品なのか、、、何故か日本車やアメリカ車は相当な高級車(日本車だとレクサスでもLSまで行かないとキャストにならない)でもなきゃプレス部品なのですが、ドイツ車はさっきのゴルフでもキャスト部品。

窓枠はそのままだろうが、保安部品はケチらない姿勢は、見た目や装備以上に上質かつ高級であることをと感じさせますね。

2,ウェザーストリップ

ここ最近のロールスロイスを見た時、ドアのウェザーストリップが三重である以上に、緻密且つ丈夫そうで、しかも厳重にドア周りをふさぐ工夫が見られて、伝統の蓄積や、コストの掛け方が違う・・・と思ったものです。

このウェザーストリップ、ぱっと見ゴムのチューブみたいなのがドア枠にべたっと一周貼られているだけのシンプルなものですが、これが無茶苦茶奥が深い部品のようで、例えば初代トヨタ・セルシオは何度も試作して、気密性を重視したら何故か風切り音がデカくなり、じゃぁ柔軟性を持たせたら今度は車内がうるさい、ゴツイ製品にすると今度はドアの開閉が音もデカくなって締りずらい・・・とか。とにかく試作続きだったようです。

実際、89年にデビューした後、半年後、そのまた一年後だかに改良をしていた気がします。

シンプルな形のものや、変形であったり、結構違いがあって、ここを見ると「ああ、この車はメーカーが気合入れたんだな」と解る場合もあるので、ついついここを始めて触る車だとプニプニ押したりして確認してしまいます。

3,ステアリングの素材

ウレタンハンドルと本革巻きとウッドハンドル、時たまアルカンタラとか、または変な謎の材質のもありますが、大体三つの素材のどれかだと思います。

一定以上の高級車になると本革巻きがデフォルトになります。どっこい、プリウスくらいだと本革かウレタンかグレードで変わったり単体OPで本革が用意されている気がします。

本革にしても、なんだこれ!本革か!?みたいな手触りのものがあります。そもそも、動物の皮革を加工無しで使ったら、速攻ボロカスになるので何かしら加工をしますが、この加工の風合いで随分変わりますよね。まぁ、アルピナのラバリナとか、おい、もう少し自動車のステアリング寄りの加工しよろ・・・と思いますが、風合いは抜群です。

ウッドハンドルにしても艶消しがあったり積層された木材のカットでしゃれていたり、評価が一筋縄でいかぬものですが、個人的にはウレタン・・・というか化学樹脂で出来たステアリングも結構差があると思います。

なんか妙にざらざらした、ウレタンというよりもプラスチックみたいなものだったり、これ下手な本革よりも良いんじゃない?と思わせるものがあったり。

そもそも材質的には汗で滑りやすい事を抜けば、耐久性は本革以上なので、実際問題優れたフィーリングの樹脂ステアリングがあれば、それが一番いい気もします。

個人的には欧州車のアンダーグレードに装備されているウレタンハンドルなんかは、これウレタンなんだろうがちゃんとしているなぁ・・・と感心したことがあります。

ドアヒンジもそうですが、こういう部分に手間暇掛かっていると、いいもんだなぁ・・・と思える気がします。

4,シート

当たり前なんですけどね、、、これも奥が深い。

なんせ、体形や姿勢や好みがバラバラな人間どもが、勝手に座ってくるのを、やれ電動や手動で合わせてやって、挙句何時間座るか分からない、、、考えるだけで「おい快適に過ごすとか諦めろ」と言いたくなりそうな仕事です。

やっすいクルマでも、案外マトモなケースがあったり、高い車なのに一時間もすると腰が痛いとか、これまた車両価格とは別の何かがある気がします。

表皮がいくら豪華でもランバーサポートが2Wayであるとか、そもそもない、とか、装備の面で見える部分もあります。

座ってみたら座面が短いとか、体に合わないケースもあります。

多分、シートってコストが一番跳ね返る室内部品だと思うのですが、思い出すのはトヨタがTNGAシャシーにしたとき、シート骨格もTNGAです、みたいな展示品を出していた事です。

確かにそれまでの車と、その後の車はシートも違う気がします。30プリウスと50プリウスは明らかにシートでいうと後者が良い。レザーはあんまりですが、布シートの50プリウスは、意外に疲れずイイんですよね。

まぁ、そのシートにコストが前より掛かったかどうかは不明ですが、いずれにせよ、シートへの考え方を多少変えたのは確かでしょう。

ふと思うと、80年代や90年代初めの日本車って、動かすとあれなんですが、座るだけなら凄い快適なシートだった気がします。あれはあれでコスト掛かっていたんでしょうね。

こういうポイントが良いうえで、おお、この車、よく走る・・・となると、さておいくらなんでしょう?と本気の商談モードに変わることが多いですが、ここんとこそういう新車にはなかなか出会えませんね。
ブログ一覧 | 日記
Posted at 2024/08/28 10:45:49

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この記事へのコメント

2024年8月28日 12:15
昔の車は電子制御やIT関係のインフォティメントシステムが無かったので、車そのものの造りがそのまま高級車としての仕上がりに直結していたのでしょうが、最近の車は車内の見た目は巨大液晶に人工パネルの加飾で大差なくなっており、ADAS関係にコストも取られてシートやステアリングにまで手が回らないのかもしれませんね。材質もSDGsに則って、というと本革でなくてウレタンやリサイクル素材でも大手を振ってまかり通りますし(爆)。

車を操る楽しみよりも車内で液晶表示などのエンターテインメントが優先されている昨今ではよほどの高級車でなければ居心地の良いシートや滑らかなステアリングは期待出来ないのでしょうね。

そういう意味では再来年からのBMW製のアルピナがどんなテイストになるか興味がありますね。
コメントへの返答
2024年8月28日 23:18
個人的に一番腹立たしいのは、ヴィーガンレザーとか、アニマルフリーとか言いつつ、実際問題無茶苦茶安っぽい表皮に変えているとか、おいおいそれSDGなんたらのせいにしたただのコストダウンだろ!!!!のケースです。

真面目に作ってくれよ、、、と思うのですが、そんなもんどこにもないなぁというのが最近の新車を見て感じる事です。

結局、他に運転者の注目がそがれるので、本質的な操作や感触に関してのコストバリューが見合わなくなっているのもデカいでしょうね。

ボクはそれより自分のアルピナのレストアに期待をしています、笑。
2024年8月31日 9:38
本文を読みながら、ずっと「ヴィーガンレザー」という謎単語が頭に浮かんでいたのですが、コメントでも言及してて吹きました。笑

文明社会で過ごす以上、快適に移動したいという欲求がなくなることはなさそうなので、ボタン1つ押せば目的地点まで安全に走れる車が完成するまでは(そうなればハンドルもシートも不要で固定されたシモンズのベッドにシートベルトが付くはず笑)変遷を見守るしかなさそうです。
コメントへの返答
2024年8月31日 11:28
もはや、これから出るクルマに期待するのは、今以上に安全に快適に勝手に移動してくれる、最高の移動ボットが出来てくれることくらいで、そうなれば別にまぁ何でもいいや、となりそうです。

シモンズのベットwww

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