
ゴツイ。
ドイツの車は基本的にドアヒンジはキャスト製が多いです。まぁキャスト製だから普段から「っびし!」っとくるわけではないので、これといって触って分かるような差異はプレス製を使っている車とあまりありません。ただ、見た目のごつさから来る安心感、もしも事故をした時の安全性は違いがあります。
これまで使っていた200系クラウンは何故かリアドアだけキャスト製でフロントドアはプレス部品という意味不明な組み合わせでした。今の210系はどっちもプレス部品。国産で引き続きキャスト部品を使っているのはセダン系ではレクサスLSだけです(センチュリーは知らない)。GSは先代はキャスト製でしたが、現行はプレス製に変更されています。
まぁ、ぶつかった時にどっちも大丈夫なんでしょうけど・・・でもレクサスがLSだけ使っているってことは、やっぱりLSだけは別格であとはそんなもんって感じがしてしまうんですよね。
結局国産車がなんかどっかで輸入車ファンとかに馬鹿にされるのってのは、この辺りもある気がするんです。土台しっかりしてこそ、ウワモノが光ると思うんです。
確かにクラウンHVはいい動体でしたが、車としては最後までつっかかる部分があって、ここなんだよなぁ・・・と乗り換えてから思うわけです。
動体として考えたら550iのほうが駄目ですよ。細かい故障はあるし、そもそも燃費悪いし、デカいけどクラウンより広いわけじゃない。壊れない問題ないクラウンは凄い工業製品です。日本人の凄さが光るわけです。
でも、たとえ523dであったとしてもクラウンHVよりはいい「車」って思えてしまうんです。それは現行の210系であっても同じ結論。
ゴツイ足回り、ゴツイボディ構造、ゴツイアウタードア・・・とにかく安心感が違うんです。ナビはうんxで、エアコンが4ゾーンのくせに弱いにしても、そんな事より安心感がある方がいいのです。
車って結局効率とか工業製品としての絶対的な歩留りだけではない魅力があると思うんです。なければ、多分ボクみたいな人間はずっと国産車に乗っているはずです。どこのファンでもないんだし、実際問題。
まぁ、このヒンジだって昔に比べたら小さくなった方なんですが、それにしても丈夫そうです。
Posted at 2016/11/29 21:11:38 | |
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