
BMWのブレーキローター在庫無し危機により、急遽惰眠を貪っていた20年前まで主力輸送艦であったボルボを引っ張り出して一週間。
4段しかないオートマチックと、新車当時でさえ140馬力しかない、きっと今は100馬力くらいしかない2.5リッター10バルブツインカム(そう、2バルブDOHCなの)が組み合わさって、モーモー言うだけで加速が存在しないような世界観を創出しているバンですが、慣れると「まぁこれで良いんじゃない?」とか思えるようになるので、なんて自分は適当なんだ・・・と呆れます。
低速運転者として、ターボ付き軽の下あたりに属し、パッソセッテよりは少し上にいるくらいの絶対位置を確保し、それを自覚することで、旧来のボルボが持つエバーグリーン(?)な世界を楽しむ事が出来ます。
多分、救いになっているのは車重で1470kgしかない。
4.7M×1.76Mの割に軽いです。まぁ当時のクルマはみんな欧州車だってそんなもんなんですよね。ボルボって重いんでしょ?と言われると面倒だから「はい3tです」と答えていましたが、実は大体その半分なわけで。
何故かCDチェンジャーが復活したり(10年壊れてた)、何故か温まると妙にトルキーになったり、それなりに今日までエンジョイしていました。
ところが、所用でビルの駐車場に出向いて降りようとしたら、開かない・・・・ドアが。
850のドアノブは知らない人だと困る謎の位置と謎の操作方法(といってもそれまでのボルボはみんなそれ)なのですが、そのノブをいくら後ろに引っ張っても開かない。
え?なんで?運転席にチャイルドロックなんてないよね?
冷静になって操作をすると、ノブを引っ張っている間、どこにもクリック感も無ければ引っかかり感もない。あ、、、これワイヤーかなんかしらんが、折れたか切れたんだ、と理解。
友人に「ドアが開かない!助けてくれ!中京地帯からなら1時間でつけるだろ!」とラインしたら、「窓開けて、ドアあけてください」と返され、なんだよ取り付く島もないじゃないか、、、と内側から外のドアノブで出る、というみじめな降車をしました。
まぁ、助手席からも出られますけどね。あとサンルーフとか(我が個体、開けられるけど締められなくなっている)。
推察するにブレーキが無い(というか中京地帯までの侵攻をする用意のため、最低限温存しておきたかった)。だけど、毎回窓開けて外のドアノブで操作していたら、あいつ盗難車でも乗ってるのか?と思われそうだし、なんか気持ちが折れそうなので、天秤にかけて540を引っ張り出しました。
850の加減でアクセル踏んだら、即座に壁へ突っ込みそうになりました。恐ろしいな、、、
それにしても、久々に活躍させたらドアが開かないって、乗るんじゃねぇ!と怒ったのか、降ろしたくない!と閉じ込めたのか、いったいどっち何だか。そして、ドアをばらして無事に戻せるほど樹脂部品に弾性は残っているのか。
他にも懸念材料は23万キロ走るとあるわけで、、、
終わりの始まりなのか、はたまた?
Posted at 2024/01/22 22:50:40 | |
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