2020年09月30日
気が付かないうちに閉まっていた。
行った事も無いし、身近な人も行った事がある人はいませんでした。戦前からあるフレンチのお店で、柿右衛門にアーティチョークが乗っかってくる、という実に和風なフレンチのお店だと聞いていました。
日本は明治維新後に西洋風の料理を自己解釈で発展させ、洋食という分野を作りました。イタリアンにしたって、六本木のキャンティなんかのバジリコは、バジルが十分にないからシソ入れたり、二コラのピザにしても到底本場イタリアのピザとは違う美味しい何かです。
まぁ、そこが良いんですけど。
で、その頂点の一つが浜町にあるスコットだと思っていたのです。なんせ、帝国海軍御用達!?ですからね。着物に箸が当たり前の時に、正装で毎日ナイフ&フォークが士官の食事でしたから、フレンチくらいたしなむのは当たり前だったのでしょう。
そういえば、僕の行きつけのステーキハウスもよく考えたら某老舗ホテルの料理長が作る、フレンチ風のステーキでした。そう、フレンチのメインがステーキ、というのは実に日本の古典フレンチだと思うのです。
まぁ、、、そのスコットが無くなっていたんですね、しかも去年。
原因は解りませんが行ってみたかった。ロオジエよりも行ってみたいレストランでしたが、仕方ないです。
こういうお店ってホント、気が付いたら無いし、替わりもないんですよね。クラシックカーに感じるノスタルジーを上回るかも知れない、寂しさを感じます。
んー、割と後悔が最近多いなぁ・・・。
Posted at 2020/09/30 01:03:29 | |
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2020年09月26日
6個しかシリンダーが存在しないのに、何故4つもターボが必要なのか理解不明でしたが、実現したのは凄いなぁと思いました。
通常のBMWにはM50dというグレード名で搭載されいている場合が多く、他にはアルピナのXD4に搭載されているエンジンですが、とりあえずイギリスでは近いうちにM50dグレードが消滅するようです。
理由は排ガス規制が新しくなりパス出来ない(させない)のと、BMW社の基準を上回るメカニカルトラブルが発生しているから、だそうです。
まぁ、複雑な機構でしょうし、重いだろうし、制御も複雑でしょうから絶大なパワーと上質なトルクデリバリーが実現出来たとしても量産製品としては厳しいものなのでしょう。
BMWは、個人的にはE60系M5などに積んだV10エンジンにさっさと見切りをつけてMエンジンと通常エンジンの境目が曖昧になってきたあたりから、エンジン屋の癖に怪しいなぁ・・・と思っていたのですが、ここにきて一気にエンジンへの投資を絞る事にしたそうです。
コロナのせいで緊縮体制になったわけですが、全メーカーが同様の対策にかじを切った(エンジン自体の研究を止めたメーカーもあるそうです)ので、BMWも同様にエンジンの研究を捨てても大丈夫だと判断したのかも知れません。
ただ、今後20~30年は新車のうち、相応の割合で内燃機関を残すそうなので、何とも言えないところです。
BMWでいうと、クアッドターボディーゼルの他にV12ビターボ、V8ビターボ、意外にも4ないし3発の何かも止めるつもりだそうです。正直、何処のメーカーも昔の技術陣役員よりファイナンス系の役員の方が発言権を持っている可能性があるので、いくらエンジン屋とはいえ厳しいのかもしれません。
まぁ・・・元を正せばBMWだって10年や20年前から一部エンジンの開発は外に投げてましたし・・・(初代BMWミニなんぞは社外エンジンでしたもんね)。
ちなみに、メルセデスベンツはNewSクラスにはどうやらマイバッハ仕様にV12エンジンを載せる予定もあるようです。エキゾチックカーにおいてはフェラーリ、ランボルギーニは何が何でもV12ノンターボを作るようです。まぁ、罰金払おうがその分高くしても問題なく売れるから、エキゾチックカー達には関係のない話なんでしょう。
エンジン音を楽しみ、回すことに楽しさを覚えていて、それから抜け出せない私のような人間は、今のうちに死ぬまで持てる(かもしれない)エンジンマシーンを買わないと、数年後には干からびて死ぬかもしれません、笑。
