2025年01月25日
BYD400万台越え
ヤフコメ民の論争のように、内燃機関派、マルチ派、BEV信奉派、、、いくつかの派閥が自動車がどれで動くのか論争を繰り返しておりますが、中国のBYD社が去年猛烈に生産した数は426万台あまりだったそうです。
そのうち1割くらいは輸出したそうです。
特に商用車のEVなんかは、ロンドンやドイツで結構出ている、J7/6は日本専用のバスで今年からガンガン日本にも売るんだそうです。
まぁ、イデオロギーとかそういうのはパスしておいて、安くて使えて儲かって、且つ使用条件が現実とリンクする地域であれば、乗用車も商用車もある程度日本で売れる可能性はあります。ちなみに、去年は2200台くらい日本でBYDをさばいたそうです。
まぁ、まだ400万台だし、輸出はそのうち1割なので、そこまで全体を見まわしたときには驚くほどではないにせよ、増加率においては驚異的といえます。ちょっと前まで一桁万台がせいぜいだったメーカーがこれですから、、、
中国はとにかくBEVに関して言えば超有利な立場ですから、ここに関して言うと他の国はよほど価格以外の魅力がないと売れないでしょう。タイカンを買うような人は、BEVに走りの質感を求めているので、きっとBYDには行かないと思います。ただ、一般的には安くて速くて美味しいので、まぁチーぎゅーみたいなもんだと思えば、数が売れるのはBYDなんでしょう。
中国はなんせ国で消化する数も多いので、それこそ飛行機なんかもコマックなんかがリージョナルジェットから始まり、ついに小型旅客機分野まで入ってきて、ここらは内製でやらしてもらうぜ?くらいの雰囲気が出てきました。
要するに、昔の日本の15倍スケールでかいバージョンです。
日本だって1950年代はロクな国産車ないし、ほぼ輸入で、挙句全然台数少ないし、、、、それが70年代にはほぼほぼ国産で賄うように国内の自動車市場は育ったわけで、それがシンプルに中国で起きているだけです。
それまでは、中国はサンタナ3000とか、なんかVWにバカにされたような車でずっと我慢してきたわけです。シトロエンもいつまでAXセダンなんだよ、、、と思ってました。まぁ暴利を得ていたVWやシトロエンのような欧米資本をずっとクソむかつくと思いつつ、我慢していたのでしょう。今はすっかりそれも影を潜め反撃しているわけです。
というと、やはりBYD辺りはまだ成長し、割合的に輸出割合がまだ増えるとしてBEV市場は中国が有利なのは前にも書いた通り変わりがなさそうです。
他の国は他の分野が生き残る事を信じて、頑張るしかないんですよね。
飛行機にしても同じで、それこそコマックの手前にはエンブライエルなんぞが旅客機作るなんて思ってなかったのが、今では日本の空も飛んでいます。昔はイギリス・フランス・アメリカの寡占だったのに、ブラジル・カナダに続いて中国が入ってきていて、さぁ大変。
二台巨頭のボーイングは各シリーズで不良相次ぎ、エアバスもフラッグシップの350で問題あり、老舗が大変なのはクルマと同じなんですよね。737MAXに至っては落ちましたから、まずいわけです。
それにしても、メインは中国とはいえトヨタとかVWとかGMの半分近くに迫るとは、BYDというか中国という国が恐ろしいですね。
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Posted at
2025/01/25 16:56:45
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