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2024年12月26日

ひょんなことで最新レクサスLS500hに

ひょんなことで最新レクサスLS500hに この絵を見るとまるで横置き4気筒車ですが、代車で来たLS500hアドバンスドライブ付き(2024年式)はれっきとしたV6縦置き車です。

実はちょっと前にLS600hは追突され、修理の為にディーラーに入りまして、一週間の修理の間はなんとまぁ現行LSでは最も高価な「LS500hAWDエグゼクティブ/アドバンスドライブ付き」がやってきました。

マイナーチェンジやスモールチェンジを繰り返している現行LSですが、年式が進むにつれて乗り心地が改善され、エンジンのトルク特性がより大排気量車に近い雰囲気になってきていました。

とはいえ、何もかも最新の2024年式は乗った事が無い(マルチスポークのホイールにやってます)ので、どんなものか出張時含めて体感する事が出来ました。

600h最終モデルと比べて明らかに良いのは、エンジンに負荷が掛からないレベルにおいては500hは静かです。そして、乗り心地に関してはかなり改善されていて、フラットでかなり快適になってます。

初期モデルの、特にFスポーツで顕著だった硬さや自由長の短さは看取されなくなり、これなら他のFセグメントと比べても悪いものではないな、と思えるくらいになりました。

パワーパックは、、、これはもう正直これ以上無理なんだろうな、、、と。

2.4tある車重に、いくらマルチステージ(要するに多段化)しようが3.5リッターのV6エンジンではしんどいのか、相変わらずかなり回ってしまうし、変速が正直煩わしい。シフト切り替えでトルクダウンする様は1800万円する車、しかもラグジュアリーサルーンとしてはなんだかなぁと。

現行LSであれば500ガソリンの方が良いかと思います。燃費も500hってそんな良くないですし。600hと大差ないです(大体オーバーオールでリッター9kmくらい)。

V6ハイブリッドはGS450hやクラウンHVに搭載されていたE-CVT仕様が最も良かったですね。1.8tくらいなので、役不足どころかトルクフルで快適でしたし、なんせシームレスでした。

さて、LSに話戻すと、、、

マライアキャリーはミドルボディから超ワイドになりましたが、LSは逆というか高さだけ低くなってあとは成長したわけですが、どうにも内寸が広々してない。

運転席を高めかつ近くにセットするとかなり天井とのクリアランスが狭まるので、結果的に足をほおりだし気味の位置にするのですが、そうなると今度は独特なボディ形状なのか、これどこまで先があるんだ?と悩むことになったりして、トヨタのセダンの中では歴代でも運転が難しい部類になってしまう。

まぁ、慣れの部分もあるとは思うのですが、トヨタのよさって「趣味性ゼロだけど誰でもウェルカム」だとボクは思っているので、ちょっとなぁ・・・と。なんせそもそもデカいから、気を付けないといけない、というレベルが増すんですよね。

実際のところ、見た目は嫌いじゃないです。

スピンドルグリルにしても、ボクの乗っている後期型LS600hの「取って付けたグリル」っぽさは無くて、全体的にデザインが消化されているので、まぁちょっとお下品に見えなくもないし、欲を言えばリアはもうちょいボテっと敢えてさせて後ろからの威嚇車に警戒感を持たせるデザインで良かったと思いますが、横から見ると結構キレイではあります。

でもねぇ、、、狭いのよ、、、正確には広くない。

ボクのはショートですが、それでも室内高がそこそこあるので、わりと良い感じです。ロングになると明らかに現行より広々します。

こうなると、運転しない人にとっては、しかも車に対して興味がない人などは「LMがいいな」になってしまいそう。

そういえば、自慢?のアドバンスドライブですが、使えるエリアが限られているのと、あとエリア外に突入するとクルコンフルカットになるのか、制御がどうやら全体的に切れるので、なんだか使いにくい気がしました。

使っている時も、例えばSや7やA8のアシストレベルを遥かに上回るレベルでもないので、これは敢えてつけるほどではない、と思いました。

このアドバンスドライブ、Lidarセンサーを使っているので、機構的にはA8や、日本唯一のレベル3車であり、かつ一般販売はしなかったであろうレジェンドに近いのですが、レジェンドほどの安定感ある自動モードではないし、アップデートがありそうでもなく、且つ他のモデルに波及してないので、ちょっと寂しい気はします。

現行LSって、ずーっとボクが言っているのは、これ本来どこに向かう予定だったのかな、と言う事です。

比較的エキゾチックな見た目からすれば、例えば新世代FCVがフラッグシップなのか、いや、700馬力級の世界最高峰のウルトラハイパフォーマンスサルーンを頂点に据えるのか、少なくとも500という文字に収めてしまうのは何か違う気がしていました。

多分、現行はこのまま他のグレードが出ることはなく、次のモデルへ行くと思うのですが、何となく感じるのは、次のLSってあるのかな?と言う事です。

なんか、この車の開発ってトヨタのエンジニアが十分に見てくれない気がするんです。LMやLXやGX、あとモリゾーとか乗ると「おお、レクサス」となるんですが、LSなんか寂しいんですよ。

本来この車が向かうべきところって多分今の状態じゃないと思うんですよね。そこが見えないままってのは、もう途中から「まぁこれはこんなもんで止めておこう」って思っちゃったんじゃないの?と感じてしまうのです。

ただ、絶対的にはアドバンスドライブを外せば最上級のサルーンが1700万円で買えて、しかも他のメーカーでは無しえない贅沢な販売店環境があるので、壊れない、安心安全、変なキャラ立ちもしない、と考えれば、積極的とは言わないまでも、これを選ぶ理由はあるのかもなぁ・・・と思いました。

600hは無事に修理から帰り、挙句レクサス純正レザークリーニングとコーティングを施工してもらったので、まぁまだ乗る予定ですが、さてこれがいよいよ乗れなくなった時はどうすんのかなぁ・・・とボンヤリ考えてしまいました。
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Posted at 2024/12/27 00:07:44

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この記事へのコメント

2024年12月27日 7:40
スタートに失敗するとなかなか上手くいかない好例かもしれませんね(爆)。トヨタって経営判断がシビアなので、一旦不評になったモデルにはあまり手をかけないのかもしれませんね。
コメントへの返答
2024年12月27日 11:26
LSのシャシーはLC由来ですが、LCは乗ると統一感があって良い車なんですよね。
と言う事は、昔ジャガーはXJをクーペシャシーの派生で4ドア化して売ったのですが、これと同じプロセスで現行LSって出来てるんじゃない?と。
TNGAのラージFRシャシーが失敗作と言っていいんだと思います、重たいし。
むしろ、その前に作ったゼロクラン用FRシャシーとGRエンジンの組合せがホント上手く行きすぎてしまったのでしょう。

大体ナイスショットの後って、ヘボかましますからね、笑。

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