Posted at 2020/09/26 22:17:42 | |
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2020年09月17日
田園調布の次に思い出したのは、京都の事。
同じような時期に、所用で京都に出向いて、鴨川沿いのおうちにお邪魔したのだが、家に入る前にチラっと車庫が見えて、止まっていたのはカローラでした。
京都の相当な資産家と聞いて家に来てみたら、まぁ立派だし、そもそも鴨川沿いは相応の家じゃないと敷地を用意出来ない、、、とか聞いていたのでなるほど車は興味ないんだな、と思いました。
しばらくお邪魔して、さて帰ろうとしたら、ん?キレイなガラス製の箱(ラリックだったかなぁ)にチラっと見えるのはジャガーのカギ?あれ、ジャガーか何かお持ちなんですか?と聞いたら予想外の回答で
「ああ、DB7の鍵ですね」
な!アストン!?!?!でも、カローラが居たような・・・・
「うちの車庫は縦長で、奥にいます。普段はカローラが前にいます。見せびらかすのも嫌なんで」
とのこと。東京なんかは、言ってみれば地方からの寄せ集めという観点もあるし、いい意味での成金趣味のオンパレードで消費が繰り返されていて、経済を回していますが、京都はその点お金の回り方が水面下なのか解り辛い。
しかしながら、完全に隠すのは嫌なのか、ちょっと透けるガラスの箱にわざわざ鍵を閉まってあるのが、個人的には「なんとも京都人・・・」と思ったのです。
その晩、ある京都のホテルに泊まってバーのカウンターでエドラダワーを飲んでいたのですが、僕の左横にはお公家みたいな顔した4人の紳士がいました。
しずーかに飲んでいるので、つまらなそうな酒だなぁ・・・と思いました。背面のテーブルで楽しそうに大阪弁で話している紳士たちとは偉い違いだな。。。
そのうち、テーブルの人たちが帰り、僕とその静かな紳士四人だけになったのですが、暫くすると四人が話し始めました。
「いやぁ、大阪の人達には圧倒されますなぁ」「ほんと、元気でいいことですなぁ」「いやぁまるで居酒屋みたいな感じでたくさん飲まれてましたなぁ」「まぁそれは大阪ですからなぁ」
おいおい!急に饒舌になったぞ!そして出て来るのは直接話法でない大阪に対するディスり、笑。
私が経験した京都人のそこはかとないプライド集は以下の通り
・うちの屋号はね、xxxっていうんです、え?有名な神社と一緒?あ、あれはね、室町の頃にうちの屋号を取って付けた名前です。いや、まぁでもうちより古い家もたくさんありますがね、まぁでも東京がまだ湿地帯だった頃からみんな京都は家がありましたな。
・ああ、奈良・・・なら・・・ああ・・・大阪の人が寝に帰るとこですね。ほんと、感謝してますよ、大阪の人がこっちに来ないようになるために奈良がありますもんね。
・いや、冗談ですけどね、冗談なんですけどね、ええ、冗談ですよ、東京に行くことを「下京する」なんていうのは、ほんと、悪い冗談ですけどね。
・いや、コアラさんみたいな方にはうちに泊まっていただいてね、それこそ上げ膳据え膳でね、ゆっくりされて欲しいんですけどね、いやほら運転お好き聞いてましてこれは引き留めてはいけないとね、いやほら速く帰らないと山科当たりから京都東まではよぉ繋がりますねん。
もっとありますけどね。
バーの京都紳士四人組はどこぞのロータリーかライオンズの人々らしく、大阪集団が帰った後はいかに京都が凄いのか、神戸大阪をややもって下にみてるのか、奈良と和歌山がどこにあるか解らない、滋賀って寝るとこ?という趣旨の話に終始していました。
おいおい、じゃぁボクは流人が流されるところ扱いじゃないか・・・。
ふと、アストンの前にカローラを置きつつ、ガラスケースのアストンキーをチラっと見せた主人の顔が浮かびました。
まぁ、そんな京都が好きなんですけどね、全くまぁ腹も割らなきゃ胸も開かない、に手も焼いても食えない人たちがいっぱいで、でもそんな場所と人が残ってるのも日本らしくて良いんじゃないですかね。地方の個性あっての日本ですから。
Posted at 2020/09/17 11:17:43 | |
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2020年09月11日
田園調布に家があるけど誰も住みたくもないし、でも値段が値段で売れないし、困っている・・・日本の恐ろしい相続税さえモロともしない富裕層の人がそんな事を言ってました。
田園調布、ほぼ縁がないです。
強いて言えば、かなり昔に知り合いが「田園調布のお金持ちが全然乗ってないサーブがあって、タダでいいらしい」というから一緒に付いて行ったくらいです。
瀟洒なお屋敷にあった、その車は10年だか15年経っているけど密閉式ガレージに住み着いていて、まるで新車のまま佇んでいる雰囲気でした。2000kmしか走っておらず、どこもかしこも新車の風味なのです。
聞いたら、近所のスーパーに行くくらいで、別荘には別の車で行ってるからそれは乗ってない、というんです。別の車ってのはクラシックレンジだった気がします。
新しい車を買うのか知りませんが、とりあえず出さなければいけないので・・・と言うので、とても上品な応接間でお茶を頂くのもそこそこに、ブースターでエンジンを掛けて出発しました。
しばらくして、どうにも不調で「オルタネーターかなぁ、何だろうねぇ」なんて話をしているうちに、そのサーブは止まってしまいました。
結果からすると、あまりに乗らなかった(車検を取って一年半くらいエンジンさえ掛けてなかったのかも)為に、久々に動いたらエンジンがクラッシュするという実に残念な結果となりました。
あれ、どうしたんだっけなぁ・・・そのまま廃車にしたんだか、忘れましたが、何とも田園調布の富裕層は上品だなぁ・・・と思ったもんです。
あれから随分経って田園調布も結構変わったみたいで、空き家であったり、ボロボロになっている古いお屋敷も結構あるようです。そうか、あの時のご夫婦も、あの当時で60手前だったから、今ご存命とすれば80歳前後でしょうから世代交代でもしていないと維持管理はたいへんだろうなぁ・・・。
田園調布は自主規制で色々と縛りがあるので、簡単に立て直しや相続がしずらいようで、困ったもんです。日本の相続税のしんどさが影響をしていると思いますが、下手に門戸を広げるともはや田園調布ではないし、かと言って突っぱね続けると老人が息絶え絶え維持する街になってしまう・・・。
難しいもんです。
街も車も適度に動かさないと腐ってしまいます。
Posted at 2020/09/11 14:47:27 | |
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2020年09月09日
何を買おうか、いや、何が買えるのか、今回は本当に散らかしすぎて解らなくなりました。
レンジローバーオートバイオグラフィというある種の頂点か、S400dという王道か・・・ちゃんとした筋道があったはずが、そこかしこ相談したり見積もりしたり、やっぱりあれ?これか?ん?とかやっているうちに、どれを買うのも怖い、という状況に・・・。
時代が悪い。時代のせいにしているのですが、この症状はどの車をいつ買う時でもあって、どっこいある瞬間に数秒でふっと消え去りその場で電話して買ってしまうのが常なのですが、今回はもう完全に引きこもり状態です。
まぁ確かに世情の影響もあるのですが、アホみたいに安いロッテリア号がいるのも大きいです。
で、散らばり過ぎたあげくに、一番の懸念である内部的突き上げを避けたくなる気持ちが日に日に増した結果、E38の7シリーズかE39の5シリーズとか乗って隠遁したい・・・とか・・・プリウス駆って(苦笑)隠遁したい・・・とか・・・散らかり過ぎている精神錯乱状態を現在迎えています。
そうだ、思い出した、車を買うってのはお金とか以上に色々と疲れるんですよね。精神的に余裕がある時でないと、ほんと手続き出来ないというか、ホント意外と買わないもんなんです。
最近はロッテリアを最後に1.5年くらいは買ってないので、ほんと良い事です。
もうロッテリアでいいや、足はマニュアルのレガシーでも買うか、とか完全なる錯乱状態です。
何を買ってもおかしくない、いつ急に買ってもおかしくない、自分の事なのに他人事のように自分が楽しめます。
恐ろしいですね、コロナウイルスは。
Posted at 2020/09/09 16:42:10 | |
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